鑑定時によくあるご質問
- 1 鑑定と占い講座は違うということ
- 2 十干・十二支の方位のエリア内の別れ方
- 3 過去の九星気学の吉方位の出し方の誤り
- 4 自分の生まれ年と同じ十二支が巡るから良いとは限らない
- 5 鑑定書の吉方位一覧表の期間について
- 6 旅行に行く際には、節をまたいでも大丈夫?
- 7 車中泊や機中泊についての考え方
- 8 方位の境目についての考え方
- 9 吉方位旅行中、宿泊場所は変えた方が良い?
- 10 60度のエリア、例えば西南は申と未のニ方向あるが、その違いは?
- 11 60度のエリア、東北の場合は?
- 12 距離についての考え方
- 13 干支が廻っている方位盤が記載されている、暦を知りたいです。
- 14 土用の引っ越しや旅行は、吉か凶か?
- 15 著書の内容についての質問
- 16 鑑定の時に、移動履歴も伝えた方が良いですか?
- 17 干支の廻座の法則について
鑑定と占い講座は違うということ
Q 本や鑑定書内に書かれていた、〇〇という星はどういった意味で、△△という星はどんな意味があるのですか?
A 申し訳ありません。本に書かれていることや、鑑定書の中でお伝えしていることは、あくまで私がこれまで長い間かけて蓄積してきた知識、及び経験を基に「結論」をお伝えするもので、知識そのものに関してのご質問は「占い講座」にて専門的にお伝えしています。
でないと、鑑定に付随する基礎知識を鑑定後にご質問頂き、何度もやり取りする中では、その背景から遡って一つ一つお伝えしなければならないため、メールの文面にそれを記す際には膨大なエネルギーと時間がかかります。
それを複数回繰り返すと、1回の鑑定で極論を言えば果てしない時間と労力が発生することになり、それでは私が他のお客様を鑑定できなくなってしまいこの鑑定システム自体が破たんしてしまいます。
こうした知識は、正しく体系づけて順番に学んでいきませんと結局は使えるものにならず、基礎がないまま分かったように思って話を続けていっても、あとになるほどに必ずいつか分からなくなる時が来ます。
そうすると、それまでの質疑応答に掛けた時間やエネルギーなどのすべての手間暇が無駄になってしまいます。これは別に不親切で言っているわけではなく、何度も善意で始めても最終的にはこうした苦い実体験を味わってきた上で、現在のこのスタンスに行きついていました。
ですので鑑定と講座の知識は分けさせていただいていたというニュアンスです。
鑑定の中で説明の意味が分からない点、または文脈が不明だったり、吉方位採りに関しての具体的行き先についてのご不明点はお答えしますが、知識そのものに関して知りたい場合はそういったフィールドとしてしっかりと基礎から順序だてて知識を用意してある「講座」に気持ちを込めて参加するという形式でお受けください。
鑑定書などで結論をお伝えした後の質疑応答には、こうした知識そのものに関するご質問は範疇には入っておりませんので、ご了承ください。
十干・十二支の方位のエリア内の別れ方
Q 月盤に癸巳が廻座してますが、巳の方に一泊しましたが、癸にすごく近いと思います。凶方位の気が混じってる可能性はあるでしょうか?
それと南方位に水の五行の癸が廻座してるのでこの場合 癸が廻座してる側が凶で巳が廻座してる側は吉という見方であってるのでしょうか?
A 添付画像の、年盤では2015年の年盤扱いとなる、2016年1月の月盤のことでご依頼いただいた内容ですが、これは詳しい方ほど逆に誤解をされているケースがあるのでここではっきりお伝えしますと、
例えば2016年1月の南30度のエリアに廻座している十干十二支の癸巳は、左と右のエリアに半分ずつ方位的に分かれているのではありません。
正しいのは左の添付の図の青い丸が付いている図の方になります。つまりはエリアごとに十干十二支が分かれているのではなく、階層の違う気が同じエリアに違う次元で重なっている、ということになります。
例えて言うと2階建ての家のうち、2階には十干(天干)、1階には十二支(地支)の気が満ちていて、上には軽い気が、下には重い気が漂っているようなものです。
これは30度の東西南北のエリアでもそうですし、60度の東北、東南、西南、西北でも同様です。そして廻座する星は30度であれば30度のエリア全体。60度のエリアであれば60度のエリア全体に廻座しているというのは、出て来る現象で確認済みです。
これまでこのご質問を頂いた方は、2016年の受講生の方にもいらっしゃって皆さまかなり方位に詳しく頭も良い方々でしたが、逆にそういった方ほどこのように思っているということが講座や鑑定を通して分かり、私は全くそういった視点がなかったものですから、ここではありがたく取り上げさせていただきました。
過去の九星気学の吉方位の出し方の誤り
Q 九星気学では本命星 四緑木星なのに、なぜ北の一白水星には吉方位の印がついていないのでしょうか?
