他にも「伊勢神宮」「仙台」などのキーワードを白い検索窓に入れますと、その言葉を含んだ記事がピックアップされます

密教とか、最強の「長生き味噌+野菜スープ」とか・・・

 最近は占い講座を開催している期間とはいえ、時期的にだいぶ余裕のある日々でしたので、久しぶりにアートを見るべく、都内で行きたかった展覧会に行ってきました。

上から、

トムサックス ティーセレモニー 東京オペラシティ アートギャラリー(初台)
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」 東京国立博物館(上野)
特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品」 東京国立博物館(上野)

の写真です。

トムサックス ティーセレモニーは、オペラシティーのアートギャラリーでやっていて、これは毎週日曜日に、1週間の中で1番楽しみにして聞いているラジオ番組、野村訓市 『Travelling Without Moving』で紹介していたので、行ってきました。

「外国人の目から見た茶道、についての視点が非常に斬新でした。」と、一言でまとめることが恐縮するというか、おこがましいほどですが。。。最近は外国人から見た日本という視点についても、だいぶ変わってきているのを感じます。

たとえば、観光地への外国人の誘致についても、昔のやり方としては、地方自治体では猫も杓子も「ゆるキャラ」を作っていたのが、最近では外国人のユーチューバーに依頼してそういった視点から、海外へその土地の魅力を紹介する動画を作成してもらっているそうです。

考えてみれば、これが当然と言うか、最も良い方法ですよね。なぜなら外国人に来てもらうためには、われわれ日本人の視点で考えて良いと思う情報だけを発信するよりも、海外の人の目を通じて紹介してもらった方が、その土地の面白いところなどが伝わるのは、よくよく考えてみれば自明の理だからです。

いまは京都も常に外国からの観光客でにぎわっていますが、故スティーブ・ジョブズも日本に注目して禅を学んだり、体を壊さなければ永平寺で修業したいと言っていたそうですし、オラクルという世界で2位のソフトウェア会社の元CEOも京都市・東山南禅寺に邸宅を買ったこともあったり、日本の良さを知らないのは、まさに昨今の日本人だけなのではないでしょうか。。。

本文でも述べていますが、私は、易経の中の「不易(ふえき)」と「変易(へんえき)」のことを知ったうえで、変えてはいけないところと、変えるべきところをこの時代のスピードに則って、大胆に進めていかなければならないと考えており、それを九星気学業界・方位学業界については、本文の中にも書いたように様々な角度から大胆に提言しています。

 

こんにちは、笹木です。

今月は、展示会の写真の説明から始まりましたが、皆さま この5月はいかがお過ごしだったでしょうか?

どうやら5月前半の爽やかな時期はもはや過ぎてしまい、最近はじめじめした日が多くなってきたり、時には7月頃の真夏日になったりもして、だんだん暑く蒸し暑い日々となってきましたね・・・。

せっかく5月前半の爽やかな時期には1年で一番気持ち良い空気を味わっていたのですが、それもどうやら終わってしまい、これからは曇り空で時にはじめじめした日や、時には「もはや夏か!」というくらいの真夏日の中で汗をかきながら外出したり、でも、かといって急にクーラーの効きすぎた電車やビルの中との寒暖の差を苦労しながら調節する日々を過ごすことになりそうで、早くもちょっとした憂鬱さを感じています。

とは言っても、そういった日々の中でも最近はだいぶ余裕が出てきましたので、旅行に行くというまでは行かずとも、東京近辺でリラックスすべく、行きたい展覧会などに行き始めていました。

今月はこうした展覧会に行った話や、ほかにもいま興味関心のあることなどについての諸々のことを徒然(つれづれ)なるままに、肩の力を抜いて気楽に、書き書き綴っていきたいと思います。

この展覧会のことは、鑑定の時にお客様とお話をしている最中に教えて頂いたのですが、6月2日まで上野の東京国立博物館で密教についてやっている展示があるというので、「これはすごい!」とピンと来て行ってきました。

そのお客様にも感謝ですが、東京国立博物館にも感謝です。

京都の東寺(教王護国寺)に安置されている数々の国宝の仏像が来てくれて、本来ならこちらが時間と旅費を掛けて行かなければいけないのですが、かなりの部分を一堂に会した形で、東京の、上野でまとめて観られるのです!

