こんにちは、笹木です。
先週はビックサイトに展示会で水・木・金の3日間出ていた関係でそちらにカンヅメ状態だったこともあり、その準備も含めてだいぶ時間を取られて先月の吉方位旅行に関しての記事をアップするのが予想よりも遅れてしまい、遠からずアップしたいと言っていたのに大変申し訳ありませんでした。
・・・さて、今回は自身で提唱している新しい方位学とも言える十干十二支氣学、これは正直言いまして既存の九星気学の枠には収まりきらないといいますか、一部内容としては四柱推命的な要素がありそれを方位に応用している面もありますので、九星気学とはベースは一緒でも表面は異なるところも出てくるのですが、その検証という意味も含めて自分自身で6月に旅行に行ってきた報告のブログとなります。
一言で結論を言いますと、これは既存の方位学、気学に関してはある意味大いに反旗を翻すとまでは言いませんが、ものすごく斬新な考え方の提唱であり、今の気学よりもさらにキメ細やかに奥にあるエネルギーを見ると同時に吉方位効果に関しても、既存の九星気学よりは比べ物にならないくらいに吉効果の作用を大きく引き出す方位学ということになります。
あるいはもしかしたら、本来の十干・十二支・九星をバランスよく見ていくという意味においては本来の気学、ということが出来るかもしれません。
私の鑑定したお客様に関してもそうですが、九星では吉方位でその奥にある十干十二支でも吉方位に行って頂いた今までのお客様では最大限速やかに大きくいい事が起きてきていたのですが、中には九星では吉凶ナシ、十干十二支では大吉の場合でもいい事が起きてきていました。
ここにおいて九星と十干十二支の整合性をとるにはという今の私の考え方としては、出て来た結果とも照らし合わせて鑑みた上での答えとしては、今までの方位学の中で絶対条件として考えられてきていた九星は器であり、十干十二支は中に注がれている木火土金水のそれぞれの次元の気で、この中味がよければ器が吉凶ナシの普通の方位ならば大吉の効果が出てくる、逆に九星の器が良くても中味の気が大凶であれば凶作用が必然的に出てくるということが検証事例によって導き出されてきたわけです。
なぜなら十干・十二支・九星とは気の次元が現実界に向かって降りてきたものであり「突き詰めれば十干」という言葉に帰結されるからです。但し既存の気学、方位学では九星だけ、一部心ある方で十二支のことを言っているところはありますが、十干のレベルにまでさかのぼって方位学のことを言っているところは、一部奇門遁甲や方位学に干支を使っているところを除いてはほ95%見当たらないからです。
本来の気学は十干・十二支・九星や八卦などをメイドインジャパンの考え方の中で園田真次郎が大正時代に合わせて考え出して作ったものなのですが、いつしかそのほかの要素が難解すぎることもあり九星のみに絞った上で今の気学が形作られてきました。それはそれでもちろん間違ってはいないのですが。。。
しかし今私が提唱している十干十二支氣学とは、そのもともとの形である実は本来の気学、という風に言えるのかもしれません。但しいずれにしても九星だけよりは他の十干十二支まで含めてみていった方位のほうが実際の効果も高い、ということは検証事例により明らかに出てきています。
私としてはお客様により開運効果の高い吉方位をお伝えしたり、九星で吉方位だとしてもあく出しが出てこないような注意点はそのつどお伝えしたい、という想いからこういった今の気学業界に対して摩擦を起こすかもしれないことをあえて言葉に出してお伝えさせていただいているわけなのです。
では九星では凶方位、十干十二支では大吉の場合にはどうなるのか、それを今回は私自身を検証事例とすべく、この大きなテーマに挑むべく今の気学を切り開いた大家、中村文聡のごとく自身で旅行に行って確認してきたのです。
具体的に言いますと、二黒土星の自分にとっては凶方位とされる西の本命的殺の方位に3泊4日で旅行に行ってきました。やはり新しい分野を開拓するためには自分自身が誰も言ってきていないものに挑戦する、ビジネス的な仕事で言えば新規開拓する度胸、占い鑑定で言えば凶方位かもしれない方位に旅行に行く覚悟、それがあるかないかという知識の奥にある精神的な度量がどんなことをやるにしても最後のところでは問われてくるからです。
その結果どうだったか、旅行に行って凶作用が出てきたかそれとも吉方位作用が出てきたかどうかといいますと・・・、これは私と会った人はみな感じている通りなのですが、凶方位効果は出てこないどころか文句なしの非常に充実した旅行であり、帰ってきてからもその十干十二支が指し示すとおりのますます運気が強くなっている吉効果を大きく感じておりました!
