九星気学
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九星気学の最大の長所は、起きてくる現象を九星の象意によって細かく見ることができる点

九星気学は、東洋の方位学の大切な土台です。自宅など方位を観る基点を中心に置き、そこから八方位に線を引いて、それぞれの方位にどのような星が廻っていて、そこに行くとどんな方位の力が働き、どんな現象が出てくるのかを観る占術です。
九星気学が特に優れているのは、その方位に行くとどんな「現象=象意」が起きてきやすいかを、きめ細かく観られる点です。これは私自身のこれまでの20数年の経験から観ても、間違いなく九星気学の大きな特長です。
もう一つの偉大な精度 ― 凶方位は、本当に当たる
そしてもう一つ、九星気学には偉大な精度があります。凶方位です。
五黄殺(ごおうさつ)、暗剣殺(あんけんさつ)、破れ。こうした凶方位が実際に災いとして働くことは、私も数え切れないほど確かめてきました。凶の気は、どなたの体にも障るからです。
ですので、まず五黄殺・暗剣殺・破れを外してから方位を選ぶ、という九星気学の視点は、そのまま現代でも通用する叡智です。これにより、少なくとも良くないことが起きてくる凶方位を避けることができます。
では、吉方位はどう探すか ― 方位の吉凶は、干支が司る
ここからが、九星気学に「一段」を加えるお話です。
東洋の暦では、2026年の丙午(ひのえうま)一白水星(いっぱくすいせい)中宮年のように、年も月も、十干・十二支・九星という三つの気が重なってできています。十干は天の気として心に、十二支は地の気として体に、九星は人の気として、目に見える現象に働きます。九星が担当しているのは、この三層のうち、いちばん表層の「現象面」です。

だから、九星は「どんな現象が出てくるか」を観るのにはものすごく優れている。一方で、その現象がご自分にとって吉か凶かは、九星の奥に流れている「干支=十干十二支」を観てはじめて分かります。吉の気は、その方の命式に合ってはじめて力を発揮するからです。生まれた年の本命星だけで選んだ方位で吉効果が出るのは、その方位の干支まで偶然に吉と重なっていた時、ということになります。
ではどうすれば良いかというと、命式中の十干十二支を分析し、いまどんな干支が10年単位の運勢=大運と、1年単位の運勢=歳運で巡ってきているかを加味して総合的な今の運勢を判断した後に、いま自分にどんな気があると追い風を吹かせることができるかを、四柱推命で観て方位にも当てはめていきます。
そのようにして、自分にとって良い吉方位の気は、干支で探して採っていきます。良い気の巡っている方位と時期を見定めて、吉方位旅行や引っ越しでそのエネルギーに身を浸してくると、大自然のエネルギーを、大きく採り込んでくることができるのです。
平安時代や江戸時代は、日本の歴史の中で300年前後も安定した時代として続きましたが、これは「都の引越し」を上手く活用したり、都の中での地理風水による気の流れを整えて、政権の安定を築いてきたという側面があります。明治時代が世界の列強と対等以上に渡り合えたのも、明治天皇の京都から東京への遷都が吉方位だったから、という観方もできます。
九星の説明









