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アニメを制する国は世界を制す。安宅和人著『シン・ニホン』を読んで

 私もここ数回のブログでは、いま世の中で流行っている「情報メディアウィルス」、または「反日メディアウィルス」とでも言うべき近況に憤りを感じていたため、かなり尖った言い方で書き綴ってきたかもしれず、申し訳ありません。しかし今回はもうそれを和らげて、日本は今後どのような方向性に行くのが良いのだろうか、と最近考えていたことについて、テイストを柔らかく描いていきたいと思います。
日本がどのようにしていけば良いのか?といった壮大すぎるテーマについては、本来は私が一から独自の案を考えるのは手に余りますので、今いる世の中で私が賢者、賢人と思っている人が書いた本を読んで、「その通りだなぁ」と共感したところがありましたので、今回はそれについて本当に柔らかくかみ砕いたうえで、特に自分も納得したところを中心にお伝えして参ります。

やはり2020年の間はエンタメ業界は厳しいかも。でも2021年になれば回復していくはず

 こんにちは、笹木です。

ここ数回のブログでは「新型コロナウィルス」に関することばかり書いてきましたが、さすがにこちらもそれは疲れてきた感がありますから、今回は明るく楽しく、希望に満ちたことを柔らかく書いていきたいと思います。

とは言っても、最初に少しだけ「新型コロナウィルス」に関して触れていかなければならないのですが・・・(´▽`;;)

・・・さて、最近はようやく気候も暖かくなってくるとともに、ウィルスの活動も抑えられてきたせいか、感染者数や死亡者数も少なくなってきましたね。

ニュースやワイドショーも、さすがにもう悲観的だったり、絶望的で人を恐怖であおるかのような論調ではなくなってきましたが、またいつ感染が再発するか分からないから油断はできない、という風にも言われています。

それと言葉として、最近は「ソーシャル・ディスタンス」から、「フィジカル・ディスタンス」という言葉に言い換えようという動きも出てきているようです。

WHO(世界保健機関)の専門家から、「ソーシャル・ディスタンス」=「社会的距離」という表現だと「愛する人や家族との関係を社会的に断たなければならない」と誤解されかねないので、あくまでも物理的な距離を置くだけだと伝える狙いから、「フィジカル・ディスタンス」=「身体的距離の確保」、人と人とのつながりは保ってほしいと願うということで解説しています。

私としましてはどちらの言葉でも良いのですが、行き過ぎた距離を取る行動によって心まで離れてしまう制約は、やめにしてもらいたいと思っています。

キャラクターとのグリーティングもソーシャルディスタンスとして約2mの距離をとることに(6月4日・USJ)

飲食店でもパーティションを設けたり、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」も6月19日に営業を再開するそうですが、ちょっとこれって悲しいというか、寂しいですよね・・・

これまでも書いてきましたがこのUSJの写真でも分かりますように、特にこの新型コロナウィルス騒動によってダメージを受けているのがエンターテイメント業界や、飲食業界です。

<2020年の年盤図>

そういった楽しいことを司っているのは西の兌宮ですので、そこに今年はトラブル運を示す暗剣殺が掛かっていますから、確かにそうなるでしょうということですが、来年にはこれも外れますから、またイベントやコンサートなども出来るようになっていくのではないかと観ています。

3人組の音楽グループ「いきものがかり」も、今年の9月から11月にかけて開催予定だったアリーナツアー「いきものまつり2020~結成20周年だよ!!お祝いしまSHOW!!!~」の全12公演の中止を公式サイトで発表しましたし・・・。

せっかく結成20周年で気合を入れていたのと、アリーナツアーという大舞台での公演でもあったので、とても残念だと思います。(私は特にファンという訳ではなく、最近のニュースとして、です)

しかも、今年の4月から開催予定だったホールツアー「いきものがかりのみなさん、こんにつあー!!2020~結成20周年だよ!!WE DO!!!~」も、全公演が延期となっていますので。。。まさにこの2020年はエンターテイメント業界にとっては、とてつもないトラブルが襲ってきている状況です。

他にも映画や宝塚など、劇場公演に関することでも延期が相次いでいますので、これは南の離宮の歳破も影響していると思いますが、これも2021年になれば外れますから、きっと再開できるのではないかと観ています。

でも1年、というかあと半年、もう今年も6月になりましたが、半年残っていますのでまだまだ長いですよね・・・。

最近は有名なアーティストたち、たとえば東方神起とか、乃木坂46、ジャニーズ事務所、その他のアーティストたちも、大きなコンサートを「有料ライブ配信」する方向に舵を切り始めていますが、エンターテイメント業界の存続のために収益は大事ですから、ぜひこうした形でこの2020年を乗り越えて頂きたいと思います。

5月24日・15時、韓国の人気デュオ・東方神起が初となるオンラインライブ『Beyond LIVE』を開催し、全世界100カ国以上の国に一斉生配信されました。

では私自身は、今後の鑑定や講座についてのネットの活用はどう考えているかと言いますと、前は確かに、鑑定や講座もネットでやってみようかと考えたこともありました。

それはたとえば最近有名になった、「zoom」や「スカイプ」、「LINE」などのテレビ電話的な形で、です。

あとはそれに先駆けて、「オンライン飲み会」もやってみたことがあったのですが、楽しさはもちろんあるのですが、品質的にはどうしても今一つタイムラグがあるというか、画面を通して話していても「気」が伝わらないというか、手応えとしては今一つだなぁと感じていました。