ただしここには但し書きがありまして、多少専門的にはなるのですが、まず凶方位と大凶方位は違うということでした。。。凶方位とはいわゆる6大凶殺のうち本命殺・本命的殺のことを言っており、大凶方位とは五黄殺・暗剣殺・歳破・定位対冲のことを指します。
今までお客様の鑑定時にお聞きしたことで、前に十干十二支では大吉、九星では暗剣殺の大凶方位に行った後は、どんなにその十干十二支が良くても挽回できたのは吉凶半々までだった、ということでやはりどんなに中味がよくても器が大凶方位だったら少なくとも吉効果を呼ぶことにはならないので、そういった大凶方位は避けたほうがいいということに変わりはないということが改めて確認できました。
但しどうしても凶方位に行かざるを得ない場合などに関しては、その中味のエネルギーを見ることによってもしかしたら時期を変えることにより抜け道が見つかるかもしれない、ということにもなりますのでそういった場合のやむをえない時にはまた別な考え方もありますのでご相談ください、という風に使えるということになります。
そのほかの私が鑑定した、十干十二支の日主、四柱推命で言うところの自己の本質をあらわす生まれた日の十干が辛(かのと)で西に行かれた方も複数いらっしゃったのですが、九星では西は大吉、あるいは九星では吉凶なしだった方々にもまさしく同様の効果が出てきておりました。
そういった今回の吉方位旅行と、そしてそれ以外の方位に行かれた方々からの旅行後の感想などをお聞きしましても、要は吉方位効果を高めるためには九星、そしてその奥の次元にある十干十二支という異なる3つの次元の気を総合的に見て吉と成るようにセッティングしていくことは、吉方位効果の精度と顕現する早さを格段に早めるための鍵となる要素なのだということが間違いなく、ゆるぎなく確信できたのです。
こればかりは行った方でないと分からないのですが、今回十干・十二支・九星まで見た上で吉方位旅行に行かれた方からの感想で皆様同じことを言われていたり、私自身もそう感じたことがあったのですが、その確かな証拠となるキーワード的な言葉がありました。
それは、十干・十二支・九星までそろえた吉方位旅行に行くと「とにかく理屈抜きに、心底心地良い旅行だった!」ということです。
私も今回行った先では、メール鑑定だけで実際にはお会いしたことのなかったお客様に現地のパワースポットを案内していただいたり観光地を案内していただいたり、あるいは鑑定した方が引越していた先でもあったところに行ったときは同じく現地を詳しく知っていたので世界遺産の候補地のところに案内していただいた、ということもありました。
というわけで非常に旅行自体も楽しく、自分の運気も格段に上がった実りのある旅行だったのですが、それ以外にも気学・方位学の考え方に対してもとても大きな学びがあった吉方位旅行となりました。
そしてここにおいてまたまた私は確信したのですが、今までの九星気学では本命星を元にしてみてきましたが、それは間違ってはいませんが「それだけでは絶対的に足りないものがある」ということが見えてきました。それを今からかいつまんで述べていきたいと思います。
まずこれまでの方位学、九星気学のコンセプトをものすごく簡略化していってしまえば以下のようになります。
それは生まれた年の九星と各方位に廻座している九星との相性が良いか悪いかで吉方位か凶方位かどうかを判断して相性が良い吉方位に行く、というものです。
これはもちろん間違ってはいません。しかしこれだけだと奥にある気を見ていくと時に精度にブレがあったり吉方位に行ってもいい効果が出てこなかったり、たまに万が一 十干十二支の相性が悪かったりすると九星で吉方位であっても凶作用が出てくることすらあるのです。
なので一番良いのは、生まれた年の九星プラス十干十二支も考慮しつつ、しかしそれだけでは単に廻座している方位に対してのフィルターとの相性を見るという意味しかありませんので、吉方位とはそのフィルターを通るときの星の相性が良いか悪いか、凶方位とはフィルターとの相性が悪いということですのでその場合には凶作用は分かりやすく出てきますが、問題は相性がよくてその気が命式全体に染み入るように入ってきた場合、それが五行全体のバランス上で良くないとされるもの、いわばこれ以上増やしたくない気を増やすことになってしまった場合はどうするか、ということなのです。
逆に良いのは今最も欲しい気、運命の調律をする上で命式上で要とされる全体のバランスを支えてくれている気(用神)や、もっと大いに活躍するために応援してくれる増やしたい気(喜神)を、相性のよいフィルターを通した上で命式上に取り入れることが出来るかどうか、という全体のバランスまで考慮した上で吉方位を選定するかどうかという視点が必要になってくるのです。
なのでちょっとだけ難しい言葉であえて言いますと、五行喜忌において用神や喜神、忌神を明らかにした上でもっとも必要な気を方位的に取って行く、それこそが本当の吉方位活用ということになります。
その考え方がないと九星で吉方位とされる方位に行ったとしても吉方位効果が出てこなかったり、あるいはまれに凶作用が出てくることすらあります。なので九星しか見ないで方位取りをするというのは、実は大いに危険なことでもあるのです。
なので九星だけで見たら吉方位でも十干十二支で観たら凶方位ということもありえますので、その忌神や対冲の法則に引っかかっていないか、あるいは五行全体のバランスから見た上で水火激冲になっていないかなどの干支から見た視点も大事になってきます。
