そしてそれらの過程を勉強の糧とすれば一石二鳥にしていけます。ただしその場合は相手のことを相当やり込める形になってしまいますので、出来るだけしっかりとお互いの根拠たる情報をそろえて分かりやすくなったところでやむを得ない場合は一気に、という形でいきたいと思っています。
今回の本は、1回でも鑑定を受けた方はその鑑定書を見ながら読むとなぜそのように吉方位を出したのかとか、そのように判断したのかという理由も分かるようになっていますので、鑑定内容をより深く読み込んだり勉強するためにも非常に良い内容になっているというご感想もありました。
いずれにしてもこの占い業界全体を大きくかき回す材料とし、攪拌と断捨離をしてまた新たな息吹を注ぎ込んでいくお手伝いが出来たらと思っています。そしてその過程にあるものに関しては包み隠さず皆様にご覧いただきます。
追伸 : ところで今回の出版や占いとは関係ない話題なのですが、最近テレビで「しくじり先生」という番組がかなり面白いです。
テレビ朝日で基本的に、毎週月曜よる8時放送に放送していてたまに特番で長くやっている時もあるのですがけっこう感動したり為になることが多く、録画して2倍速で見ていたりしました。
似たような既存のもので、「失敗学」というものがあります。
成功した人の体験も良いのですが、そういった人は当然数多くの挫折や困難も乗り越えてきているので、この失敗学とは失敗の側からも学び、同じ愚を繰り返さないようにするにはどうすればいいかという方面に焦点を当てて考えていくものです。
例えば「失敗学」に関する本の中で書かれていた事は、日本社会には失敗を恐れ、失敗を恥じ、失敗を隠そうとし、失敗に学ばないという欠点があると言われてきました。その原因は明治以来、欧米のマネをすることで失敗を避け、効率よくキャッチアップしてきたために、失敗を真摯に見つめ謙虚に学ぶ文化やシステムが生まれなかったことにあるといいます。
この失敗学について本を書いている教授も、大学で機械工学を教えているのですがこうした問題意識があるため最初はあえて学生に手本を示さずに課題を与え、挫折を経験させると学生の勉学に対する態度が変わり、習得した知識の応用も利くようになるそうです。
失敗にも2種類あり、未知との遭遇による「良い失敗」と人間の怠慢による「悪い失敗」の2種類に分けられて、不可避である「良い失敗」から物事の新しい側面を発見し、仮想失敗体験をすることで「悪い失敗」を最小限に抑えることが重要である、とも説いています。
今まで「プロジェクトX」などの番組はその人の成功した件に関して取り上げてきた番組ですが、結局その背景には如何に苦難を乗り越え挫折を克服してきたかということも存在していていわゆる成功と失敗は表裏一体だったわけですから、今度はどんな失敗や挫折をしたかという「失敗学」の観点から人生や出来事を見て行こうということで作られた番組のようでした。
この「しくじり先生」は今まで大きくしくじってきた人、いわばそれまでの人生で山と谷を大きく味わってきた著名人や芸能人などが自分の失敗の体験談を自分の口から「あの時はどうだった、この時はこういう気持ちで過ごしていた」などと話すのですがそれが非常に面白く、また学べるものがあってためになるのです。
そしてさらに占い的にも勉強になります。その人が何歳の時に絶頂を味わった後、何歳から何歳の間にどん底を経験したかというのを生年月日から四柱推命で分析していくと、これがまた「なるほどなぁ~」という深い理由が見えてくるので2重の意味で勉強になるからです。
ああ、なるほど・・。この時にはこういう星が巡っていたからこうなったんだな、とか。でももうそのあとそんな星は巡ってこないからそこでそんなに天狗になってしまうとあとから苦労するのになぁ・・・、など。
今回は本に関する定期報告のような内容でしたので、文章は短めだったのですがいかがでしたでしょうか・・・。
その点についてもまたご感想を頂ければと思いました (^u^)