特に私の関わっている「鑑定」や「講座」は、深い魂の次元の「気(生)=き」を扱う分野でもありますので、直接会ってこそ、話をしている時の間(ま)や、お互いの表情や一瞬の目の動きから気が交流して、こちらの伝えたいこともしっかりと伝わったり、逆にお客様の言わんとしていることや、言葉の奥にある気持ちまでもくみ取ることが出来て、それが相互に行きかって結果的にはとても深い鑑定、または講座になっていると思ってます。

ですので私は、今のネット環境ではまだそこまでの品質が整っていませんので、鑑定や講座はネット経由でというのは考えていません。

いずれ「5G(ファイブジー)」がもっと普及して通信環境が圧倒的に良くなったあと、タイムラグやハウリングが発生しなくてすぐ目の前で話しているくらいにまでなれば、こうした鑑定や講座もやれるかな、とは考えていますが。

そういった回線環境が一般レベルにまで普及するのはもう少しかかると思いますが、もしかしたらそれが整う頃には私も【風の谷】ならぬ、地元の宮城県仙台市に帰って、ゆったりとした空気や自然を楽しみながら、時に畑を耕したりしつつ、占い鑑定や講座を全国の方々とネットを通してやって行けたら良いなぁと、今の夢として想い描いていますが、まだあともう少し、東京でしっかりと頑張ってその基盤を築いていくつもりですので、これからももうしばらく東京でお付き合いください。

新型コロナウィルスに関して、前回までのブログの振り返り

そして今回の本題に入っていきます。

ここ最近のブログでは、「新型コロナウィルス」に対する恐れる気持ち、欧米と同等の恐ろしいことが起きて来るとか、感染者数や死亡者数が爆発的に起きてくるなど、世の中一般ではニュースやマスコミ、政府の専門家会議などが伝えてきて常識と思われている考えや、そこからくる行き過ぎた「自粛」といった行動については、間違った非常識なのかもしれませんよ、ということを載せてきました。

しかし同時に、必ずその際には、安心できる解決策までお伝えしてきたつもりですし、このスタンスは、私の通常の鑑定の際にも同じようにしています。

占いの種類にもいろいろありますが、私の軸としている「気学・方位学」では特に吉方位採りを始めとした、こうすれば良くなる、という大きな開運法が特徴ですので、そこまで必ずセットにして、常に伝えることをモットーにしているからです。

そこでまず、前回までのブログのあらすじを「ごく簡単に」振り返って見ますと、

「新型コロナウィルス」に関しては、東アジア、特に日本は長年継続してきたBCGなど、これまでの歴史の中で高められた自然免疫力があるので、欧米のように爆発的な感染者数や死者数にはならない。

逆にそれが分からず間違った判断で、新型コロナウィルスを「SARS」や「鳥インフルエンザ」と同じくらいの重度な指定感染症にしてしまったがゆえに、日本全体からすれば限られた病床 1.8%しか使えなくなってしまい、そのわずかなキャパを越えないため=医療崩壊を起こさないようにという名目で、あろうことか社会全体を「自粛」「STAY HOME」ということで止めるといった、非常にバランスを欠いた対策に偏ってしまった。

そのあと全体的な閉塞からくる、大きな経済的苦境がこれから予想されるので、「行き過ぎた自粛は逆効果ですよ、我々は気持ちは恐怖に流されず、萎縮せずに明るさを忘れないで美味しいものを食べるなどして飲食店を応援してきましょう」ということをお伝えしてきました。

これまでは七赤金星の表す、エンターテイメント業界や飲食業界、旅行・宿泊業界がまずダメージを負い、これからは九紫火星の表す、病院などの経営危機がやってくる、可能性があります。

ですので私の考えとしては、この新型コロナウィルスに対しての対策は、社会のバランスを欠くくらい、大げさに取り扱わないことが一番です。

すなわち、新型コロナウィルスはほとんどの人にとっては恐ろしいウィルスではないので、まず「指定感染症(2類)」を外して、一部の大病院でないと診られないのではなく、街中の一般の医院でも軽症者は見られるようにすれば、新型コロナウィルスの8割以上は軽症者ですので、そこで少数の重篤者も扱える医療体制を持つ病院は集中してあてがえるようになりますから、医療崩壊の確率は格段に抑えられ、バランスの取れた対応が出来るようになります。

そういった「医療のバランスを取る」ことが解決策となりますが、そうでないと2~3か月後に病院の経営危機が表面化してきます、ということも前回のブログでは述べてきました。

これからのニュースでそういったことが聞こえてくるかどうかもまた、頭に入れておいてください。

・・・これは全く占い鑑定とは関係なかったのですが、あまりにも世の中の非常識が常識となってきていますが、誰かが言わないといけないのでは?と思い、つい言ってしまいました。。。

それと今後については、政府も病院向けの補助金も早く、そして真剣に考えた方がいいと思います。。。これも騒ぎ出してから手を打ち始めるかもしれませんが。。。

本当はまだまだ言いたいことはあるのですが、このブログでそれをやってしまいますと本来お伝えしたい占い鑑定のことから道がそれていってしまいますので、そろそろここまでと致したいと思います。

