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損して徳採れ ご利益主義よりも運気の源を充実させることの方が幸せに直結する

 
 こんにちは、笹木です。
 
陽も伸びて暖かくなってきたと思いきや、また急激に寒くなってきましたね。私もちょっとここにきてこの寒暖の差にやられて風邪をひいてしまいました・・・。
 
また最近もこの時期の常として忙しくて疲れはしていたのですが、今回の忙しさはこれまでのものとはちょっと内容が違っていました。
 
というのも実は私 笹木、ついにこの2月末で会社員生活を辞めて占い鑑定師として独立することにしたからです。
 
今後は占い鑑定を軸として、講義、執筆、セミナー、企業コンサル等の活動を主軸としてやっていきます。
 
今は会社の仕事の最後の引継ぎで忙しい中、鑑定や、占い師としての考えを打ち出していく制作物の詰めも同時に行っていたのですが、今月末には今作っている諸々のものをご覧いただけると思います。
 
そういったさなかではあったのですが、これまでの自分へのご褒美と今後の活動の運気の充電のため、3月は厳しいと思いましたので2月にあるところに吉方位旅行に行ったりもしておりました。別に隠すわけでもありませんので最後のところで撮ってきた写真をアップしておきますね。
 
さて、次回のブログは今作っている制作物の完成したご報告とそこに込めた想いをお伝えしたいと思っているので、今回はどうしてもそれとは別に、鑑定のお客様からとても良いことを教えて頂いたので、その方にはご許可は頂いたうえで皆様にお伝えしたいと思いました。
 
その内容が今回のタイトルです。
 
結論としてはこの通り、ズバリそのものなのですが背景が分からないとその感動の大きさも分からないので、今回の経緯を書いていきますね。
 
ここ数年鑑定をご依頼いただいている方位に詳しいお客様がいらっしゃるのですが、その方から今月の立春を過ぎてからお問い合わせのメールが届きました。
 
内容というのは、その方もこれまで凶方位の影響などを味わったりして苦しんだ後、そこから吉方位を採るようにしていって運気の向上を図ってきたのですが、仕事でどうしても凶方位に行かなければならなくなったのです。
 
というのもその方が務めている事業所が、2014年前半まではそのエリア内で売り上げがほとんどビリで下から数えた方が早いというくらいだったのですが、後半に入ってからは絶好調となりこのままだとエリア内でトップを獲れるというくらいの好調さで推移していました。
 
これまでこんなことはなくて、今後もこのようなことはめったにないであろうということでどうしても今回はトップを獲りたい!そのために事業所の所長さんはみんなの士気を高めるために1泊で温泉旅行に行こうと提案したのです。
 
皆さんにとってはその温泉の方位はたまたま偶然大吉方位だったのですが、ところがその方にとってはその温泉は月盤と日盤で凶方位だったのです・・・。
 
これまで凶方位に行って痛い目にあってきて、今後も大事な展開を控えているその方は運気を落としたくないので「私は今回は遠慮しますから皆さんで行ってきてください」と所長に伝えました。
 
所長 「いや、これはみんな全員で行くところに意味があるんだ!じゃあ行ける日に日程はずらすからみんなで行こう!」
 
お客様 「・・・わかりました・・・。」
 
ということで別な日の別な場所に温泉旅行は決まりました。
 
新しい場所はその方にとっては凶方位ではなくなり、その代わりみんなにとっても吉方位ではない方位、吉凶ナシか小凶方位に、日にちは変わらず土用の期間内に、温泉旅行に行くことになりました。
 
そしてその旅行の後に、偶然か何か理由があったかは別にして、急に他の事業所が追い上げてきて、結局抜かされて2位になってしまったのです。。。
 
別に方位が全てというわけではなかったのかもしれません。何よりも実力や努力が大事だと思うのですが、しかし現実としてはその土用期間内の1泊の温泉旅行の後に他の営業所の追い上げがかかり、結果的には惜しいところで2位どまりになってしまったということでした・・・。
 
