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冷静と情熱のあいだ ~創業(そうぎょう)と守成(しゅせい)いずれが難きや~

 
 こんにちは、笹木です。
 
このブログを書いているちょうど今夜は、台風が東海~関東~東北に上陸してきて予断を許さない状況です。でもきっと台風が過ぎれば台風一過、素晴らしい秋晴れの青空がのぞくことでしょうね。
 
そうして最近は気温も徐々に涼しくもなってきたので、そういった意味ではホッとしておりました。
 
しかし改めて今年の夏を振り返ってみますと、ホンとに暑かったですね。
 
でもようやくお彼岸を過ぎたあたりから涼しくなってきたといいますか、まだ昼間は外出して歩いていると暑いときもあるのですが、少なくとも猛暑ではなくなってきたのでホッとしておりました。
 
しかしそうなってくると今度は疲れが出て免疫力も落ちてきたせいか、電車でもマスクをしている人が増えてきたような気がしておりました。
 
なので秋はいろいろと美味しいものをいっぱい食べて、体力を回復しないといけませんね。
 
え、言われなくてもそうするつもりだったと・・・? 失礼しました (^_^; 
 
さて今回のタイトルは、ブログで書きたい内容が約10年前に小説や映画が大ヒットした「冷静と情熱のあいだ」と同じだったのですが、
 
まず最初にこの小説や映画の説明をしますと、これは男女二人の作家が、中に出てくる男性と女性の主人公それぞれの目線で書いたものです。
 
つまり月刊誌に江国香織がストーリーを書いたら、次の刊行時には辻仁成(つじひとなり)が続きのストーリーを掲載するという、交互連載の形をとりながら書き上げていくという、それまではあまり見たことのなかった形式で書かれた本でした。
 
なので普通は一人の作者がストーリーを頭の中で描いてそれに沿って書いていくので大体自分の思い通りといいますか、予想の範囲内に行くのですがこの冷静と情熱のあいだでは、ストーリーがどのように行くのか自分たちでもわからない、と言っていたのでその分面白さも増したと思います。
 
さらに付け加えますと、同じ時系列に起こる出来事を江國はあおいという女性の目線で、辻仁成は阿形順正(あがたじゅんせい)という男性の主人公の目線で描いています。
 
小説は連載が完結すると江國のパートは赤い装幀で「Rosso(ロッソ)」、辻のパートは青い装幀で「Blu(ブリュ)」というネーミングが冠され、別々の単行本として発売され、映画にもなりました。この小説は当時50万部を超えるベストセラーとなって、その後数年を経てミリオンセラーとなっています。
 
実は私はもともとこの男性側の本を書いた辻仁成(つじじんせい:ロックバンドのボーカルの時の名前)のファンで、彼がむかしエコーズというバンドをやっていたころから注目していました。バンドのときは辻仁成(つじじんせい)として、小説家としては辻仁成(つじひとなり)という本名でスタンスを使い分けています。
 
プライベート的には女優の南 果歩と結婚して子供をもうけたあとに離婚。そのあと今は中山美穂と結婚してパリで暮らしています。南果歩のほうは辻仁成と離婚したあとに、渡辺謙と再婚しました。
 
代表的な歌としては、菅野美穂とかも昔カバーしたZOOというものがありますがあれは例外的にマッタリとした歌で、それ以外にもとにかくハングリーさと熱いハートを感じる歌をエコーズ時代に多く出していて、自分もそれを学生時代に非常にのめりこんで聞いていました。
 
それにしてもまさかあのエコーズのころの辻仁成が、すばる文学賞を皮切りにどんどん小説を出版していき、このようなヒットする小説や映画も出し、有名女優と結婚するようになるとは最初のころは全く思っていませんでした。
 
ただ何が並ではなかったかといいますと、とにかくハングリーというか熱いといいますか、一歩間違えると変わり者になってしまうのですが絶え間ない努力を継続していたところと、その元となる熱い情熱がほとばしるかのような歌、そして話す内容でした。常に向上心があふれているといいますか、かっこいいというか一歩間違えるとクサイことを堂々というところが自分的にはあっていたといいますか、好きなところでした。
 