A これは九星気学のページに追加してある方徳効果のところで詳しく述べていますが、一白水星と相生の関係の本命星、例えば四緑木星を持つ方が、例えば北に廻座した一白水星を採ったとしたならばすぐに吉方位効果が出て来るかと言ったらそうではありません。
干支が良かった場合のみ、いったん悩みや苦しみを通して、そこから悶々とする試行錯誤なども通して悟りを開くような、いわば苦しみと成長は同義語であるかのごとく、いずれにしてもいったん苦しいことを通して最終的に内面的な吉方位効果を得られます。しかしそれ以外のほとんどは、北を採ると悩みの方位として現象面に出てきます。
最初のころは、本命星で相生の関係だからと言って行ったり検証してきましたが、これは果たして吉方位なのか?という現象を味わって、ますますそう思うようになりました。実際に北や、一白水星が廻座する方位は、もちろん全部ではありませんが、かなりの確率で悩みなどが出てくる凶方位です。
そして実際にも、生まれた年の九星が四緑木星だからと言って、一白水星が廻座する方位に行って吉方位効果が出て来るとは限らないということも、過去の検証事例から確信しました。
本当の吉方位とはそうではなく、気学の原典の易経に載っている八×八の六十四掛に基づいた象意の出方と、その奥にある干支が自分にとっての喜神(きしん:良い働きをする気かどうか?)かどうかが、吉方位か凶方位かを決めるのです。
例えばこれまで同じ西に行っても、恋愛運や金運の向上として出てくるか、それとも失恋か散財かで出てくるかの違いは、そのように八×八の六十四掛による象意が良いかどうかと、その奥にある干支も自分の四柱八字の命式に対して喜神か忌神(いむがみ:よくない働きをする気)かどうかで、決定されていたのです。
それで現在の鑑定では、十干・十二支・九星ともに自分にとっての良い方位を「真の吉方位」として、お一人様お一人様の命式を精密に分析したうえでお伝えしていました。
ということで本命星が四緑木星の方が一白水星が北に、あるいは東北に、または六白金星が西南に廻座した時なども実際には易経と実際の検証事例に基づいて観てきた結果よくないので吉方位としてはお伝えしてなく、六十四掛と干支が良い時でなければむしろ凶方位としてお伝えしていました。
その点について詳しくは、九星気学のページの方徳効果の基本編と応用編の欄をご覧いただければと思います。
あとは、この点についてさらに専門的に書いたコラムもありますので、ご覧ください。
九星気学も、明治時代につくられた未完成な状態から「進歩」していかなければならないと思っています 鑑定のお客様からの質問と疑問点。なぜ九星気学と、十干十二支氣学で出した吉方位は違うのか? 先日、私の十干十二支氣学の鑑定を受けた[…]
自分の生まれ年と同じ十二支が巡るから良いとは限らない
Q 私は卯年生まれなのですが、十二支は同じ干支が巡っている方角が良いのですか?
A これに関しては違います。同じ干支が来て良い効果が出るとは限らず、年・月・日・時間の4つの要素の天干・地支 全体を見て分かる「五行バランス」を観なければ個別の星が吉か凶かは分からないのです。この「全体の五行バランス」という観点が欠けていると残念ながら正しい鑑定は出来ず、真の吉方位も分かりません。
これまでの九星気学は過渡期だったため、生まれた年のみで、しかも九星の本命星のみでの相生・相剋による観点から吉方位を出していました。過渡期としては良かったのですが、今後についてはどんどん占術自体もインターネットの発達によりこれまで手に入らなかった情報も手に入ってきつつあります。そのように年だけではなく、年・月・日・時間の4つの視点全体から出す吉方位、これを私は「真の吉方位」と呼んでいますが、この観点から出す吉方位も今後 情報に敏感な方から先に注目されていくと思っており、十干十二支気学はその先駆けになりたいと考えています。今このホームページやブログをご覧いただいている方は、その最も先駆けになる情報感度の高い方ではないか、と私自身は思っております。
鑑定書の吉方位一覧表の期間について
Q 申し込んだ日から1年間分の吉方位鑑定書をもらえますか?
