大殺界が気になったあなたへ 〜「私の場合はどうなのか」に、大殺界のもとになった占い・四柱推命の空亡から答えます〜

ご挨拶
こんにちは。運命の調律師 笹木龍一です。
私は東洋の占術、四柱推命や九星気学を使って、ご縁のある皆さまに、吉方位採り(きっぽういどり)をはじめとした開運法をお伝えしている、運命鑑定師です。
このページは、「大殺界」という言葉がふと気になって、調べに来られた方のためのページです。
最初に、1つだけお伝えします。怖さというものは、正体が分からないあいだが、一番大きく膨らみます。
ですからこのページでは、大殺界の正体を、その言葉のふるさとである四柱推命の「空亡(くうぼう)」までさかのぼって、順にお見せしていきます。
結論を先に言えば、こうなります。
私のこれまで約20年の鑑定の実例では、巷で言われる大殺界の時期が、その方ご本人の命式で観ても本当に用心すべき時期と重なっていた方は、およそ6人に1人(約1/6)でした。
つまり6人のうち5人は、心配しすぎだったということです。
そして、もし重なっていた場合でも、じっとして耐えるだけが答えではありません。大自然の気を採り入れる「吉方位採り」という後天的開運法で、運気はご自身の手で高めていけます。そのやり方も、後半でお伝えします。
大殺界とは? 〜言葉のふるさとをたどる〜
大殺界は、六星占術の言葉です。
六星占術は、東洋占術の本家である四柱推命の中の「空亡」という理論をもとに、生まれた日の干支(60通り)を6つのグループに分けて観る方法です。
土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人という6つの星人は、それぞれ四柱推命の6つの空亡(戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑)に対応しています。
難しい専門知識がなくても、生年月日からすぐに自分の星人が分かる。この分かりやすさがあったからこそ、大殺界という言葉はこれほど広く知られ、たくさんの方が「運気には季節がある」という東洋の知恵に触れる入口になりました。
本や限られた紙面で多くの人に伝えるためには、シンプルな区分けこそが最良の工夫だった時代があるのです。ここは素直に、大きな功績だと私は思っています。
一方で、実際に大殺界を過ごした方々の声を見てみると、面白いことが分かります。
- 本当にその通りの時期だった、という方
- 前回の大殺界は大変だったが、今回は何ともなかった、という方
- 逆に、今回は大変だが前回は平気だった、という方
- むしろ良いことばかりだった、という方
同じ「大殺界」なのに、これだけ体験が分かれる。これはどういうことなのでしょうか。
なぜ、当たる人と当たらない人がいるのか
種明かしは、観ている情報の範囲にあります。
六星占術が観ているのは、生年月日のうち「生まれた日」の干支です。四柱推命でいう命式全体から見れば、4分の1の情報にあたります。
本家の四柱推命では、年・月・日・時間の4つの柱、すべての組み合わせで561,600通りの細やかさで観ていきます。(私の十干十二支氣学は、この四柱推命に八卦を重ねたものです。)

例えるなら、音楽の聴き方の移り変わりに似ています。かつてはCDというかたちでしか曲を届けられなかったのが、いまは配信で、1人ひとりが自分に合った曲を無数の中から選べるようになりました。
占いの世界も同じで、本に載せるためには6通りや9通り、12通りといった区分けが必要だった時代から、いまは1人ひとりの命式そのもので観られる時代になっています。
すると、こういうことが起きます。
同じ「大殺界」とされる時期でも、命式の残り4分の3がどう働いているかで、景色はまるで変わるのです。
「その通りだった」という方は、4分の4で観ても、たまたま用心すべき時期と重なっていた方。「何ともなかった」「むしろ良かった」という方は、重なっていなかった方。
冒頭の約6人に1人という数字は、この重なりの実感値です。
だから、当たる方も当たらない方もいる。理由が分かってしまえば、シンプルなことでした。
空亡は「怖い時期」ではなく「リセットの時期」
では、その空亡とは、そもそもどんな時期なのでしょうか。
空亡は「空(むな)しく亡(ほろ)ぶ」と書くので、字面はいかにも怖そうです。
しかし働きの実体は、内面に溜まったものが表面に出て、内側からはゼロにリセットされるというものです。
季節でいえば冬。冬は種にとって死の季節ではなく、次の春に芽吹くための準備の季節です。
たとえば、それまでの10年で不摂生が溜まっていた方は、空亡期に体調を崩すことがあるかもしれません。
ただそれは、身体が悪いものを表に出して守ろうとする防衛本能のような働きでもあり、生活を見直すきっかけになれば、そのあとはかえって健康に近づいていきます。
反対に、人知れず黙々と努力を蓄えてきた方は、その良きエネルギーが表に出て、空亡期に社会的に大きく開運することもあります。私はそういう方を、実際にこの目で見てきました。
つまり空亡期とは、そのあと良くなるための、天からの「吉凶どちらかの形」を借りた導きなのです。恐れて縮こまる時期ではありません。