所長としては、もうこんなチャンスはない、絶対一位を逃したくない、今までさんざん馬鹿にされていたのが今回は初の一位を取れるチャンスかもしれない、いや絶対に獲るんだ!と嬉しそうに意気込んで日々頑張っていたのに結果2位で終わってしまった後の所長の顔は悲しみで曇り、営業所全体に悲しいムードが漂ってしまった・・・、という事でした。
 
そういう経過および結果が出た後で、その方から私にメールが届きました。以下はその方からの言葉の内容をまとめたものです。
 
「あの時私にとっては凶方位、暗剣殺プラス本命殺で自分にとっては心理的に凶方位が怖くても、みんなにとって調子がいい時に所長の望む方、結果的には所長たちにとっての吉方位に行った方が良かったのでしょうか。。。
 
今でもどうすべきだったのかが分かりません。気にしすぎなのかもしれません。本当に皆でお祝いしたかったし、喜びたかった。でも私も悪い方位に行ったという意識を持ちたくなかった。なんだか申し訳ない気持ちなのです。あの時最初の旅行先の方位へ行っていたら、皆で喜んでいたはずなのでは…と。
 
笹木様はこの話を聞いて、私の判断についてどう思われましたか?一度凶方位が怖いと認識した自分はどうしても行きたくなかったのです。でもそこまで気にする必要があったのか? とも今は感じます。実際に、では最初の時にその方位に行ったら、営業所の成績も私自身もどうなっていたかは分かりませんが。。。」という事でした。
 
それに対して私が答えた内容の骨子はこうです。
 
「なるほどそうでしたか・・。これは興味深い話でした。結論から言えば、言われる通りだったと思います。2014年の○○と△△は凶方位で、ただし団体で旅行に行く場合は仕事の権限が大きい人ほど方位の吉凶もそのあと皆に対する影響力として出てきます。
 
結果的には最初の旅行先よりはあとの方がよくないとは思います。しかしもっとも大きな理由は土用の期間中に旅行に行った、という事だったと思います。あとはそのように方位的解釈をすれば色々もっともな理由は出てきますが、やはり背景にあったのはまだ1位を取る実力がなかった、ということに尽きると思います。
 
それによりわざわざ土用の期間に旅行に行くように導かれ、結果的に最初の予定よりもよくない方位に行くことにより勢いにブレーキがかかった、という可能性もあります。
 
ただし1泊ですので良くも悪くもそれほど方位の吉凶は出てきませんから、もしかして最初に話が来た時点で行っていても良かったかもしれませんし、でもやはり土用の期間の気が乱れている時期に旅行に行き、おそらく温泉にもしっかり浸かってきたと思いますので、それが勢いにブレーキを掛けた理由としては最も大きかったと思います。
 
今回の件は教訓として、自分にとってはたとえ凶方位だったとしても1泊ならそれほど効果は出ないから、まずは全員の幸せのためにある程度損な役回りを引いてでも全体に貢献しよう、という気持ちになれたかどうか。
 
それとも自分は凶方位に行くのは嫌だから違う日にしてもらおう、と思うとかえって実は結果がよくない方に行ってしまった、可能性も確かにあるかもしれません。でも最後のところは、この事業所自体の運気がまだ1位を取るところまでには至っていなかった、ということに尽きると思いますのでそれほど気にしなくてもいいと思います。
 
ただ今後に関しては損して徳採れ、ではないのですが小さい凶方位を引いてでも周りのみんなのために貢献しようと想う。それがはたから見れば徳を積む、という行為になっている可能性もあるのです。
 
自分で「徳を積む」という風に考えると傲慢だったり計算高くなって意味がなくなってしまうのであくまでそれは結果で、暖かい想いを周りのみんなに純粋な計算なしの想いで注ぐときにそれは輝いたオーラとなり、それが身に備わることを昔の人は徳を積む、と表現したのだと私は解釈しています。
 
その身に備わった無形のオーラが運がよくなることによって、つまり受ける側の霊的レベルが上がってその輝けるものと差が小さくなった時に効率よく「運ばれて」きて無形の幸せのオーラが有形の物質的、物の豊かさや心の豊かさ、現実的、プライベート的な喜びなどとなって幸せを感じさせてくれる状態、それが「運が良い」ということなのだと思っています。
 