初めての文壇での受賞となったすばる文学賞を取ったときも、エコーズのバンド活動と並行して執筆活動もしていたのですが、たとえばコンサートが終わってバンドのみんなは打ち上げで楽しく呑みに行くときも辻仁成だけはひとりまっすぐホテルに帰って原稿用紙に向かって執筆をしていて、時に鏡を見て「俺は何をやっているんだろう・・」と思ったこともあったと当時ラジオで言ってました。
 
ちなみにこの冷静と情熱のあいだで、竹野内豊が演じた男性側の主人公、阿形順正(あがたじゅんせい)というのは、自分の名前の仁成(じんせい)を投影して似たような名前をつけたのではないか、と思っておりました。f(^_^;
 
このように作者が作品の中の主人公に自分の名前とよく似た名前をつけて自己投影し、あたかも自分がその話の主人公になったかのように感じたいというのはよくある話で、「SMAP×SMAP」の放送作家をしている鈴木おさむが妻の大島美幸との馴れ初めを描いた「ブスの瞳に恋してる」、という稲垣吾郎と森三中の村上知子の主演でドラマ化されたものの中でも、主人公をおさむ、と名づけていたのと同じだな~と印象深く見ていました。
 
これは男性の目立ちたがりなところで、特に表現を生業とする人たちの傾向としては当たり前といえば当たり前なのかもしれないのですが・・・。
 
要は形になる大きな現象や出来事の前には目に見えないうちなるエネルギーがあってこそなので、それを大きく持っている人ほど外にも大きいものを出していける、ということなのでしょう。いわゆる才能や運気の量が結果の大きさにも比例するとも言えます。
 
先ほど申し上げた人は元々の生まれ持ったエネルギーや才能、または努力する能力が大きい人たちでしたが、わたしがこのブログで常々お伝えしていることは、生まれつきの先天的な要素だけではなく生まれたあと後天的な努力によりそれを身につけていく方法です。
 
ということは内なるエネルギーを、このブログでお伝えしている正しい法則にのっとって大きく強いものにしていきますと、外側に出てくる成果や結果も必然的に大きくなる、ならないはずがないということです。
 
ただしその過程で充分気をつけなければいけない点というのは、ここからが徐々にようやく占い鑑定の分野に話の内容が入っていくのですが、その内側のエネルギーの量を増やすだけではなくバランスを取らなければいけない、ということです。
 
・・・今日も前置きがかなり長かったですね 。
 
でもここからはどんどん飛ばしていきますからもうしばらくお付き合い下さい (=^_^=)
 
つまりいくらエネルギーが大きく強いものを持っていたとしても、バランスが崩れていたらそれこそ占い的に言えば、大過や不足があれば性格や運気面の偏りにつながり、病気や精神の不安定のもとになったり、足元をすくわれる良くない現象にも通じていきますし、
 
方位的な偏りですと本命殺や本命的殺であれば、それこそモロに病気や精神的葛藤や悩みとなって出てきます。
 
つまり易経にもありますように、世の中にはすべて一定の法則に則ってバランスを調整する作用があるので、運勢のバイオリズムの幸不幸の波でも方位的エネルギーでも、過ぎたり行き過ぎたものに関しては「陰きわまりて陽、陽きわまりて陰」の教えどおりにでガーンとパワーダウンしたりそこから回復していったりする作用が出るのです。
 
四柱推命で用神を取ったりも九星気学で祐気を取るとはどういうことかというと、結局今の自分に足りない要素を補って五行の偏りをなくしバランスを良くした上で五行のエネルギーが滑らかに流れていくときに、人は運勢の調子が良くなったり性格も円満になり心の安定にもつながるということが大前提としてあるのです。
 
なので東洋の占いにいえるのは、時期や方位や家相、または対人関係の相性面も含めて木火土金水のバランスを取って開運と幸せを呼び込むという考え方なのです。占いもいっぱい見すぎると何がなんだか分からなくなりますが、元をたどっていけばこの法則に帰一しています。
 