特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」 

 

<ホームページからの引用>

特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」東京国立博物館で開催中! 史上最多の仏像曼荼羅をはじめとした東寺の名宝が上野に大集結!!

本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介するものです。東寺講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、合計15体が出品されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝をご堪能ください。

https://l-tike.com/event/feature/toji2019/19032600/ 

そして別フロアでは、これも非常に見たい展覧会があったので一緒に見てきました。

特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」

他にも、
「中国の青磁―蒐集と研究の軌跡」
これは、上記の特別展をやっている本館の隣の東洋館で開催されています。焼き物に興味がある方は、上記の特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品」でも日本の焼き物が展示されていましたので、こちらの東洋館で青磁についても見れば、いっぺんに焼き物について見ることが出来て、とても意義が深い、一連の展覧会になっています。

<ホームページからの引用>
青磁を中心に名だたる優品が数多くもたらされ、珍重されてきました。とくに江戸時代以降、茶の湯の世界では唐物を筆頭に道具の格付けがなされ、中国青磁は「砧(きぬた)」を最上級として細かく分類、評価されるようになりました。
 
このような歴史的背景のもとに培われた独自の鑑識眼に基づいて、20世紀初頭に陶磁器研究が世界的に熱を帯びると、日本では青磁研究が先進的に行われます。当館の蒐集活動は、その研究の歴史と密接にかかわっており、とくに大正・昭和期を代表する蒐集家横河民輔(よこがわたみすけ、1864~1945)の一大コレクションの寄贈は、東京国立博物館の蒐集と研究の礎となりました。
 
今回は、明治から平成までおよそ150年のあいだに東京国立博物館が蒐集した中国青磁のなかから選りすぐりの名品を展示いたします。当館の蒐集と研究の軌跡をたどりながら、青磁を通して日本人独特の美意識や鑑識眼にふれていただきます。
ということでした。
私も今回、いっぺんにいろいろと見てきましたが、かなり歩いたので、もはや帰る時には足は棒のようになり、頭も意識もそれこそパンク寸前、お腹いっぱいを通り越して、大満足過ぎた状態でした。。。
 
全部が素晴らしかったのですが、その中でもやはり圧巻は、今回の目玉である「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」でした。
 
もちろん私は、密教のことをそこまで深く受け止められるほど元から知ってはいません。
 
今回の東寺に置かれていた仏像や密教の道具、曼荼羅を見て、というより「感じて」思ったことは、むかしの人はあれだけ精緻な仏像の数々を作って、つまりそれだけ大きく天の恵みの力を地に下ろして天下安泰、国家鎮護を願っていたのであろうという、その強い熱意がひしひしと伝わってきました。
 
行ったときに、せっかくだったので直接気を感じてみようと思い、仏像に意識を向けてみると、穏やかで安らいだ気に満ちたものがあったり(優しい女神や阿弥陀如来系)、熱い気に満ちたものなど(不動明王など降魔調伏系)、それぞれ千数百年前に造られて今まで現存してきたのを、時を越えてじかにこの目で見られるという不思議さも合わせて、東京の上野で一気に観られる幸せを感じて感謝しました。
 
して空海が、後七日御修法(ごしちにちのみしゅほう)=真言院において,8日から 14日までの7日間、天皇の安寧や国家安穏を祈る秘法を修することを、あれだけ厳密な手順や細かく定められた道具や、曼荼羅、壇の配置などに則って、すべてを天下のため、人民のためにということでその学んだ知識や影響力を使うことにより、またそれが密教の発展につながっていったという流れを見ることが出来ました。これが執り行われていたから、平安時代があれだけ長く続いたのではないか、と思っています。
 