一白水星 水気が対人関係や愛情方面、物事を深く考える方面に働きます。ですのでこの星を吉方位で採ると物事を深く考えるようになるので軽はずみなことをしなくなります。
二黒土星 堅実さを後押しする土気が営業の安定、家庭の安定、地道な基盤を整える方面に働きかけます。ですのでこの星を吉方位で採るとよく働くようになり、物事を堅実に整えそして安息が得られるようになります。
三碧木星 若々しい木気が忙しさや新しく物事を始めるのに良い運気を運んできます。ですのでこの星を吉方位で採ると新しいやり方や道に気がつき希望が湧いてきます。その結果忙しくなり商売などが繁盛します。
四緑木星 成熟した木気が交際、信用、結婚などの「縁」に作用をもたらします。ですのでこの星を吉方位で採ると評判がよくなり、その結果商売や人間関係、結婚に関してうまくいく後押しの追い風が吹いてきます。
五黄土星 この星は吉方位にはなりません。非常に強い土気が物事を腐らせる作用として働くからです。しかし同時にその中から創生、産み出しの働きももたらします。創造は破壊がないとできないようにそれらは表裏一体の働きを司ります。
六白金星 堅固な金気がトップとしての力量や強いやる気をもたらす方面に働きかけます。ですのでこの星を吉方位で採ると目上から引き立てられ上司や主人、神仏などから加護を受け味方をしてもらえ大きな勝負が出来るようになります。
七赤金星 明るく喜びのある金気が飲食や恋愛、金運を豊かにする方面に働きかけます。ですのでこの星を吉方位で採ると心が落ち着き、明るく穏やかになった後に現実面での喜びをもたらします。
八白土星 山の土気が変化を後押しする方面に働きます。ですのでこの方位を吉方位で採ると現在の状況から脱し、トラブルや問題点に関して改善する気運が働きます。また蓄財運も司ります。
九紫火星 火気がインスピレーション、善悪を見抜く方面に働きかけます。ですのでこの星を吉方位で採ると対人関係、取引、交際などあらゆるものに関しての善悪をしっかりと見極められるようになります。
九星気学の吉方位 凶方位の出し方
1、自分の本命星を出す
2、相生相剋の図で、木火土金水の中で自分のグループにエネルギーを与えてくれるグループは大吉の生気(せいき)、同じグループは比和(ひわ)、自分がエネルギーを与えるグループは小吉の退気(たいき)、として吉方位の星と見ます。

たとえば二黒土星でしたら、土にエネルギーを与えてくれる火のグループにある九紫火星は大吉の生気であり、同じ土のグループにある八白土星は中吉の比和、土がエネルギーを与える金のグループに属している六白金星と七赤金星は退気の小吉の星として見ます。
3、そこから凶方位を外して残ったのが吉方位となります。
ただし年盤・月盤上で五黄土星が巡っている方位は五黄殺、五黄殺の反対側は暗剣殺、自分の星が巡っている方位は本命殺、自分の星の反対側は本命的殺としてみます。
これは生まれた年の本命星、つまり「年」の要素で観る方法です。年の要素の影響は間違いなくあります。そして、そこに月・日・時間の要素まで加えて観ていくと、精度はさらに格段に高まっていきます。ちょうど、運勢を観るときに年だけでなく月や日まで観るのと同じことです。
私の20数年の検証から言えることは、こうです。五黄殺や暗剣殺などの凶方位の判断は、九星気学でよく当たります。そして行った方位に巡っていた九星は、現象面として確かに出てきます。その現象がご自分にとって吉と働くかどうかまで観たいときに、干支の出番が来るのです。干支で観れば、凶方位を除外した中に残っている真の吉方位を探し出すことができますし、もしどうしても凶方位に行かなければならないときにも、凶意が軽い時期や、まだ凶作用が少ない方位を分析することもできます。
九星気学のこれから ― 私の考え