ただし我々国民も、ただ与えられた環境の中に甘んじるだけではなく、何をどうしていったら、本当に全体のためになるんだろう、という視点だけは常に持ち続けなければいけないと感じています。

それがどういう内容なのか、はもちろん人それぞれで良いと思いますが、特にこれからの未来に関係の深い世代ほど、そうしていかなければならないというのが、今回のブログの、本当にお伝えしたい内容になります。

そして私もこの新型コロナウィルス騒動で我々の受ける影響を考えた後、これからの日本は、そして私たちはどのようにしていくのが最も良い道なのか・・・、ということを考えていた時に、ある本に出会いました。

それがこの「シン・ニホン」という本です。

この本は、440ページもあるかなり分厚い本なのと、最近の私のブログは、「どちらかというと」長めの傾向がありましたので、今日はできるだけ短くしていくために、この本の内容を全部紹介して行ったらきりがなくなりますから、本当のポイント中のポイントに的を絞って、その骨子のみを説明しますので、もっと詳しく知りたい方はこの本を現物か電子書籍で購入してお読みいただくことをお勧めいたします。

「シン・ニホン」を読んだ感想

まず、この本を書いた、安宅和人さんは以下のような経歴を持つ、「超絶」すごい方です。

東京大学 大学院 修士
マッキンゼー(アメリカに本社を置く大手コンサルティング会社)に入社
イェール大学で、脳神経科学 について研究。
マッキンゼー にまた戻って、

そのあと現在は、
ヤフーCSO(戦略に関する責任者)
慶応大学 教授
政府からの要請で教育内容の検討、

ひとり「産・官・学」といったことをやっている、ハイパーな方です。

そういったすごい方が、その前の数年間で個別の講演で話してきていたことを形に残して伝えないと、せっかくの日本への提言が時間切れになってしまう、ということで多大なる時間とエネルギーを使ってまとめ上げたのがこの本です。

「シン・ニホン   AI×データ時代における日本の再生と人材育成」

11万部突破!熱いコメント、続々!

「間違いなく名著だろう。 今読めて本当によかった!」

「読みながら何度か感動して手が止まった。日本、会社に対して漠然と諦めの感情を持ってしまってる人にはすごく刺さると思う。 20代でこの本に出会えてよかった。」

「ほぼ確実に到来する未来を予測して終わるのではなく、日本の勝ち筋を導き出し、個人はどうあるべきか、教育はどうあるべきかを丁寧に解説してくれている。」

・・・といった感想は、まさに私もその通りだと思います。

そしてまずこの本のタイトル、変わっていると思いますよね。最初に言ってしまいますと、実はこの「シン・ニホン」のネーミングは、「シン・ゴジラ」、あとは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」から来ています。

安宅さんはこんなにすごい人なのに、本の中にもご自身の考えている地方再考の説明として「風の谷」という言葉も出てきていますので、かなりアニメが好きな人なのかも、という風に思いました。

ではここから本当になるべく簡潔に、でも必要なところは極力漏らさずに、この本の内容を短くまとめていきたいと思います。

「シン・ニホン」というタイトルですが、 サブタイトルとして、「AI×データ時代における日本の再生と人材育成」。帯には、「この国はもう一度立ち上がれる」とあります。

つまり、

シン・ニホン=これからの新しい日本のために。「AI×データ時代における日本の再生と人材育成」といったことがやれていけば、今の日本はオワコン(終わったコンテンツの略。「もうブームが過ぎて旬ではなくなってしまった」という意味)だけど、「この国はもう一度立ち上がれる」ということです。

それが本の中で豊富なデータに基づいた納得の話の展開とともに、これからの日本がどうすれば良いか、ということが述べられています。さすがマッキンゼーで鍛えられた一流のコンサルタントです。私はそれを短くお伝えするために、いくつかのポイントにまとめてみました。

今の日本は終わっている(オワコン)。でも心配いらない。成長ポイントを刺激さえすれば=「日本が再び世界に勝つための作戦とは?」という、今の日本の壊滅的な現状からの、再生への提言が書かれています。

以下、要旨を箇条書きにしていきますと・・・

この国は実は、スクラップ&ビルド、破壊からの再生でのし上がってきた歴史があり、今度も立ち上がれる<はず>。

特にこの15年、世界の中での日本は「一人」負け続け状態。

昔はまさに日の出の勢いで、世界で第2位のGDPの時もあったのに、今の日本が調子が良い、と感じている人はまずいないのでは・・・。

なぜなのか?それは世界のゲーム形式が変わったから。

例えば野球からサッカーになったかの如くに。その変化のきっかけが「WINDOWS95」の発売の頃。「情報産業革命」が起きた。完全なゲームチェンジ=日本が得意なモノづくりから、まったく新しい情報・新技術(データ×AI)になっていった。

世界の大企業の変遷が、産業構造と利益を生み出す仕組みの変化を物語っている。

トヨタ・ソニー → GAFA(ガーファ:Google・Amazon・Facebook・Apple)、 BATH(バス:中華人民共和国を代表するIT企業4社、Baidu(百度、バイドゥ) ・Alibaba(阿里巴巴集団、アリババ)・Tencent(騰訊、テンセント)・Huawei(華為技術、 ファーウェイ)の総称)、へと。

ゲーム形式が変わったのに、それに日本はついて行けず、世界で唯一ほぼ成長していない国。まだ行き先が分からずに、今も過去の栄光の余波で、それほど落ちはしないが漂いながら浮かんでいる。