空海がいたから、密教が今こうして残っているとも言えますし。やっぱり空海は、超天才だったのだ!とつくづく思いました。
 
ちなみに承和2(835)年に始まった後七日御修法(ごしちにちのみしゅほう)ですが、長禄4(1460)年までの約620年間は、ほぼ毎年執り行われました。ところが寛正2(1461)年から元和8(1622)年にかけては、162年連続で中止になっています。
 
言い換えると、応仁の乱(1467~1477年)が始まる数年前から、江戸幕府が開かれて約20年の歳月が流れるまで(1603年 江戸幕府が樹立)、後七日御修法は1度も行われなかったのです。ちょうど室町時代の終わりから、戦国時代が終わって江戸時代に入った頃までの、世の中が戦乱で乱れていた頃ですよね。。。
 
元和9(1623)年に約160年の沈黙を破り、後七日御修法は再開されましたが、今度は明治4(1871)年に廃仏毀釈の影響を受け、一旦廃止されます。その後、復活を望む声もあり、明治16(1883)年に再開されました。そのときに東寺内の「灌頂院」に会場が変更になり、以後、現在に至っています。
 
こうして見てみると、このように大掛かりな国家の平安に対しての祈りの行事というのは、時代の波風とも反映されているというか、こうした天への祈りを大きな国家単位で捧げる祈祷会というのは、それこそ国家単位で国運を隆昌させる働きを呼び込むものだと私は思っています。
 
それが行われなかったから上記の応仁の乱の後から江戸時代が始まり少し経つまでの時期は、戦乱の時代が続いたのか、それとも戦乱の時代を一時的に続かせて、天が世の中を新しい形で作り直してから統一させるためにこの修法を執り行わせなかったのか、までは分かりませんが、しかし事実としては不思議とこの修法が行われた時代と、行われなかった時代とで、長期的に安定した時代が続いたかどうかというのもまた連動していると感じました。
 
これは国家単位でもそうですし、私の見たところ個人の運、ひとりひとりの運気という角度からでも同様のことが言えます。
 
私も鑑定やこれまでの人生の中である程度色々な方を見てきましたが、大体いまが幸せな人というのはみな、ご先祖様を大事にする思いを強く持っている方です。
 
たとえばお寺での先祖供養である「何回忌の法要はいつどうだからどのようにしよう」と、それをきちんと気にかけたり、段取りを熱意を持ってやっていたり、家で仏壇に毎日お供え物をしてご先祖様に感謝を形で表していたり、お墓参りなども季節ごとの折に触れて欠かさなかったりなどです。
 
そういう風に家やご先祖様を大事にしている人というのは、家運からの後押しにも強く守られているので、人生が幸せだったり、時として何か大きな病気とか災難に襲われた時でも一番小さな形にして守られたり、ということが起きているのは、皆さま共通しています。
 
これは運勢という天からの気の流れを鑑定する私の鑑定師としての目から、また社会人としての目から見ても、間違いのないことと断言致します。
 
人の運気というのは、半分は家系から、もう半分は個人の運気が、足されて総合運としてあり、それらを追い風として受けながら、我々は家系の現世の担当ランナーとして駅伝の区間を走っているようなものです。
 
もし今幸せな人でご先祖様を大事に想い、それを行動に表しているのなら、その運気はかなり安定感があるとも言えますし、もし先祖供養はせず個人の努力で頑張って生きているけれども今一つな方が、ご先祖様を大事に想ってそれを行動に起こすならば、強力に家運の後押しが出てきますから、目の前のことは徐々に薄紙をはぐように、しかし着実に改善されていくでしょう。
 
こうして密教に関しての展覧会を見ていると、細かな密教の内容に関しては分からなくても、その情熱や込められた熱い天への願い、国家を思う広い気持ちは伝わってきます。私も今は、そういった同じところを専門的に扱う仕事についていますから。
 
国家として平穏な時代、少なくとも大きな戦乱がない時期として続いた、平安時代や江戸時代といった安定した期間には何かしらの理由があるはずで、それは二つが考えられます。
 