占いの世界には、九星気学についてさまざまな立場や流派があります。その中で私自身の結論を申し上げますと、九星気学は間違いなく「ある」と断言します。
ただしその担当は、吉凶の判別ではなく、行った方位の「象意=出てくる現象の形」です。そして、その確かに出てくる象意がご自分の命式にとって吉か凶かは、干支=十干十二支を観て判断する。役割分担がある、ということなのです。
たとえば、足りないところを満たす干支がその九星の奥に含まれていて良い働きをするか、それとも多すぎるところをますます多くしてバランスを傾けてしまうか、という風に観ていきます。
そして九星気学そのものにも、まだ大きな伸びしろがあると私は考えています。先天運を鑑定する際に、日命星(生まれた日の九星)を起点として観るという研究です。四柱推命が徐子平の時代に、それまでの年柱から見る視点から日柱より見る視点に変わって劇的に精度が増したように、九星気学も今後、格段に進歩する可能性を秘めているのかもしれません。この研究については、内容が溜まってきた時点で、ホームページか本かいずれかの媒体で改めて出していきたいと思っています。
その日に行った場所で感じた象意で、巡っている九星を推測することも出来る
ここでは、特に自分がその日に行く方位を調べていなくても、実際そこに行ったときに起きてきた現象から、いま巡っている九星を逆算して知ることができる、というお話をします。
たとえば、今日この方位に来たのだが非常に落ち着かず騒々しかった(三碧木星)、派手さはないけれども細かいところを丁寧にケアしてくれるお店に入った(二黒土星)、自分よりも社会的ステータスが高い人から誘われて会食する機会に恵まれた(六白金星)といった時に、その九星の存在を感じるはずです。(ただしここで述べた例はあくまで典型的なもので、実際には定位と廻座した九星との相乗効果により、また滞在した時間により、出方の比率は変わってきます。)
また別の一例で言えば、なぜか最近ある食べ物を自然と好むようになったというとき。それがカレーライスだった場合は九紫火星の影響が強い時期だったり、数の子や丼物を食べているなぁと思ったら月盤の中宮が八白土星や二黒土星に切り替わった時期だったり、ということがあります。
私自身も、ある年の正月前後に無性に数の子を食べたくなっていた時期があり、後から観るとまさに八白土星=変化の象意が大きく訪れる前触れでした。麺類を無性に食べたくなっていた時には四緑木星の象意(恋愛・結婚運)が、カレーライスばかり食べたかった時は九紫火星の象意(学問・芸術方面への強い興味、その反面ケンカっ早くもなる)が、実際に出てきていました。
このように九星は、これから起きてくる象意を観るのに非常に役立ちますし、過去に行った方位で採ったエネルギーがその後どのような形で出てくるのかを観るにも、とても役立ちます。九星気学のえもいわれぬ不思議な魅力と、現実面にきめ細やかに活用できる幅の広さです。
その象意が吉か凶かは、自分の命式を分析して、採った方位の九星の奥に流れている干支が良かったか悪かったか、を分析する。(五黄殺、暗剣殺、破れは凶ですので、吉方位を探す場合は常に除きます。)
そして未来に採る方位も、その十干・十二支・九星がいずれの次元の気としても自分の求める目的に合致していた時に、大きく「真の吉方位」効果として身の周りに現れてきて、結果的に幸せになるのです。
ただし、単に吉方位を採って幸せになっただけでは一時的なもので終わってしまいます。その幸せを如何に身の周りの人たちや社会、世の中のために還元していくかに結びつけられた時に、次に吉方位を採ったときにさらに効果も出てきて、幸せの良循環の輪が構築されるのです。
※このページの続きにあたる実践のお話――九星気学による運命の調律法と、吉方位効果の詳しい解説――は、現在は次の2か所に収めてあります。
まず手に取りやすいのは、『吉方位活用スターターキット』(税込1,980円)。90分の無料ウェブセミナーの内容をガイドブック化したものに、易経に根差した、日盤で毎日使える吉方位表「最強表」(易の六十四卦×八方位象意表)を添えました。これまでの九星気学にはなかった表です。
そのうえで、じっくり体系立てて学びたい方には、会員サイト「運命調律の杜 〜知の蔵〜」の『超入門講座 九星気学編』をご用意しています。
吉方位旅行先情報 掲示板
過去の九星気学に関する記事まとめ
過去の記事の中で、九星気学に関するものをまとめてみました。
- うなぎとかけて占いととく、その心は!?
- 三合法よりも、方合を活用した吉方位採りの方が効果は高い
- 干支と九星を合わせて方位を採ると、絵にかいたような吉方位効果が出て来やすい
- 2017年新年の抱負、冬土用と五行の気と健康について
- 「気学による卜占」で台風24号の「十干十二支氣学講座 中級編」への影響を占ってみました
この続きを、もっと深いところまで ―― 十干十二支氣学の最も濃密な情報を集めたサイト「運命調律の杜 〜知の蔵〜」があります。
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