こうした現状を見ると、実は幕末の黒船来航以来の衝撃的ピンチ。「過去の成功体験」が、時代に合わせた変化に向かうための、国のかじを切る邪魔をしている。

しかしこれまでも日本は、何回もピンチを迎えてきたが乗り越えてきた。元寇襲来、明治維新、第二次世界大戦、など。

では今やることは?まずは正しい現状の分析。それが出来れば、今後の正しい努力の方向性が見定められる。

物事には「フェーズ」=「段階、局面、時期」がある。それで産業の進化の構造を見ていくと・・・、

これまでの<ものづくり>に関しては、産業革命=18世紀半ばから19世紀にかけて起こった一連の産業の変革からの流れ、がつい20年ほど前まで続いていた。ものづくりの時代。

<ものづくり>に関しては、

第1フェーズ 新技術の開発: 電気・蒸気機関車
第2フェーズ 応用: テレビ・自動車
第3フェーズ エコシステム構築: ファミコン・ウォークマン・新幹線・鉄道システム

ここに関して、日本は黒船来航、明治維新までは全く新しい技術は開発していなかったのだが、そのあと急激に富国強兵、欧米に追い付け追い越せ、で追い付き、ついには高度成長期には「世界のソニー」など、日本製品の優秀さ、TOYOTAの車の信頼性の高さ、などとして、世界の中で1番のモノづくりの地位に輝いた。

しかし1995年以降、もはや新しい産業革命の時代に入っている。

それが「情報・新技術(データ×AI)」。大きな時代の転換点に入ってきている。情報産業革命とでも言うべき時代に。

この情報産業革命の第1フェーズでは、GAFA(ガーファ)を擁するアメリカが圧倒的に主導権を持って、勝って来ている。アメリカ、さらには中国、インド、韓国なども、それに追随している。

さらにもう一つ。この情報産業革命、完全なゲーム形式のチェンジが起こっているのだが、この「データ×AI」は、1位のところが圧倒的に先行者メリットを享受するという特性がある。だから余計に日本は遅れが目立っている。過去の成功も足を引っ張っている。

ただし日本は、「もとから」第1フェーズは苦手、やったことが無い国という特性もある。

過去を観てもそう。たとえば仏教も、インドで発祥して、中国を経由して、日本が遣隋使や遣唐使で採り入れてきたのだが、現在では日本で最も大きく栄えている。真言宗、天台宗。さらには鎌倉仏教でも6つの宗派が出来て、それぞれ日本人の日常と溶け合って、現在まで共存している。

他にも発祥した国ではもう廃れてなくなっていても、日本で残って花開いている文化も多い。

日本は第1フェーズは苦手な国だが、第2、第3フェーズに関しては突出して強く、それはこれまでの歴史の中でも証明されていて、実際に高度成長期には大きく伸びてもいた。

なので現在もあきらめる必要はない。明治維新からの流れを思い出せば良い。どちらかと言えば戦ってもおらず、どう戦っていいかも分かっていないといった、不戦敗な状況。

現在は「情報産業革命」の、第1フェーズの終わりの時期。ここまでは日本にとっては苦手な段階だったので、この結果であることもある程度は納得。

これから第2フェーズに入っていく。そこからが日本のもともと持つ優れた力が発揮されて行く<はず>。

ではその第2フェーズに備えるために必要なことはなに?最も大事なのは、「意識革命」。これまでの成功の意識は、

× 国内・ベテラン・モノづくり
〇 世界・若手・データ×AI

だったが、今の日本のよくないところを完全に取っ払わない限りは、次のフェーズには行けない。そのキーワードが、「出口産業×妄想力」。

出口産業とは、過去の優れた日本の持つ財産、努力の結晶とも言える資質。車、家電、ロボット、鉄、建築、土木、計算機(スパコン)など。まさに「ものづくり」に関するところ。

そして妄想力とは、アニメ力。「攻殻機動隊、アトム、ドラえもん」など「過去」に書かれたもので現在のこの「未来」を予測していた優れたマンガやアニメもある。そういった、アニメの中に見られる想像力、妄想力がとても大事。むしろ成功のカギ。

なぜなら今は一見不可能、そんなこと無理、と思えるようなことも、数年後には実現してしまっている時代。いったい10年前に誰が、今のスマホがここまで進化していると思っていたことか。

この道なき道、想像さえできにくい、早い進化のスピードの先にある未来を切り拓いていくのが、果てしない想像力、妄想力、アニメ力、とも言える。

日本は第1フェーズはダメだが、第2フェーズ、第3フェーズからものすごく力を発揮していく国民性。現在は、第1フェーズの終わりの時期から第2フェーズへ入り始めの時期。第1フェーズが終わる時期とは、新しく開発された製品が一般に普及したころ。

スマホもほぼ普及し終わった。ネット環境も。Google、Amazon、Facebook、Apple、それぞれのサービスも、第1フェーズとしてはこなれた形で一般に普及してきた。