① 天からの大きな力=神仏の力を借りて、地に下ろすセッティングをした。たとえば、神社仏閣、仏像などによって。
 
② 方位の力をしっかりと意識して、都を固めた。全体と、特に鬼門を重視した。
 
平安京=京都は建物の東北の角を引っ込めたり、申の御幣を置き、幸神社、赤山禅院、比叡山の守護神・日吉大社を据えた。
 
江戸=東京は、寛永寺と増上寺。神田神社と日枝神社。日光東照宮と久能山東照宮。さらには御三家の水戸藩と紀伊藩を配置。
 
上記の鬼門封じは、東北=艮(丑寅・うしとら)だけ見ればその箇所だけですが、ほかにも京都や東京には、鬼門(東北)だけではなくて巽(辰巳=たつみ)や坤(未申=ひつじさる)、乾(戌亥=いぬい)などにも、数々の神社仏閣が配置されていて、京都や江戸の両方とも、一大風水都市の様相を窺わせていることもまた間違いありません。
 
やはり天下国家を安定させて守るには、「国として」、「国家ぐるみで」「トップと運気面の参謀(軍師)(風水師)(陰陽師)がらみ」で、これだけの方策を取らなければ大きな力は動かせず安定も長く続かないということです。事実として歴史を見てくると、長く続いた安定した時代の裏には、こうした努力があってこそで、原因がなければ結果もない、という、ただそれだけのことに尽きるとも言えます。
 
これまでの日本の歴史、そして世の中で天下を取った人たちが、こうした成功のためのエッセンスを証明してくれているのに、これを我々が個人として使わないのは、もったいない話です。こうやって歴史が証明している、成功のための秘訣を我々が使わないというのは・・・。
 
少なくとも我々がここから学んだうえで開運のためにできることとしては、吉方位旅行(パワーエリア)に行った際には、その土地にある良い神社やお寺(パワースポット)にはなるべくしっかりと行くことです。
 
そうすると、「神仏の力」と、「方位の力」の両方を活用できるので、平安時代や江戸時代を作り上げたのと同じことをしているわけですから、開運力もMAXになります。それをぜひ意識したうえで、皆さまも今後とも吉方位旅行に行かれると良いでしょう。
 
そのように、国家や人が繁栄するために必要なこと、まずそれは目に見えない天の気の動きや、家系やご先祖様から来る運や因果の働き(因縁)をまず意識して、感謝の念を向けて、そこからの応援の助力を受け取ることです。
 
そして我々自身も頑張って世の中に良き功績を残すことが必要です。そうすることで家運全体の運気が上がり隆昌し、ご先祖様の環境も向上して喜んでもらえますので、そういったgive&take、持ちつ持たれつ、といった関係性も意識したうえで自分も頑張ってこそ、良循環の輪が築かれるのです。
 
そこに方位が加わってこそ、天からと地からの応援の風を最大限、受け止められます。これらを活用することが出来たら、私たちも個人としてこの世の中で成功したり、今ある平穏を安定して続いて行かせることが出来る。といったことを、私は今回の密教の展覧会を見て明らかに感じました。
 
人それぞれみな見方や感じ方、モノの考え方は違うでしょうが、私はそう感じたということです。あくまで深い密教の内容に触れる前の、最も表面的な見方でしたが、しかしそれでも本当に濃いものを感じられた展覧会でした。
 
いま、京都の東寺では、仏像や道具たちは空っぽになっていることでしょうが、上野の東京国立博物館での展示が終わればまた戻ってくるでしょうから、それまでは休館している時でないと中ではめったに見ることができない、全部ではないにしろ安置されていた仏像が空いたスペースのお掃除をしているかもしれません。。。
 
私は、いままでこれだけ一堂に会する形で、国宝の仏像、縄文から江戸時代に至るまでの芸術品を見たことはありません。もちろん、やはり「東京国立博物館」ですので、当然と言えば当然かもしれないのですが。。。
 