A これについては申し訳ありません。私が占い鑑定を始めた十数年前から、吉方位の鑑定書を作る際にはその年の立春から翌年の節分前まで。つまり東洋の世界で暦が始まる2月4日から翌年の2月3日まで、という期間で吉方位表を作成していました。
というのも立春の前後をまたいで吉方位表を作成しようとすると、その年の年盤の中の月盤という星同士の相性から吉方位や凶方位を出しているので、年盤が変わると実質2年分の年盤と月盤の星の相性を出さなければならなくなり、手間や紙面も2倍かかってくるからです。
ということで申し訳ありませんが、鑑定をお申込みいただくのが立春過ぎや、年の半ばであっても基本的にはその年の立春から翌年の節分前までという期間で鑑定書を作らせて頂いていました。ただし例えばそれが2021年分、や2022年分、といった年を指定しての鑑定ご依頼は可能です。
旅行に行く際には、節をまたいでも大丈夫?
Q 吉方位につきまして、年や月の区切りをまたぐ場合(例えば2月1日から2月10日までの旅行など)、出発日から見て吉方位であれば良いのか、そうではなく、どちらの期間も吉方位であった方がいいのでしょうか?
A 年や月の節(せつ)をまたぐ場合にはあくまで「出発日」の盤が良ければ、移動中はその盤の影響力の中で動くので、その旅行の途中で節をまたいでも問題ありません。(以上のことは結論ですが、さらに背景までさかのぼった詳しい理論は「十干十二支氣学講座 九星気学編(基礎編)」の中で説明しています。)
車中泊や機中泊についての考え方
Q 例えば吉方位に行く場合、寝台特急で行くとします。または夜行バスで行くとしますが、夜行バスなどどんなに遅くとも当日に移動しても泊数にはカウントされますか・・・?吉方位がある月の場合は費用の関係で深夜バスなどの利用を視野に入れなければいけないかも・・・と考えております。
A 23時までに出発しますと出発したその日の日盤が帰って現地に着くまで働き続けます。ただし良い気を吸収できたという宿泊数にカウントできるのはあくまでバスなどの車中泊ではなく、現地の気が入ってくるような目的地の空気に身を浸しながら寝た日数が宿泊数となります。さらに吉方位旅行中に、温泉に入ったりその土地の食べ物を食べたり睡眠時間を長く採ったりすると良い気の吸収率が高くなります。機械的な宿泊数ではなく、いかに良い気のエリアの中に身を浸した時間が多いかどうか、という観点からこの問題をとらえて頂くとよろしいと思いました。
方位の境目についての考え方
Q 東京まで「あちこち方位」で調べるとかなり北東に近い東なのですが問題ないでしょうか?(この方が例えば名古屋市に住んでいるとして)。同じ方位の中でも、行先の位置や環境等によって効果に違いがあるのでしょうか。 (例えば、その場所が方位の中心線近くか隣の境界ギリギリか、自然が多いか少ないか、etc)
A まず今回の東京がかなり東北寄りの東ということですが、私も調べて観たのですが結論としては心配いりません。30度の狭いエリアは多少、広い60度のエリアの方にはみ出すくらいにエネルギーが密度濃く狭く集まっている分、境目付近では狭い方の影響が強いので、東のエリア内であればどんなに東北に近くても問題ありません。逆に広い60度のエリアに行く時、もしもたとえば仮に今回が東北に行くのが目的だった場合は、東との境目付近だとその30度の狭いエリアの気が広い60度のエリアの方に多少侵食してきていると私は思っていますので両方の影響が出てきて心配なのですが、今回の場合は大丈夫です。こちらの図をご覧ください。
私もこの問題には非常に関心を持っており、これまで自分で境目付近に行ったときに出て来る象意を検証してきましたが、このように境目付近のエネルギーは狭い方から広い方に多少はみ出ているのが真実ではないか?と観ています。更にそう思ったのは、四柱推命の鑑定の際に、十二支のエネルギーの力量をどのように捉えるか?どのように五行バランスを計算するか?といった時に星廻りと現実に出て来る事象を検証した際に出て来る各十二支のエネルギーと照らし合わせた上でのこの結論となりました。
ですので巷の気学の流派のように境目5度付近は避けるとか、あとは方位を見る際には45度/45度で見る、というのは当たらずとも遠からずなのですが、上記のように狭い30度のエリアの方が広い60度のエリアの方にエネルギーが多少はみ出ているからこその現象で、その境い目付近に行った場合はどちら寄りかでいずれにしても両方の影響を一定のパーセンテージの比率で感じやすい、と考えるのが一番境い目付近に関しての分かりやすい考え方となるでしょう。
吉方位旅行中、宿泊場所は変えた方が良い?