次はそれらを組み合わせていく第2フェーズの段階に入る。

たとえば「Amazon Go」。「レジに人がいない無人AIコンビニ」。スマホを携えて店舗に入るだけで簡単、スムーズな商品の決済を可能にしている。

Uber(ウーバー)も。自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ。

これらは第2フェーズの段階。日本はこの「応用」の段階から優れている国柄。

しかしそれを邪魔しているのが、過去の成功体験。

× 国内・ベテラン・モノづくり
〇 世界・若手・データ×AI

匠の技術、国内の叡智を結集して、モノづくりで日本の栄光を再び、という考えは完全に時代が変わっているので、もはやムリ。こうした過去の成功体験を持ち出して来て、未来に対する話をジャマするおじさんのことを、「ジャマおじ」という。

明治維新が成功したのも、全部江戸時代の流れをいったん断ち切り、潔く変えたから。たとえば刀を下ろし、ちょんまげを落とし、若手中心、伊藤博文など若い人たちが留学して、海外の知識を採り入れてきたから。

あとは改革時には、若手中心。長州の人材を多く育成した、吉田松陰も29歳で死んだ。みんな明治維新を推し進めた人たちは若かった。

第2フェーズ、データ×AIの上に、サービスや物を作っていくとはどういうことか?

それは、もう出来上がっている世界プラットフォームの、Google、Amazon、Facebook、Apple、などをまずはドンドン使って、そのサービスを活用した上に応用を考えていくこと。

それらはドンドン使って良い。使い倒していく。今さら新しくGoogleやAmazonを作るということではない。

それらのデータを使って、何に応用していくかという「出口」産業(車、家電、ロボット、鉄、建築、土木、計算機(スパコン)に活かしていくということ。日本は90年代まではトップランナーだったので、そのメリットは活かせる。

そうした出口産業と、データやAIを組み合わせる時に必要なのが、「妄想力」。ここが最も肝心なところで、そこが日本は優れている。

アニメで、ドラえもんなどはその典型。

ドラえもんの歌で、「こんなこと良いな、出来たらいいな。あんな夢こんな夢いっぱいある―けどー♪」というのは聞いたことがあるはず。

もうすでに、翻訳こんにゃくなどは、「ポケトーク」という翻訳機として実現している。

他にも優れたアニメはたくさんあり、世界の中でも、日本のアニメは優れているということは知られている。つまり日本はその想像力、妄想力がハンパではない国民性。

なにしろ日本人はアニメに関して、3歳くらいから英才教育を受けてきているのだから。

これからの未来は、だれも予測できないくらいの指数関数的な爆発的スピードで進化を遂げていく時代だから、そういったときに一番必要なのが想像力、妄想力。

なのでこの最高の資質を、最大限に活用していけば、日本はこれからものすごく伸びていける<はず>。

しかし足りないものがある。それがデータやAIを活用できる、若い人材を育成していく予算配分。

今の日本は、お金がない訳ではない。100兆円くらいの国家規模の予算がある。

ない訳ではないが、ただ内訳がおかしいだけ。

× 社会保障費と医療費=高齢者 過去の栄光に対して手厚く支払われている。国家功労者、引退者向け。

そこにどれだけエネルギーを投下しても、未来には何も生みださず、消えていくだけという性質のもの。

これを

〇 若手向けと未来に対して投資する。教育×研究・開発

に切り替えていく。

今の日本の状態を家族に例えると・・・

おじいさん・おばあさんは、タップリと豪勢な食事を摂っている。お父さん・お母さんは、ちょっとのお小遣いをおじいさん・おばあさんからもらって暮らしている。子供たちは、めざし1匹を食べながら、震えている状態。

そういう国になってしまっている。なので目を覚まさなければいけない。

「ジャマおじ」がその変化を妨げている。まだ国内で行ける、ベテラン、モノづくりで行ける、という風に意識改革が出来ずに、正しい未来への変化を邪魔している。

今こそ、これからの変化のため、教育×研究・開発に予算を配分していくべき。

さらには今の教育で創っている人材像自体も古い。「ジャマおじ」と同じ人を作っても意味はない。

今から必要なのは第1フェーズの人材ではない。データ×AIを活用できる、第2フェーズに活きる人材。そこを作っていない。予算も配分していない。

教育×研究・開発の予算は、

アメリカ 1.3倍 > 中国 。 中国 3.7倍 > 日本

アメリカは中国の1.3倍の予算。中国は日本の3.7倍の予算。あまりにも日本は、配分している予算が少なすぎる。だから現状、さらにどんどん離されている。

未来への投資ではなく、過去へのご褒美に予算を手厚く配分している国、それが日本。

これを言うと、必ず反発が来る。

高齢者からはぎ取る気か?これまでの日本を築いた功労者に報いる行為を台無しにするのか?と。いや、そうではない。

2020年の社会保障費は、約35兆円。社会保障費とは、年金、医療保険、介護保険、雇用保険、生活保護などの社会保障制度に関する費用。そこに国が生み出した価値の約1/3が投下されている。

全部振り向ける必要はない。4兆も5兆も振り向けるというのではない。そんなことはまるでやる必要はないし、そんなつもりはない。

ホンの2~3%で良い。ほんのちょっと、いまダブついている部分から予算配分を未来に振り向けるだけで良い。まずはその未来、そして新しい人材像と教育のために投資するという意識改革と共に。