今回の旅行の件、自分が味わう仕事での日盤レベルでの小さなマイナスはあとからのプライベートの年盤月盤をそろえた大吉方位旅行で補う、という魂のレベルで小さな考えを弾き飛ばす、という事も大きな人生を生きる上ではあり、なのかもしれないなぁと思ってみるだけでも今回の件は有意義な経験になったと思います。
 
どうしても方位が分かると半ば利己主義的な面、易占霊界に陥る人も出てきます。
 
○○様はそうではありませんが、そういう可能性も常に秘めている半分素晴らしい力を持ち、半分は危険を秘めているものが方位の力でもありますので、まずは愛の想いを元に方位を活用していく、と最後は結果的に大吉に導かれるのではないかと私は考えています。
 
そうすると不思議なもので、今度は吉方位の方から寄り添ってくるようになります。今回の件、そんなに、いえ全然気にする必要はありません。ただ私の今伝えたことも、今後頭の片隅においてて頂けたら幸いです。
 
こういったことが学びの仕上げの期間に入ってきて、それに基づいて方位に使われずに使いこなしていく姿勢が出来た時、それと大いなる幸せが来る開運期とは連動していると私は思いました。」
 
それに対してまたその方から後日お返事がありました。
 
笹木様
 
お返事をいただき、ありがとうございました。
 
1泊でも暗剣殺&本命殺&土用が重なっていたので、小さい凶方位と思えず、知ってしまった為に行くことが怖いと感じてしまいました。でもそれと同時に、皆にとってよいのなら、そのまま行ってしまってもよいのかな?と思う気持ちも少しありました。というのもこの旅行に行くと聞き、自分にとって凶方位と知ってもなんとなく悪い感じがしなかったからです。
 
でも、やはり怖い。。。自分を含めずに行ってもらえたら、、と思いました。
 
結局日にちを変えることになりましたが、なぜかまた土用の期間に行きたがる。。笹木様のおっしゃる通り、変えなかった方が皆にとっても自分にとってもよかったのかも知れないと感じていました。結果についてはやはり実力が足りないことがあり、どちらにしても分かりませんが・・・
 
今回のことで、利己的な、小さな考えは結果的に誰にとっても良い結果にはならず、皆にとっての幸せが誰にとっても結果的に一番よいのでは、と思うきっかけになりました。
 
笹木様のご意見をいただき、本当にありがとうございました。
 
それに対して私からの返事が、
 
「○○様
 
 今回はとても大切なことを学べて、むしろおつりがくるくらいの素晴らしい経験をさせてもらえたのではないか、と思います。これをこの後の人生に活用していけたらものすごく大きないいことを継続して呼び寄せることができるでしょう。
 
為的に、無理に方位の知識を使って時期やエリアをずらすよりは、今の自分に一番必要なものは自然と与えられますからこれはこれで受けておき、年に数回の吉方位旅行、自分で選べる運気向上の機会はしっかりと場所や時期をセッティングして運気のベースを大きく上げておく。
 
その基盤が向上すれば、自然と与えられる吉凶の波も上の方にずれていきますから、より楽により深いものとして受け止められるでしょう。
 
というところが今回のご質問に対するお答えとなります。
 
方位に使われず方位を使いこなす。これはとても難しいことです。
 
出来たら徳をいっぱい積んでいって、自然と動いた方位が実は吉方位だった、という事が多くなったら理想的だなとは思います。
 
でもそれはかなり難しいので、そうなるまでは意識でカバーしていくのも必要ですが、今回学ばれたことを少しずつ今後の方位採りに活かしていって頂けたら、今回は私も嬉しいですし○○様にとってもものすごく素晴らしい経験になると思います。
 
今回は実に深い内容でしたのでいつかブログのネタとして書かせていただくかもしれません・・・。
 
それを見て方位に対する考え方を深くされる方がもし増えましたら、○○様が結局皆様に貢献したことにもなりますので。
 
その時は改めて、許可を頂けるようにご連絡させていただきますね。 (´ー`) 
 