Q 宿泊場所を毎日別にして、エリア内をあちこち行く予定なのですが、同じ所に泊まるとか一箇所近くにいた方が効果があるとかありますか?
A 宿泊場所もそのエリア内であれば、変えて頂いて問題ありません。仮に移動するところも東北のエリアに日中はみ出したとしても、泊まる場所がエリア内であれば問題ありません。もちろん本当はエリアからは出ないに越したことはないのですが。。。
例えば東京にいる方が西に吉方位採りをする場合は、最初広島に行って、次に大阪に泊まり、3泊目は名古屋に泊まって帰ってくる、ということも普通に大丈夫なことですから、同じように考えて頂き、泊まる場所は柔軟に考えてみてください。
ただしトータルとしての吉方位効果は、泊まった場所と今住んでいるところのキロ数×宿泊数、と私は考えていますので、東京から見て広島は670キロ、大阪は400キロ、名古屋は250キロとすれば、670×1 + 400×1 + 250×1 = 1,320キロ 分の吉方位効果と考えます。
ですので、トータルとしての家から離れている距離が、なるべく多くなるように、という観点も半分採り入れて、あとは観光名所にも行くということも半分考慮に入れて、行き先の場所を上手く考えていってください。
60度のエリア、例えば西南は申と未のニ方向あるが、その違いは?
Q 日本地図をもとに方位について質問です。西北、西南、東北、東南は東西南北に比べて範囲が広くてよいのでしょうか?
・例えば西南は申と未の2方向
・西の一番遠くの国内に行こうと考えています。
このあたりの見解をいただけませんでしょうか。
A たとえば西南に行く場合は、未と申の両方、つまり南南西と西南西の両方にわたって廻座する星の影響は働いています。四正四隅(しせいしぐう)の法則といいまして、東西南北の狭い四正の30度のエリアには気が密度濃く、狭く強く巡っていますので方位の効果も速やかに出る働きがあり、四隅の東北・東南・西南・西北の広い60度のエリアには薄く広く気が巡っていて方位の効果はゆっくりじわじわ出てきます。そして四正の狭い30度のエリアの方の範囲は、厳密に細かく見たエリアよりも多少60度のエリアの方にはみ出ている、というのが私のこれまでの経験から出てきた見解です。
なぜなら四柱推命では、酉は庚や辛など100%金気の蔵干によって占められていますが、西南西の申の方位であれば生支であり、なおかつ庚と壬という金気と水気の蔵干で占められておりその力量は酉には劣るからです。さらに西北西の戌の方位であれば墓支と言って中身は土性の支であり蔵干も変化しやすい風見鶏のような蔵干で占められているので、なおさら西の酉の方位にはエネルギーでは及びません。
そのように元々の十二支の性質、そして私の実際の検証事例により、30度の狭いエリアのエネルギーと60度の広いエリアのエネルギーはどちらが大きいか、またその影響は境目ではどちらが強いか?ということに関しては上記の内容を結論とさせて頂きました。
60度のエリア、東北の場合は?