風の谷について

というのが、おおよそのシン・ニホンの骨子になります。

そして最後に、安宅さんは興味深いことを言われています。

これらの日本が再生するためのビジョンを推し進めながらさらにその先には、「自然と共に生きる美しい未来は作れないか?」、それが<風の谷を創る>というビジョンです。

「風の谷」とは何か?といいますと、これもまたアニメの中からの言葉です。

風の谷というのは、宮崎駿監督が生み出した映画作品の一つ「風の谷のナウシカ」(以下ナウシカ)に現れる一つの心の原風景のような集落です。

そこに描かれる未来は、現在とは似ても似つかぬ世界で、もうほとんどの空間は人が住めるようなところではなくなっています。巨大な菌類に覆われた”腐海”という、人間や大半の生命体にとっては毒まみれの極めて危険な空間になっています。

腐海では、その毒性に耐えうる巨大な蟲(むし=オーム)たちが謳歌していて、人は腐海に覆われていない限られた空間に暮らしています。そもそもが人類の文明が発達しすぎて、バイオテクノロジーとロボティクスを組み合わせたような巨神兵という破滅的な兵器が世界の殆どを焼き尽くし、それから千年ぐらいたってしまったあとの話、という設定です。

ただし風の谷は、腐海の風上にあり、つねに海からの風が吹き込んでいるために腐海の毒に覆われてない、そんな場所として描かれています。

安宅さんの言葉によると・・・

「人間はもっとデータ×AIの技術の力を使えば、自然と共に豊かに、人間らしく暮らすことが出来る空間を生み出せる。経済とテクノロジーが発展したいま、我々は機能的な社会を作り上げることに成功したが、自然との隔たりがある社会に住むようになり、人間らしい暮らしが失われつつある。これは現在生きる我々の幸福だけの問題ではない。これからの世代にとってのステキな未来をつくるための課題でもある。「風の谷」プロジェクトは、テクノロジーの力を使い倒し、自然と共に人間らしく豊かな暮らしを実現するための行動プロジェクトである。」

では「風の谷」はどんなところか?

人間が自然と共存する場所である。ただし、そのために最新テクノロジーを使い倒す。
その土地の素材を活かした美しい場所である。ただし、美しさはその土地土地でまったく異なる。
水の音、鳥の声、森の息吹・・・自然を五感で感じられる場所である。ただし、砂漠でもかまわない。
高い建物も高速道路も目に入らない。自然が主役である。ただし、人工物の活用なくしてこの世界はつくれない。

テクノロジーの力で人がいない問題は大半が解決できる、、、郵便局、モノのデリバリー、人の移動、異常の検知。人間はもっと技術の力を使えば、自然と共に豊かに、人間らしく暮らすことが出来る空間を生み出せる。
定住する必要はなく週末だけとかでもいい。いない時はテクノロジーにメンテしてもらえばいい、自動走行車は、道に関係なく動けるトラクターとかが必要になるかも。
「風の谷」は1つではない。いくつも、恐らく日本だけで1000を超える「風の谷」を創るポテンシャルがある。世界にも。しかも思想を共有しつつも多様に広がりうる。
Scrap and build。古い集落は地縁、血縁、風習が強く、このような新しい取り組みをやるには膨大な調整が必要。、、、廃村間際の空間で一度ゼロベースにしてやり直す。

「風の谷」が大切にする精神

自然と共に豊かに人間らしい生活を営む価値観。ただし、「人間らしさ」は人ぞれぞれである。
多様性を尊び、教条的でないこと。ただし、まとまらなければならないことがある。
コミュニティとしての魅力があること。ただし、人と交流する人も、一人で過ごしたい人も共存している。
既存の価値観を問い直すこと。ただし、現代社会に背を向けたヒッピー文化ではない。ロハスを広げたいわけでもない。
既得権益や過去の風習が蔓延らないこと。ただし、積み重ねた過去や歴史の存在を尊ぶ。

●さいごに

「風の谷」は観光地ではない。ただし、観光客が来ることを拒まない。
「風の谷」は風の流れがあり、匂いや色彩の豊かさを五感で感じられる空間である。ただし、谷がなくてもいい。

・・・ということです。これを安宅さんは「開疎化(かいそか)」された社会、という言葉で言われています。

「開」かれているけれども、「疎=まばら」な社会、と。でもこれって、コロナ後の今の世界の姿が少し近づいてきていると思いませんか・・・?

この本が出版されたのは、2020年2月20日でした。発売当初から評判になり、爆発的に売れていったのですが、それは今後の日本に対しての精密かつ大胆なビジョンによるものでした。

しかしそのあと3月以降から、新型コロナウィルス騒動が大きく取りざたされてきました。

それによって社会はテレワークなどのネットを通した連絡が主になり、密を避けるようにもなりましたが、それがあたかも風の谷のナウシカの世界のようだということでもまた、別な角度からこの本が売れるという現象が起きました。

腐海の毒は新型コロナウィルス。ナウシカの世界の中で点在している村は、ネットでの連絡を取るようになった我々の社会。

そのように、世の中を多様な角度から分析してくると、そこから導き出された結論は、まるで予言のように今の世の中に起きることを言い当てることもある・・・と私は思いました。

いま我々がやることは?