そのように九星気学にプラスして、十干十二支まで見た上で凶意は避け、吉方位効果を最大限にするためにはどうすればいいかという視点を持った上で吉方位を選定する、というのが十干十二支氣学の要諦であり、これまで方位学・気学の世界で誰も言ってこなかった視点からの提案すべき意見となります。
そこまで見た上で全部の視点から見てよい吉方位に旅行に行きますと、これは吉効果が速やかに出てきたり、そもそも行ったときの旅行中からものすごく気持ちが良かったり、帰ってきてからもその効果はかつてないくらい深く大きく続いていくということもあるのです。
もちろんベースはあくまでも九星気学であることは間違いありません。しかしその奥まで見ていくとまた違った方位の考え方があり、時には九星だけで見た場合と十干十二支まで見た場合の吉方位の選定の仕方は変わってくる、ということなのです。
それを私の場合は自分とお客様の実際の吉方位に行ったとき、そして行ったあとに出てきた現象を元に、時にメールや直接会ったときに細かなニュアンスまで含めてお互いやり取りした上でこれまでの検証事例を元にデータを蓄えてきた結果、法則性が間違いなく見えてきたものに関してネーミングをつけたもの、それが十干十二支氣学、別名四柱推命方位学、ということになります。
さらに言いますとこの十干十二支氣学は四柱推命を方位学に応用しているので、そのもっとも得意な領域とも言える、いわば才能運やその時期における生きる指針などを指し示してくれる深い部分を気学に応用した方位学、であるともいえます。
言うまでもないことですが、方位の吉凶とは追い風向かい風に過ぎないので、吉方位効果とはあくまでも本人の努力をベースに置いた上での追い風なのです。
なので自分が足を動かして歩くことがあってこその吉方位効果であり、まったく何もないところからドカンと吉方位効果などは出てこないものなのです。
ですので私が現時点で考えている一番良い方位の使い方としては、その時期に四柱推命が指し示す生き方や努力の方向性、気をつけるべき点を見極めて自覚し、まずそのように努力する生き方を心がけていった上で、
それに対して後押ししてくれる吉方位の応援の風を吹かせるために十干十二支及び九星が指し示す吉方位を方位学的に活用していく、というものになります。
これこそが自力と他力、自分の努力と他からの応援の風を両方いいバランスで活用する、つまり行った努力を身の丈にあった形で最大限に開花させるための方法なのではないかと考えて、十干十二支氣学という名前をつけました。
今のところはそういった長いネーミングしか思いついていないのですが、いずれもっと短縮したより良い名前を思いついたらそれに変えようとは思っていますが、今はこの「十干十二支氣学」ということで名づけていた次第です。
今回は取り急ぎ6月の吉方位旅行のご報告ということでブログをアップしましたが、それ以外にも早くも来年の2015年の鑑定をお申し込みいただいたこともあり、この十干・十二支・九星を見るのに対応した新しい鑑定書フォーマットを作り上げることにもまい進しておりました。
なので今回もまたまた大いなる産みの苦しみの連続だったのですが、なんとか自分自身で納得するものが出来上がってきましたので、次回鑑定を受けられる方はその新しいフォーマットを楽しみにして頂けたらと思っております。
というわけで、鑑定したお客様からの喜びの声が自分自身の力となっていますので、必然的に昔と比べても恐ろしいくらいに今の自分は力が充実してきたと感じておりました。。。
その今の自分の知識において吉方位の鑑定をさせていただきつつ、鑑定したお客様の幸せが巡り巡ってまた自分に返ってくるという良循環を築くことが出来つつありますので、忙しくなると結構鑑定のお日にちをお待たせしてしまうことも年末に近くなるほどに出てきますので、近年はドンドンその来年の鑑定を取り次がせていただくことが早まってきているのですが、その意味においてももし鑑定をご依頼されることがあるのであればお日にちにつきましてもご検討頂ければと思っておりました。
正直この今の自分と、ちょっと前の自分とではまた全然違うレベルに達してきつつあると感じておりますので、男子三日会わざれば刮目して見よ、という三国志のことわざではありませんがもしご興味があるのであれば今年は例年よりもさらに一層早めに鑑定をお申し込み頂ければと思いました次第です。色々な意味で年々密度が濃くなってきていますので。
最後に私が6月に行った西の吉方位旅行の場所、天橋立の真名井神社、籠神社、琵琶湖の竹生島神社、世界遺産に登録申請中の彦根城、奈良県の大神(おおみわ)神社の写真をアップしておきますのでご覧頂ければと思います。
私もそうでお客様も言っていらしたことだったのですが、十干十二支で大吉方位だったので旅行中はあまりにも幸せで帰るときは本当に去りがたく、寂しさすら覚えたりしておりました。
出来たらまた今年のうちに同じ方位に同じだけ吉方位旅行に行きたいと思っているくらいです・・・。それくらい素晴らしい旅でした。。。
私の筆力ではまだまだ全然今回の吉方位旅行の素晴らしさは伝え切れませんが、要は伝えたいことだけはまだまだ山のように有り余っている、ということだけお伝えできれば今回のブログの趣旨としては満足だと思っております。。。