ただちょっと残念だったのは、見る時間が少なかったので、ゆっくりじっくりと見て回ることが出来なかったということでした・・・。
 
私は午前中テニスをしてから行ったので、14時頃に着いて、最初に「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」から見たのですが、やはり大人気だったので入るまでに40分待ちで、それでも全展示会あわせて閉館時間は17時まででしたので、最後の方は相当な駆け足となってしまいましたから、もし行く場合は午前中の早めに行った方が良かった、と思いました。
 
さらにまた感想に戻りますと、一つ一つの仏像や曼荼羅や道具などが細部までよくできており、衣のひだや、仏像の微笑み、全体のバランスなど、あれを作った仏師たちは、本当にすごい技術の持ち主だと感じました。時代の古い新しいなど関係なく、もしかしたらむかしの人たちの方が道具が未発達だっただけあって感性が研ぎ澄まされていて、気迫と熱意も、もの凄かったのかも、とさえ感じました。
 
曼荼羅に書かれた線や文字の小ささも、空海の長い書面も、あれは途中の一言一句、少しも間違わずに書いたんだろうか・・・、と、その字のきれいさや縦横のバランスが整っていることなども、舌を巻いて見とれていました。
 
やはりむかしはそれだけ天と真剣に向き合っていたからこそ、仏像曼荼羅制作にあれだけの精緻さとして結晶化させられたのかもしれません。
 
それだけ真剣だったという背景には、いまのように文明や機械なども発達しておらず、すぐ死と隣り合わせだったからというのもあったのではないでしょうか。
 
日照りが続けば飢饉となり餓死者が出たり、大雨が降ればダムもなく川も治水されておらず流行り病に悩まされたり、暑い夏にはクーラーもなければ、冬には暖炉やエアコンもなかったわけですから。平安時代の平均寿命は当時は約30歳で、男性が「33歳」、女性が「27歳」くらいだったと言われています。
 
織田信長の頃には「人生50年」という風にも言われていましたが、いずれにしても平均寿命は、いまの80数才よりはずっと短かったのです。
 
・・・と、ここから急に気学の話につながっていきますが、
 
だから昔の九星術では運勢を見る際には、生まれた年の九星=本命星だけで良かった、ということなのです。今は違いますが。
 
というのも年の要素とは、主に祖先から来る家系の因縁や父母からくる運気を表しますので。そこから月の要素(若年~壮年運)、日の要素(中年運)、時間の要素(晩年運)に行くに従ってだんだん自分自身の内面の本質が出てくる、と見るからです。
 
あくまでも分かりやすいようにざっくりとした見方で区切ってみましたが、必ずしも何歳から何歳、という風に決まっているわけではありません。ただし若いうち、まだ自分の才能を磨き切っていないう時、つまり生まれた環境や親の元での影響が強い時期には年の要素が大きく出てくる、ということでした。
 
なので寿命が短かった時代には、「全体」を見ないで年の要素しか見なくてもある程度は当たっていたので、むかしの九星術・気学では生まれた年の九星の本命星だけ見ていれば良かったのです。でも今はもうそれだけでは足りませんが・・・。それをまだ九星気学では千数百年前と同じ考え方でしか観ていないということを言っているのです。
 
いまは人生は90年時代で、もうすぐ100年時代になるとも言われています。
 
しかもインターネットの発達により、情報の伝わる速度も1秒で世界の裏側にまで伝達されたり、交通機関の発達によって、それこそ1日で何千キロも離れた海外に行けてしまうくらいに「時の流れが加速した」時代になったので、長生きになったうえ情報の密度も高まった分、さらにむかしの占術の見方だけではもう通用しなくなってきた部分もあるのです。
 
もちろん核の部分では厳然として変わらない真理もありますが。
 
気学の原典「易経」には最も大切な、三つの「時の流れ」についての意味があります。
 
「変易(へんえき)」・・・森羅万象、すべてひと時たりとも変化しないものはない。
 
不易(ふえき)」・・・変化には必ず一定の不変の法則性がある。
 
「簡易(かんえき)」・・・その変化の法則性を我々人間が理解さえすれば、天下の事象も知りやすく、分かりやすいものになる。シンプルイズベスト。真理は常に身近で簡明なところにあり。簡単に見れば簡単であり、しかし難しく見れば果てしなく難しいものでもある。
 