ここまで「シン・ニホン」を読んできましたが、この本を読み進めるほどに、安宅さんという人はさすがマッキンゼーという世界の大手コンサルティング会社に勤めていただけあって、一流のコンサルティング力があり、それを豊富な説得力あるデータをもとに、今後の日本の未来がまた再生するために、ご自分の時間を大いに費やしてきて至った結論をこの本に形としてまとめてくださったんだなぁという風に感じ、ビジネス書なのに感動的な物語を読んでいるように胸が熱くなり、こみ上げてくるものがありました・・・。

この本の中では、今の日本が巨大なレガシーコスト、過去の功労者・引退者層へ向けてエネルギーがあまりにも多く投下され過ぎている姿が描かれていましたが、私もそれを、この数か月の新型コロナウィルス騒動でも同じように感じられたことがありました。

誤解されないように捕捉しますと、もちろん命は大事ですが、その救い方も大事。つまりより大きな全体を見た上で、経済的な死者を出さないようにすることも大事です。

感染症の専門家の意見も聞いたら、経済の専門家の意見も聞いて、政治家はどちらかの言いなりになるのではなく、強いリーダーシップで両方の角度から見て最もバランスが取れた方法を取らなければいけなかったのではないか、と今になって思います。

専門家とは、その領域に関してはプロフェッショナルですが、いわゆる「専門バカ」になる危険性もあるからで、ある一つの角度からだけ物事を観るのは非常に危険であるということは皆さま、特に仕事をしている人はお分かりのはずです。

それを感染症の専門家が国家の対策までほぼ決める形で、行き過ぎた自粛、についてそのあとに起きる経済的な壊滅的打撃は何も考えず、目の前の感染者数だけを見て右往左往し、振り回され、感染症の専門家の言う通りに動き過ぎるのはどうなのか、というのを感じたということです。

実際は新型コロナウィルスは【われわれ日本人にとっては】そこまで大したことがないのと、この2~3か月、日本で最も「医療が逼迫している」と言われていた時期でも、検査対象者を絞った上でPCR検査をしていてもその陽性率はたった10%以下だったので、指定感染症を扱える以外の病院も総動員して対策した方が重篤患者を効率よく治療することが出来たのでは?

そのバランスを欠いたが故に、これから日本中の病院が経営的危機となり、それこそ破綻するような大変なことになるかも、ということを前回のブログではお伝えしました。

もちろん目の前の命の危機を救うことは最優先でしたので、これ自体は悪いわけではありません。ただしやり方のバランスが偏り過ぎただけ、ということです。

ここから見えて来たこと、それはこの日本は現在は、高齢者の方々向けの政策や考え方、税金の使い方、または目の前だけを救うために全体と未来を犠牲にしたやり方を非常に多い割合・比率で行っている国なのでは?ということでした。

そこが「シン・ニホン」に書いてあったことと重なったので、今回はこの本の力をお借りして、私も同じことを感じていたというのを、お伝えさせていただきました。

私の場合は、この一連のコロナ騒動を見て、日本全体の持つ問題点とその根本にある考え方、目先に流されやすい国民性が偏ったバランスのこの国の現状を作っている、ということが見えてきたとでも言いましょうか。

それ故に時に、筆が滑り過ぎたり、言葉が熱くなったこともありました・・・。

しかしだからと言って、何かをバッサリ減らしたり切るのではなく、どんな組織でもそうですが、マネジメント努力によって数%、特にこのシン・ニホンで述べている未来型教育への投資のため、現在の予算の2%強ほどを各部署の改善により捻出するというのは、どんな組織でも出来ていることですが、自助努力の範疇では充分過ぎるくらいにできることですので、それを言っています。

無理なことではなく、この本では可能なレベルでの提言をしてくれているということで、私もその通りだなと思っています。

そのためには、むしろ意識改革の方がはるかに大事です。

やはり最後は人でも会社でも国家でも、結局はビジョン、理念、根本の考え方こそが大事なんだなぁということを、改めて確信を深く致しました。

ではとりあえず、私たち一人一人が目の前の行動を取る際には、どうしていけば良いのでしょうか?

「データ×AI」の勉強と言っても難しいですから、まずは一番最初のとっかかりとしては、GAFA(ガーファ:Google・Amazon・Facebook・Apple)が提供するサービスをどんどん使ってみて、触れていくということで良いのではないかと思っています。

このシン・ニホンの中では、現在はもう第1フェーズは終わって第2フェーズに入り始めているので、いまさら第1フェーズのことを我々が一から作り上げるのではなく、それを使い倒しながら「妄想力=アニメで培った想像力」で、「出口産業=日本の優れたモノづくりで作り上げてきた様々な産業やモノ」と結びつけて、新たなるサービスや活躍の仕方を考えていくことを述べているからです。

① GAFA(ガーファ:Google・Amazon・Facebook・Apple)の提供するサービスを使い倒して、我々がこれから使っていく「道具」に詳しくなっていく。

② アニメを今よりももっと見たり聴いたりして、自分の妄想力をたくましく鍛え上げる。

ということをやっていくと、きっとそれらの要素がさらに成長していったとき、ふと「こんなこと良いな、出来たらいいな♪」的な発想が閃く可能性も高まるのではないでしょうか?

となると次は、最近のアニメをもっと見る、ということがカギになってくるかもしれませんね。(^_^;)

自分の最近のアニメの閲覧状況

ところで貴方は最近、アニメは見ていますか・・・?