笹木様
 
丁寧なご回答をいただき、ありがとうございます。本当に毎回気付きをいただくことができ、感謝しています。。自分では分からないことばかりですので・・・
 
私は今回のことで、もう利己的に物事を決める時期を卒業する時ではないのかな、と思いました。もう卒業しても良い頃だな、と…。もう自分を守りすぎる時期は卒業かもしれない、と。
 
今回罪悪感を感じたのは人の幸せを願う大変利他的な所長に対して、残念な気持ちにさせてしまったかも知れないということであり、そういったことを感じさせてくれたのはこの環境のおかげでもあります。(でなければ、こうは思えなかったかも知れません)
 
自分を守る、できるだけリスクを回避することが大切という思いで今まできましたので、自分を変えていくには時間が少しかかるかもしれませんが・・・。
 
笹木様にも、会社のメンバーに対しても、その気づきを与えてくださったことに本当に感謝しています。また内容に関してのブログへの使用ですが、これに関しても全く問題ありません・・・、許可も特に必要ないです^ ^
 
私もブログを楽しみに拝見しており、そこから学ばせていただいていますので。。皆さんの何かの気づきのきっかけになれば嬉しく思います。それでは本当にありがとうございました。まだまだ寒い日が続きますので、暖かくしてお過ごしくださいね。
 
・・・という以上の内容でした。
 
この方は四柱推命で見ますと、いま最後の学びの時期でこの心の課題を受け止めて成長の糧に出来たら今後は大きな幸せがやってくるのでそれをつかむことが出来る、という直前の時期に当たりその時にこういった出来事が起こった、ということでもありました。
 
今回のやり取りでしっかりとそのことを120%深く学ばれたので、今後に関しても今出ている通りの星をしっかり受け止めることが出来るに違いない、と私は思っているところです。
 
結局運気と心の成長とは連動しているものであり、吉方位も私から言わせていただきますと単なるご利益的なものではなく、心の成長と不即不離、十干・十二支・九星が指し示す内的成長と開運とは連動している、というのが今回世の中に提唱する十干十二支氣学の本当の骨子なのです。心の器が狭いままですとせっかくの良い運気も溢れこぼれて受け止めきれない、ということも生き方によってはあり得ます。
 
なぜなら人は皆が皆、命式通りに生きているわけではなく、またたとえ良い星が巡ってきたとしても自動的に幸せになる、わけでもないからです。
 
たとえば生年月日から命式の特徴を詳細に出しても、鑑定でお会いする前にこういった方ではないかと思って実際に対面鑑定でお会いすると、そういった雰囲気ではなかったりして内心驚くこともあります。
 
あとはその命式通りに、これまでの家庭環境や人生が内面の良さを最大限に発揮するように生きてきたか、それともそれを押さえつけるような環境や自分自身の考え方で生きてきたかによって、要は先天運と後天運が関数的に相まった結果が今現在の自分自身を形作っているわけです。
 
自分に持って生まれて与えられた長所を最大限活かして生きていくためには、まず自分をよく当たる占いで精密に鑑定した後、今現在との差を把握したうえでそこを吉方位と心の持ち方・考え方で埋めていく、というのが幸せを最大限に現実化させるための一番の近道だと考えています。
 
といったような、これまでの気学・方位学では全くあり得なかった視点が事実の検証事例と共に浮かび上がってきた。これはどうしても世の中にお伝えしたい!それには4月からでは遅すぎる、ベストは3月!ということで色々な流れに導かれ、結果的に自分としてもその流れを拒むことなく積極的に乗り、今回の決断に至ったわけです。
 
その景気づけの吉方位旅行、ということでもありました。どこに行ったかは写真を見て頂ければわかると思います。
 
本当は3月に別な場所に行こうと思っていたのですが、どんどん計画が前倒しになってきているのでそれが難しくなり、でもどうしても昨年10月に大型台風で吉方位に行けなかった分は早目に今年一回目の吉方位旅行として行きたい、という事で2月にその方位に行ってきた、という事でした。
 
その経緯と結果はこれからおのずと出て来ることでしょう!
 
では今月末のブログをお楽しみに!
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