Q 方位検索の際に方位線の種類を「気学12方位」に設定しますが、東北の吉方位に行く場合は「北北東」と「東北東」に分かれている場合どちら寄りを選んだ方がいいのかはあるのでしょうか。東北範囲であればどちらでもいいのかを教えて頂ければ幸いです。
A 今回のお問い合わせにつきましては、東北の60度のエリア 「北北東」と「東北東」にはどちらにも「廻座する星」は等しく巡っていますので、大きく言えばその60度の範囲内でしたら吉方位効果は出てきます。
そしてその60度のエリア内で「定位」として働く北北東の丑の効果、あるいは東北東の寅の効果というのは確かに違ってきます。今回の場合は四柱推命の五行喜忌から見た吉方位と照らし合わせました結果 丑の方位、つまりは北北東の方が望ましいのでそちらの方に行ければ優先していって頂ければと思いました。
・・・というようにあくまで60度のエリアの中で更にどちらの方が良い吉方位効果が働くのか?につきましては個々人の方々の命式の分析とさらにその時々の大運や歳運で廻り来るバイオリズムの風向きにより、厳密にどちらが良いのかは変わってきますので、鑑定を受けて頂いている方はもし気になる場合は、その時にお聞きいただければと思いました。
距離についての考え方
Q 吉方位に行くときには月盤だったら何キロ、年盤なら何キロ以上行くと良いのですか?
A 吉方位旅行に行くときのキロ数に関しては、数値で何キロ以上とかは考える必要はありません。例えば月盤なら50キロ、年盤なら100キロ以上行くと良い、という何かしらの数値で表した考え方は、あくまでもネット上で見受けられる一つの目安のようなもので関係ないのです。
関係あるのは、自分自身がどれだけその旅行中に鮮烈な体験をして潜在意識に刺激を感じてくるか、ということです。
よく、外国に行くと吉方位効果が高いと言われています。それは正しいのですがなぜ大きく吉方位効果が出てくるかと言うと距離数が長いからということではなく、普段日本の中に住んでいる我々にとっては異文化に触れること自体がとても大きな刺激となるからで、潜在意識にも非常に深く入ってくるから効果が高いということなのです。
ですので月盤の吉方位効果を引き出すためには何キロ以上とか、年盤なら何キロ以上、という仕組みではないのです。
もちろん実際に遠くに行ったほうがその「遠くまで来たなぁ・・・」という想いも感じやすいので、確かに遠いところに長い間行く方がよくて、それを私はよく講座などで吉方位効果は「距離×時間×想いの深さ」の積算量であらわされる、という風に言っていますがそれは上記の理由によるものです。
たとえ近くても行きたかったところに行ったり、行った先で何かお祭りのような行事に参加したり、あまり予定を立て過ぎずに現地でハラハラドキドキするような体験をしたり、という風にあとから鮮烈に思い出せる記憶がすごく出来た場合にも吉方位効果は高められます。
しかし私も検証したことなのですが、吉方位に行って特に何も変わったことをしなくても悪いわけではないのです。つまりどこにも観光地に行かないでただ仕事をしているだけ、その現地の空気に身を浸しているだけでも吉方位効果が表れることは私が何度も検証済みです。
私が鑑定シーズンの真っただ中に、吉方位に行って運気を高めたい場合、でも観光地に行っている時間がない時にはレンタルオフィスで仕事をしているしかなかったのですが、でも吉方位効果はしっかりと体感しましたので、このことについては自信を持って言えるのです。本当は観光地に行ければ行きたかったのですが。。。
ですのでその辺の距離のことはあまり気になさらず、まずは忙しい時間を縫って吉方位旅行に行くことが出来れば行ければ御の字なのです。その吉方位エリアに行けることがとても貴いことなので。ただしそれに加えて潜在意識に対して与える五感から入ってくる情報量が多いほどさらに吉方位効果も高まるということです。
そしてそれらを集約すれば、やはり「楽しんでくること」が最高に大きな開運効果を得るためのポイントとなります。あまり頭で考えすぎたり義務感丸出しで行くとせっかくの吉方位旅行が本末転倒にもなりますから、行(ぎょう)ではなく魂の洗濯、と思ってぜひ良い旅をしてきてください。
干支が廻っている方位盤が記載されている、暦を知りたいです。
Q 書籍の巻末にあった、年ごとの干支の吉方位表は2020年で最後なのですが、来年以降のも知りたいです。
はじめまして。吉方位旅行が趣味で、先生のご本を参考にさせて頂いている者です。先生のご本の終盤のページに、年ごとの干支の吉方位表がありますが、2020年で最後です。
毎年参考にさせて頂いておりまして、2021年以降も知りたいのですが、新たにご本を出される予定はありますか?