私の方は、最近はあまり新しいものは見れていない感じです。

ただし最近は、ということですので、ちょっと前までは時間がある時には見たりもしていました。

特に私も、今は占い鑑定という精神世界の領域を専門としていますので、それに近い分野としては魔法とか魔術、というキーワードが含まれているアニメは観るようにしていた時期がありました。これまで見て面白かったのは以下のアニメです。

Fate(フェイト):エクスカリバーで有名なアーサー王など、その他の人類史の英霊を呼び出して、すべての願望をかなえる「聖杯」をかけて、7騎のサーバントが最後の1騎になるまで争う聖杯戦争を描いた物語。

魔法科高校の劣等生:体系化された魔法を扱う職業「魔法師」を養成する架空の教育機関「魔法科高校」を舞台とした学園バトルアクション。

魔法少女 まどか☆マギカ:願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に描く。

「Fate」「魔法科高校の劣等生」「魔法少女 まどか☆マギカ」ともそれぞれかなり面白かったですし、自分の中の想像力、空想力、妄想力を広げるのにも、かなり役立ったと思います。そういった全く自分では予期できない奇想天外な世界観というのは、見ることによって自分の内面の世界も大いに広げてくれるからです。

あとは最近有名になった、「鬼滅の刃」も本当は見たいのですけれども、いったん見始めると、時間が相当かかるかも・・・、と思ってまだ躊躇していました。

世の中の評判としては、そーとー面白いようですけどね。。。

あーでも時間が~って、言ってちゃいけないんですよね!見るときは一気に見るくらいでないと!

最近の私は、本当にテレビを観る時間も少なくなってきてしまったので、具体的には例えば、みちょぱとゆきぽよの違いも、よーく見ないと分からないくらいにテレビの知識も衰えてきていましたので・・・。

<みちょぱ>

<ゆきぽよ>

あー、ホント最近の自分は、なまってきてます。昔はあんなにテレビを観ていたのでこんなことはなかったのに・・・。

・・・なんだか話が最初と変わってきてしまいましたが・・・、要は今回のブログの結論としては、やはり人も会社も国も「バランスが大事」ということです・・・。

それが間違った方向に偏ってしまうと、あとから大変なことになってしまうからです。

荒療治をしなければいけなくなる前に、早めに気づいて手を打っておけば、あたかも高速道路で1キロ先に障害物があったとしても、いまチョッとハンドルを動かすだけで、ゆっくり余裕で進路変更はできますが、もしも目の前50メートルで進路変更しようとなると急ハンドルを切らなければいけなくなるかのような。。。

今ならまだ間に合う。これからがこの日本が最も得意とする第2フェーズの入り始めですので。ただしそのためには、いったん現状を正しく分析した上で、正しいバランスに整える必要もあるということです。

過去に対してエネルギーを過分に投下しても、それは何も産み出さず消えていくもの。未来の世代も却って苦しくしてしまうことになりますから。しかしこの日本を築いてくださった方々への感謝の想いをなくするわけでもありません。

今回の新型コロナウィルス騒動のように、目の前に一見して危機が訪れてきたとしても、あわてず騒がず、目の前を救おうとするあまりに全体に苦しみを掛けても良いという風になることなく、目の前のリソースを過剰に投入しすぎることもなく冷静に考えていけば、未来に対しても本当に良いバランスで、結果も良い方向に導ける方策が浮かんでくるはずです。

それを私は、通常は干支と九星を活用して未来を読み解いてお伝えしていますが、そのように最も深い部分から変えていくことが、実は人も組織も国も、一番開運には確実で近道な方法だからです。

これからも私たちが住んでいて活かされているこの日本の行く末のことも考えながら、まずは自分が頑張ることで、この国や、身近なコミュニティの方たちの幸せにもどうすれば結びついていくか。という自分も幸せ、周りも幸せ、ということを忘れないようにしながら、目の前の日々の行動を行っていきたいですね。

最近の私のブログは、多少トゲトゲしていたかもしれないと反省していましたので、今回のブログでは柔らかい雰囲気になるように意識してきましたが、いかがだったでしょうか?

ただしやっぱり熱くなってきたので、本当は短く終わらせるつもりのこのブログのボリュームも、実はここ最近の中では一番長くなってしまいました。。。o(>▽<)o

はー 、でもこれでなんだか、お伝えしたいことを全て書けたので気持ちがスッキリしました。

このシン・ニホンは、一流のコンサルタントが日本という国に対して書いてくださった、おそらく今後の日本の進み方については最強のビジネス書ですが、精神的にもその日本を思う熱い気持ちが本当に感動させてくれる、未来の発展のための素晴らしい処方箋だと思っています。

ここに書いてあることは近々には、つまり2~3年の間にすぐに全部実現できるものではないと思いますが、それでも第2フェーズの進行とともに、おそらくは5~10年という単位で徐々に時が経つほどに浸透していき、最初はゆっくりでも、あとになるほどに早いスピードでこの未来が実現されて行くと私は信じています。

そのためにいま自分が出来ることは何か?まずは「妄想力」を鍛えて、この不可能が可能になる時代のスピードに感性がついていくように準備しながら、皆さまのお役に立てるものを考えて、出していくことですね。

ではまずは私も自分へのチャレンジで、「鬼滅の刃」を観るところから始めますか(^ ^)

もちろんそれだけではなく、そこで培った「妄想力」を、今の自分が持っているであろう何か優れた資質である「出口産業」と絡めて、良いサービスが提供できるようにも模索していきます。

では今回は、シン・ニホンの中で著者の安宅和人さんが、本の最後に書いていたのと同じ言葉でこのブログを締めくくりたいと思います。

さあ、行動だ。

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