です。
 
八卦、には主だった定位についての吉方位効果のことが書いてあり、六十四掛では、それがさらに八方位×九星が各方位に廻座した時の方徳効果が書かれています。(吉凶混在しています)
 
では、その方位の力が自分に対してどう働きかけるか、吉なのか?凶なのか?については、少なくとも過去の考え方で間違っているところは、
 
平均寿命の短かった「本命星=生まれた年の九星」だけで観る観方だけでは、もう時代遅れになってきているということです。しかし変わらない真理としては、九星の遁甲の法則や、気学の原典「易経」に基づいた八卦、六十四掛による吉方位の象意に関しては、変わらない真実、間違いないものがあります。
 
例としてですが、いまの世の中で言われている「あなたは生まれた年の九星が一白水星だから、こういう性格で、今年はこういう運勢で、今年の吉方位は北と南です」という浅すぎる見方、それが間違っている、ということです。
 
いま常識として伝わっているけれども、実は間違っている運勢や方位の吉凶の見方としては、生まれた年の九星の木・火・土・金・水に対して、相生、比和となるものを吉方位、相剋や五黄殺や暗剣殺や破れ、本命殺や本命的殺などを凶方位として見るというのは、情報が簡略化され過ぎていて、まれに10~20%は偶然で当たりますが、ほどんどは吉方位のつもりが、むしろ行ってみたら吉凶ナシか、実質的には凶方位だったということにもなり得るのです。
 
そのように、むかしはインターネットもなかったので情報が少ないうえにそれぞれの国の戦争で命がかかっていたため秘匿化されていたり、なるべく簡潔にある部分の情報だけで、あたかもそれが全体を表すように決めつけたがっていたのは、もしかしたら相手を惑わすために、わざと一般には偽の情報を流していた、という可能性すらあります。
 
そしてこれは九星術や気学だけではなく、四柱推命でも同じだと私は観ています。むかしは皆、価値のある情報はそれこそ生死につながるわけでしたから、そうそう簡単にはオモテに出さなかったのでしょう。 
 

むかしの四柱推命も、生まれた月の地支にすべての情報が込められていて(「神が宿る」という表現で)、そこだけを取り出して格局(かっきょく)という名前を付けて、全体を見ずに占っていました。
 
それと皆さま、世の中にいま占い師という風に言っている人たちはたくさんいますが、ダマされてはいけませんよ。世の中に間違いなく九割はいるであろう、偽物の占い師を見分ける方法を教えます。。。(^^ ;)
 
世の中の占い師で、鑑定の時に使う占術がたとえば「四柱推命」「九星気学」「西洋占星術」「紫微斗数」「インド占星術」「タロット」「手相」「スピリチュアル」「ルーン」「オラクルカード」などと、いろいろなものをいっぱい並べて、「これだけ多くの占術を使えます」、という風に言っている鑑定師もいますが、逆にそれだけ数を並べている人は、どれもちょっとかじっただけの素人に毛が生えたような、どれも中途半端にしか扱えない人間だということを自ら白状しているようなものです。
 
なぜならそういった本物の占術なら、本来ならどれ一つ取ってみても、深く使いこなすには、ものすごい経験や知識が要るものだからです。もちろん、ごくごくまれに、それだけの多彩な占術を使いこなしている方もいらっしゃいますが、それは本当にもう、ごく一握りの数えるくらいしかいません・・・。
 
四柱推命を見ましても、そういったむかしのものではなく、現代風の鑑定法で観られる鑑定師は、実はそうはいませんので(それを見極める方法としては、十二運星を使っているかどうかです。それでむかし流か、現代風かが分かります。なぜなら十二運星で観る見方は、一言で言えば迷信だからです)、そういった過去の見方ですと、鑑定事例としては偶然当たっている時もあり、しかし当たっていない時もあり、しかし当たっていない時もあり、という風になるのです。
 