また、ご本を出される予定がなくても、その表だけ販売しておられましたら、是非とも購入させて頂きたいのです。
よろしくおねがいいたします。
A この度は、ご連絡ありがとうございます。私の本もご覧いただき、嬉しく思います。
お問い合わせの件につきまして、新しい暦を盛り込んだ本の出版が出来ておらず、申し訳ありません。
2021年以降の暦につきましては、こちらでそれを盛り込んだ本を近々に出版する予定がなかったのと、私も在庫としては持っておりませんでしたため、代わりに私の講座の受講生にも勧めていた暦がありましたので、これを購入していただくのがよろしいのではないかと思いました。
東京都内における有数の占い書籍専門店 鴨書店さんという本屋さんで、その暦が売っております。
http://www.kamo-books.co.jp/reki.htm(←クリックすると、鴨書店さんのホームページに飛びます)
このページの、新本 用6007-07 運命の明鑑 万年こよみ 改訂版1(机上版) 増井佐羊子 著 緑ビニール表紙 A5 298頁 1912年(大元)~2060年(令42) 月盤十二支廻座 2色刷 ¥15,000+税 というのが目的の、干支が廻座している暦になります。
多少値段はしますが、2色刷りで分かりやすく、年度も令和42年まで網羅されているので、よっぽど長生きしなければ当分はこれで大丈夫、という感じです。(^^; )
鴨書店さんの場所も記しておきます。
〒114-0034
東京都北区上十条4-8-19(←住所をクリックすると、地図に飛びます)
営業時間12:00~19:00
03-3909-8699
最寄りの駅はJR埼京線の十条駅か、JR京浜東北線の東十条駅、または都営三田線の板橋本町駅になりますので、駅からは約10分弱くらい歩きますが、他にも占術に興味のある者にとっては垂涎の的の書籍がたくさんありますから、ぜひ一度行かれたらよろしいかも、です。
あとはお時間がなければネットで通販として購入も出来ますので、代金を振り込んで住所を連絡すれば、丁寧に梱包して発送してくれます。
ということで、2021年以降は恐れ入りますが、よろしければこの暦を参考としていって頂けたらと思いました。
(注)→ その後、鑑定のお客様のデザイナーの方のご厚意により、2021年~2030年までの、干支廻座版の気学の方位盤が完成しました。詳しくはこちらのページに載っていますので、ご覧下さい。
十干十二支氣学用 暦 (←クリックすると暦のデータがあるページに飛びます。)
土用の引っ越しや旅行は、吉か凶か?
Q 土用に引っ越しや旅行をしてはいけないという話があるのですが、本当ですか?
A 迷信です。確かに土用期間以外の時に比べれば吉方位効果は落ちますが、だからと言って引っ越しや旅行をしてはいけない、ということではありません。
改めて、土用期間の引っ越しについての正しい解釈をここでお伝えします。
まず土用期間とは何かというと、春・夏・秋・冬の四季の間で季節の変わり目の時に、第五の季節として土気が半分入って次の季節に移行する時期なので、春=木気、夏=火気、秋=金気、冬=水気、の間に、土用期間=つなぎ目の時期には土気が混じって入っている期間ということになります。
ですので、悪い、とか大凶、ということではありませんが、確かに「多少」不安定な時期ということではあります。気に敏感な方などは、土用期間に風邪を引いたりなどといったように、出てくるケースも多いです。
しかしそれは決して大凶という訳ではなく、例えて言えば小凶。もしくは、まれに生年月日を四柱推命で分析した時に、持っている干支の気のうち、土気が喜神(きしん=良い働きをする気)である方の場合は、土用期間は気にしなくても大丈夫というケースもあります。
ただしそれは全体の約1/5の確率ですから、そうでない方の方が多いと考えると、確かにもし土気が喜神でない方は、避けられるのであれば吉方位効果を100%に出すべく、土用でない時期に引っ越しされた方が良いということは確率論的には言えますが、正確にはその方の命式を分析してみなければ分かりません。
これが深い部分まで見た、土用期間の引っ越しが吉か凶かの正確なニュアンスでの答えになります。