「じっとしている」だけが答えではありません 〜吉方位という打ち手〜
よく、「運が悪い時期や大殺界の時は、何もしないでじっとしていなければいけないのではないですか?」と聞かれることがあります。
実は、この答えは「打ち手を持っているかどうか」で変わります。
もし、運気を高める手段を何も持っていないのであれば、静かに過ごして嵐が過ぎるのを待つのが、確かに最善です。それは決して間違いではなく、手持ちの道具に合った、賢明な判断です。
ただ、東洋の運命学には、どんな時期にでも自分の運気を高めることのできる打ち手が用意されています。方位です。
運気の季節が向かい風のとき、立ち止まって風がやむのを待つのも1つの方法です。
けれども、風を読んで帆の向きを変えれば、船は向かい風の中でも前に進めます。吉方位採りは、その帆の切り替えにあたる、能動的な打ち手です。
そして、打ち手があるのなら、話は変わってきます。
運が悪い時期ほど、運気を高める手は、むしろ積極的に打つべきなのです。 体力が落ちている時ほど、栄養のあるものをしっかり摂るのと同じです。
ですから、約6人に1人の「本当に用心すべき時期と重なっていた方」にも、打つ手はあります。
用心すべき時期だと分かった上で、吉方位で気を補いながら進む。これが、私が鑑定でお伝えしている進み方です。
そしてもし、いまのあなたが、結婚や転職、引っ越しといった大切な決断を目前にして、大殺界が気になって足が止まっているのでしたら。1つ、忘れられない鑑定のお話をします。
以前、結婚のお話が進んでいる最中に、ご自身が大殺界の真っ只中だと知って、迷われていた方の鑑定をしたことがあります。
先天運も、お相手との相性も、結婚で引っ越す先の方位も、すべてを照らし合わせた結論は「このお話は間違いなく幸せになります」でした。それを何度も、いろいろな角度からお伝えした最後に、その方はこう言われました。
私も頭ではこの話がいいんだろうなとは分かっているのですが、誰かに後ろから肩を押してもらいたいというか、このお話しはいいんだと断言してもらいたかったんですよね。
この言葉に、ハッとさせられました。決断を前に迷っている方に必要なのは、知識ではなく、確かな根拠に基づいた後押しなのだと。
私が「このお話は間違いなく進めた方がいいです」と気迫を持って断言すると、その方はようやく安心して、前に進んでいかれました。
止まるべきかどうかの答えは、星人の区分けではなく、あなたご自身の命式の中にあります。4分の1ではなく、4分の4で観れば、答えは変わってくるのです。
ご自身の命式の観方を基礎から知りたい方は、無料教室のページをご覧ください。
まとめ 〜正体が分かれば、怖さは道具に変わる〜
冒頭で、怖さは正体が分からないあいだが一番大きく膨らむ、と書きました。ここまで読んでくださった皆さまには、もう大殺界の正体が見えています。
- 巷で言われる大殺界が、ご本人の命式で観ても用心すべき時期と重なっていた方は、私の鑑定の実例では約6人に1人
- 空亡の実体はリセットと準備の季節であり、恐れて何もできなくなる時期ではない
- もし重なっていた場合でも、吉方位という能動的な打ち手がある
吉方位がはじめての方は、まず「吉方位とは」のページで、八方位それぞれの効果からご覧いただけます。
実際にどんな変化が現れるのかは、「方徳効果の現れ方」に実例をまとめています。
正体が分かってしまえば、大殺界という言葉はもう、あなたを縛るものではなく、ご自身の運気の季節を知るための道具の1つに変わります。
運気の季節を知り、季節に合った手を打つ。東洋の運命学は、そのために先人たちが磨き続けてきた、生活の知恵です。
私がこの内容を最初に書いたのは、ブログを始めたばかりの2007年でした。それから約20年、伝えてきたことの芯は変わっていません。
当時の記事も残していますので、比べてご覧いただくと、私の歩みも含めて楽しんでいただけると思います。
突然ですが、最近テレビや本を見ていると「大殺界」って言葉をよく耳にしますよね。 みなさんは「大殺界」っていうと、どんなイメージをもたれますか・・・? 怖い、恐ろしい、「殺す」と言う文字があるから何をやってもダメなんじゃないか[…]
大殺界のような運気の季節の観方は、オンラインサロンでも毎月お伝えしています。

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