そのように、むかしといまでは時代背景が違うし、情報の取得できる多さも違うので、見られる角度も違ってきているという、このごく当然のことが、しかし目に見えない「占術」を扱う業界だけに、ここまでおざなりにされてきたのです。
 
私は占い鑑定師として独立する前は十数年間、並行して会社勤めをしてきたからこそ、そういった現状に違和感・さらには危機感を覚えたのですが、本当は私以外にもそうした疑問の声が上がっていておかしくないと思うのです。。。昔から教えられたことだけをそのまま使っていたり、現状と合わないことにも目をつむるという業界のスタンスに対して、そう思います。ただし、半分は個人の責任でもありますが。。。
 
しかしいまはようやく「全体」を「あるがままに」「ありのままに」鑑定できる時代となりましたが、そうなってもまだ昔の一部分しか見ていない古い考え方だと、いずれ時代に取り残されてしまうに違いありません。
 
・・・と、今回は上野で、特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」を見てきた感想を述べてきましたが、ちょっと堅苦しくなりすぎたかもしれませんね。。。 
 
ここで閑話休題、お口直しとしまして、今月のもう半分の柔らかい話題である、最近になって完成度を増した(と自分では思っている)「野菜スープ」についてお話ししたいと思います。
 
去年のブログでも、ガン予防とアンチエイジングに大きな効果がある、この野菜スープについては取り上げました。
 
 

この「ファイトケミカル(抗酸化力=活性酸素を抑え、老化やさまざまな病気のリスクを低下させる成分)たっぷりの野菜スープ」には、次の「4つの働きがあると言われています。
 
① 発がんや遺伝子の変異を防ぐ抗酸化作用 
② 発がん物質を解毒するデトックス作用 
③ 免疫力を高める作用 
④ 直接がん細胞に作用し、がんを抑える作用、です。
 
そして最近は、「長生き味噌汁」というものも流行っていて、私は最近、これを野菜スープに入れて飲んでいました。「長生き味噌汁」とは、腸の名医として知られ初診が数年待ちという順天堂大学の「小林弘幸教授」が考案したもので、自律神経と腸を整えるのだそうです。
 
長生き味噌汁は4つの食材がベースで、 
 
①赤味噌: メラノイジンという抗酸化作用のある成分が豊富 
②白みそ: ストレスを軽減してくれるGABAがたっぷり 
③りんご酢: 余分な塩分を排出するカリウムが豊富 
④玉ねぎのすりおろし: 解毒効果たっぷりのケルセチンという抗酸化作用のある成分が豊富
 
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 
 
そして私は最近、この長生き味噌を加えた、野菜スープを飲んでいます。 
 
こうしたファイトケミカルが豊富な「長生き味噌+野菜スープ」を飲んでいると、野菜スープはよく「ガン予防に効果がある」という表記は目にしますが、日本人で最も多い、ダントツの病気であるガンのリスクを軽減させてくれる可能性があるというので、安心できます。
 
ところで皆さま、この前テレビドラマでやっていた、「白い巨塔」はご覧になられましたでしょうか?
 
 
この前のテレビドラマで岡田准一くんの演じる「白い巨塔」を見て、やっぱり名作で良かったのですが、同時にガンについても考えさせられる内容だったので、改めて野菜スープは大事だなぁと思ったのでした。。。
 
「白い巨塔」は前に唐沢寿明版も見て良かったのですが、今回はキャストがまたすべて変わっていてそれを比較するのが楽しくて、飽きさせずの展開もまた良かったです。意外と沢尻エリカが良い仕事をしていたな、とか・・・。(運気を見たら、過去の一点集中型のお騒がせの時期から、今はだいぶバランスが取れてきたので開運期に入ってきていましたが・・・、その分、性格もきっと前よりは落ち着いてきて、それが外見にも出て来たのでしょう)
 