ですので良い効果が50~60%になるだけですから、土用期間だから吉方位に行かない、とか引っ越しできる日がその土用期間内しかなかったのに引っ越しをしない、というのはナンセンスです。
もしできれば土用期間でない方が確かに望ましくはありますが、現実面で土用期間内にしか引っ越しの日が設定できなかったとすれば、その月のその方位自体が吉方位でしたら、全然行っていただいて問題ありません。
あとは引っ越した後、3か月間は家から外泊してはいけない、というのも迷信です。
私などは、引っ越すときには吉日を選んで引っ越しをしているのですが(九星だけではなく、十干・十二支・九星全部で見て吉の日です)、さらに吉方位効果を高めるために、同じ月内のそのあとの吉日には、引っ越し前の場所と引っ越し後の場所の延長線上にある、はるか遠い場所にも、吉方位旅行で行ったりして、さらに効果を高めるということもしています。
そのように、昔の気学の迷信は必ずネガティブ、否定的、こうしなければならない、といったような風に人を恐怖で縛りつけ、そして人を離れさせないようにしようというタイプのものですので、この土用の件も心配いりません。
これは引っ越しでも旅行でも、同様の流れです。
大体こういった、ネガティブで人を縛る系の迷信的な気学は、明治時代頃に出来た、気学の黎明期の考え方が、そのまま現代に持ち越されてきている系のものです。
四柱推命もそうですが、気学も「現代風」の最新のものの見方が出てきていますから、ネットですと玉石混交、昔の迷信交じりの気学と現代風のものとが混在していて、おそらくネットを見れば見るほど迷うことになると思います。
しかし、あとは最後はそれを選ぶのは自分自身ですから、ご自分の責任において正しい(と思われる)師をまず選び、長い人生と言っても後戻りはできず1回しかありませんから、そこでしっかりと悔いの無いように全力で学んでいかれるのがよろしいでしょう。
著書の内容についての質問
:田中角栄の2015年の吉方位について
Q 笹木先生の著書、新十干十二支気学を読ませていただいて、九星方位気学に初めて触れて、興味深く勉強しているところです。以降、長文になるので別紙に続きます。←こちらをクリック!
鑑定の時に、移動履歴も伝えた方が良いですか?
Q 今まで、転居や海外旅行もかなりの回数してきたので、それらもお知らせした方がよろしいでしょうか?
A 過去の移動履歴も、確かに2015年の書籍「十干十二支氣学」を出版する直前辺りまでは調べていたのですが、これを詳細に調べること自体が鑑定に匹敵するくらいに手間がかかることでしたので、最近は調べておりませんでした。
なぜなら、これを行うと、鑑定書作成にかかる時間が約2倍くらいになりますので、このままだとこれ以上の鑑定のご依頼を受けきれなくなるからです。
それに今まで数多くの移動履歴を拝見させて頂いた中で見えてきた真実は、その時期の四柱推命で見た大運や歳運が吉か凶か、言い方を変えれば運勢が対外的に、追い風か向かい風かによって、その時期に知らず知らずのうちに引き寄せられるように動いた方位も、吉方位か凶方位かが、驚くほどの確率でリンクしていることが分かったからです。
これはたとえ九星気学を知っていて、意識して吉方位に行こうとされている方に対しても同様のことが言えます。九星だけで表面の気だけを見ていても、人生が変わる吉方位採りはできません。
これまでこのブログでも、そして書籍「十干十二支氣学」の中でも書いているのですが、たとえ九星気学で吉方位を調べてそちらに行っても、十干十二支まで見たら吉方位の精度が低いので、結局はその時期の四柱推命で見た運勢通りに事が運んでいることがほぼ100%に近い確率で見えてきました。
それはあたかも、まるで孫悟空がお釈迦様の掌の上で、那由他(なゆた)の果てまで筋斗雲で飛んでいっていると思っていても、結局はお釈迦様の指から逃れられなかったかのごときものです。
ですのでそれが分かった時点からはもう、過去の移動履歴に関して調べることはやっておりませんでした。
真の意味で開運するためには、吉方位以前に、まずは先天運を詳細に明らかにして自分の長所・短所の傾向を明らかにすると共に、今後の開運を呼び込むための考え方や、努力のための行動はどういったことか?をしっかりと自覚して行動に移していくことがまず大前提で、それをやった上で採る真の吉方位ならば、しっかり効果があるものとして出て来ることも間違いありません。
という流れではあったのですが、そこを分かって頂いた上で、なのでしたら・・・どうしても現在の調子がよくないので過去のこの引っ越しが気になるとか、今のところに来た引っ越しは良かったのか悪かったのかが気になる、といった、重要かつ切実な問題に関しては、個別に応相談でお話をお聞きしますので、その場合はまた別途ご連絡ください。
いずれにしても大事なのは、これからの未来と、そこで採る「真の吉方位」の方なのですから。
結論として、九星やほかの気学・方位学を見て旅行や引っ越しをしたとしても、四柱推命の干支で見た精密な運勢の枠からはまず逃れられず、人は通常は、良い時期には吉方位に、よくない時期には凶方位に自然と引き寄せられるような移動をしています。
ですので、過去の気になる移動に関しても、その時の先天運が盛運期か衰運期かをしっかりと四柱推命で観さえすれば、その時移動して採ってきた方位の吉凶もほぼ分かるということになります。
なのでその人生の中で、かなり精密なところまでもうすでに決まっている運勢を変えられるのは「干支まで観た上で採る吉方位のみ」なのです。
特に方位採りの際に、良くも悪くも影響が大きいのは、3泊以上の旅行や海外旅行、または引っ越しです。
もし「どうしても」、そういった「過去の大きな移動」で気になるものがありましたら、1件や2件でしたら、前もって鑑定の前の情報の確認の際か、当日にそれをお聞きしてサクッと吉方位だったか凶方位だったかのみ、お伝えすることはできます。
そういった形でよろしければ、過去の「どうしても気になる」「直近の」に限りますが、移動履歴の情報を調べてきていただければ、しっかりと何かしらのご納得のいくお答えは致したいと思います。
干支の廻座の法則について
Q 最近になって干支九星のことを知りました。その効果を試してみたいのですが、干支の廻座について記した書籍などありましたら教えて頂けないでしょうか?
A 深いご質問を頂きありがとうございます。この方位採りに興味を持たれたご見識に感動いたしております。
ですのであえて率直に申し上げますと、干支の廻座の法則については、占いの知識の範疇に属するため鑑定や問い合わせでは受け付けておらず、私の講座「十干十二支氣学 九星気学編(基礎編)」の方で専門的に扱っておりました。
と、言いますのも過去の流派で、干支の廻座の法則について書いてある本はありますが、そうやって廻っている星を採った時に今度はそれが自分にとっての良い星かそうでないかの解釈の仕方は、過去の本の中では驚くほど古くて迷信に満ちたものもありかえって危険ですので、たとえ表面上の干支の廻座の法則だけ分かったとしても実際の役に立てることはできないと私は観ています。
その星が自分にとって良い働きをするかどうかは、採った干支が今度は自分自身の命式に対してどう働きかけるのが吉か凶かを見なければならず、それには四柱推命の知識が必要になってきますので、「十干十二支氣学 十干十二支編(初級編)」の方で説明していました。
色々と説明することが多岐にわたっているので、基礎編、初級編、ともに各140ページ超のボリュームの資料となっています。
ですので結局のところ、吉方位採りとは、干支の廻座の法則とか一部分だけ分かれば良いというものではなく、十干・十二支・九星、すべての知識を総合的に分かってこそ初めて活用できるものですので、一部分だけをお伝えするのは逆に、その方にまだ扱い方を慣れていない鋭いナイフを渡すかのごときもので大ケガをする危険性もありますから、その使い方まで含めて全部をお渡しする形を取っているという意味で、現在の私は講座の中でしか、干支の廻座の法則はお伝えしておりませんでした。
ということで、偏狭なお答えになってしまって申し訳なく感じておりますが、今回のご質問を頂いた深いご見識には心から賛同するとともに、しかし私もそれにお応えするために今回は誠心誠意、妥協のないお返事をさせて頂きました。
その他のご質問に関しても、また機会があり次第アップして参ります。