細かなところの描写も良いのに、バックボーンのストーリー自体も骨太で本当によくできているからこそ、もう7回ほど実写化されているのでしょうが、でもやっぱり最後はとても悲しかったです。
 
(以下ネタバレあり! 見ていない人はその説明が書かれている、1ページ分を繰り下げてから読み進めてくださいね (^o^ )  )
 
因果応報と言うか、地位や名誉や権力欲にとりつかれ、自分の欲望を押し通すためにも黒い内容の裁判を白として強引に勝ったけれども・・・
 
あれだけ才能もあり、活躍した財前五郎も、結局最後はガンで死んでしまって・・・ってあくまでも、ドラマの話ですが。。。
 
で、リアルの話に戻りますが、結局ガンは恐ろしいというか、一度なってしまったら、なかなか直すのは難しいものです・・・。
 
占術的には、どんな時にガンになりやすいか?ということもこれまでの鑑定事例の中で、かなり私なりには分かってきた気がします。(が、もちろん100%ではありませんが・・・。)
 
結局、突き詰めますと病は未然に防ぐことが肝要で、ガンもならないことが大事なので、普段からの食事があってこそ、薬の作用の効き具合もまた決まってくるのです。
 
その点、抗がん剤治療の権威の方がこうして「最強の野菜スープ」が良いということを言われていますので、私ももう1年以上飲み続けていますが、血液検査の数値も実際にかなり良くなってきました。(私の場合はガンではなく、中性脂肪とγ(ガンマ)-GTPですが・・・)
 
昨年の占い講座の中では、ちょうど初級編の時に野菜スープを水筒に入れて講座会場に持っていき、紙コップに入れて受講生の皆さんに少しずつ配って、私がいつも作っている野菜スープがどんなものかを味わってもらったことがありました。
 
今年もまた、現在進行中の基礎編(九星気学編)の第5回目や、6月23日から始まる講座「十干十二支編(初級編)」の際には、野菜スープを持っていって受講生の方に飲んでいただこうかと思いますが、今回は前回よりもさらにバージョンアップした、「サバ缶と長生き味噌を足した最強の野菜スープ」を飲んでいただこうかと思っています。
 
野菜スープだけだと何か味がなくて物足りないということもありますが、そこに長生き味噌汁のミソと、サバ缶(水煮)も1缶入れて、野菜スープを作っています。そうすると実に深いコクが出て、飲みやすいし美味しいのです。
 
ちなみにサバ缶(水煮)もすごくて、
 
5つの健康効果 
1.豊富なEPAで血管、血液の健康維持 
2.肌の老化、しみやそばかす対策に 
3.肥満対策、余分な脂質が少ない 
4.記憶力の維持、向上にDHA 
5.骨も強くなる
 
といった効果があります。
<お気に入りのル・クルーゼの鍋で作った、自作のサバ缶入り野菜スープと長生き味噌>

ちなみに野菜スープは、3回分をまとめて1回で作っておき、飲むときはその都度1/3ずつ温めて、その際には製氷皿に入れておいた長生き味噌を2個分、入れて作っています。

野菜スープも煮込んだ後、ハンドブレンダーでかき混ぜてトロトロのポタージュ状になるようにして、それを水筒に詰めてオフィスに持っていき、毎日少しずつ食事の間などに飲んでいます。

上記の写真は、その約1/3の野菜スープを温めて、長生き味噌を入れる前の画像です。

そうすると、だいたい1回飲む分で、ル・クルーゼのマグカップ2杯分、約600ml分くらいが作れます。これも、継続は力なり。毎日の小さな努力が大きな成果に結びつく・・・と良いなぁと思って、楽しみながらやっています。 °\(^◇^*)
 
私は、運気とは心身一如、「心身のエネルギー 両方合わせての総合的なパワー」だと思っていますので、やはり日常で摂る食べ物や飲み物が大事ですから、よかったら「野菜スープ」、試してみてくださいね。 ○(^▽^)○ 
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