その中でもっとも効果が、良くも悪くも強く出てくるのが方位学で、たとえば先天運を見るだけで時期を待って行動を起こすタイミングを計ったり、この行動がうまく行くかいかないかを見るだけというものではなく、気学は自分から目的に応じてダイナミックに行動を選択していけるという攻めの、唯一の動的な開運法ですので、このことを少しでも世の中にお伝えしたいという想いを基に活動しているのです。
 
木火土金水のバランスは個人の内面でもそうですが、実は家庭や企業、国も同じです。もしかして宇宙全体もそうなのかもしれません。特に個人だけではなく複数の人が集まる単位になってきますと、個々人がどのような気を持っているか、どういう組み合わせで交わっているかということも含めてバランスを取るのが大事になってきます。
 
昔の中国の帝王学の本、貞観政要の中でも「創業と守成いずれが難きや」という有名な言葉で一緒のことを言っていますが、ちょっと内容について説明しますと、
 
7世紀の中国は、唐王朝の時代。
 
る時、2代皇帝の太宗(李世民)は、家臣に向かって、このように問いました。
 
「創業と守成は、いずれが難きや?」
 
つまり、政権を興すのと、政権を維持するのは、どちらが難しいか? ということなのですが、
 
建国の功臣・房玄齢は、次のように答えました。
 
「『創業』です。戦乱の群雄を平らげて、腕に覚えのある豪のものを従えなければなりません。これは並大抵のことではありませんから」 
 
すると、統治の名臣・魏徴が反論します。
 
「為政者というものは、困難のうちに地位を得て、安逸のうちにこれを失います。難しいのは『守成』でしょう」
 
どっちも、もっともな言い分です。。。 
 
「創業と守成は、いずれが難きや?」
 
さて、アナタはどちらだと思いますか・・・・?
 
無から有を産み出すタイプと、それをがっちりと守り手堅く広げていくタイプ。できれば一人の人が全部の要素を持っていると良いのですがそれはなかなか人の生まれた環境や成長の過程をかんがみると難しいので、最もよいのは自分にない要素の人と仕事で組んだり、あるいはプライベートで結婚したりで物事を見ていくのが、占い鑑定的に言えば、人生で成功するポイントとなっています。
 
企業で言うと、ソニーの井深大と盛田昭夫、ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫、グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンもそうですが、企業を大きくする際には攻めのタイプと女房役タイプとでもいいますか、あるいは突出した異なるものを持った者同志がそれぞれの持ち味を絶妙に活かした形で組んでバランスを取って事にあたっていく方が、一人でやるのよりも何倍もいや何十倍もの相乗効果を発揮しますし、
 
身近な例で言えばお笑いのコンビもボケと突っ込みなどで面白い味を出したりするので、要は一人で全部できないことを二人が分担してバランスをとってやっていくということは、ものすごい効果を発揮して結果も大きなものが出せるものです。
 
簡潔に言えば適材適所、ということになるのですが、サッカーで言えば攻めのフォワードが得意な人にスイーパーやキーパーをやらせるよりは、攻めに専念してもらったほうがいいということにもなります。
 
最近の鑑定でもあったのですが、例えば自分が五行のうちある一つの気のみにバランスが偏っていた場合どうしたかといいますと、
 
その年の九星の吉方位プラス十二支も見た上で旅行か引越しをお勧めしたのですが、それによって十干の要素としては偏ってしまう場合でも、吉方位で気をとっていけば最終的には必ず吉に結びつきますから大丈夫ですと言っていたのですが、その結果どうなったかといいますと、
 
その方の前に二人の異性が出てきて、どちらのほうが自分と相性が良いでしょうか、と問われたので見てみましたらなんと片方の方とはもしお付き合いしたり結婚したりしますと、十干の干合によって気が足りなかった五行に化してキレイにバランスが取れてエネルギーが財に流れていくということが出ていたので、総合的に見ればこちらの方のほうがよろしいと思いますよ、ということをお伝えしたこともありました。
 
つまり足りない五行の補い方というのは、四柱推命で良い時期がめぐってきたり気学で良い方位に行くだけではなく、上記の企業の経営者同士のコンビの妙にもありますように、相性の良い人と組んだり付き合うことによってもまた変わってくるのです。
 
しかしその年その月の動き方としては、その九星、十二支の吉方位しか取れなくてそうすると時に十干としては多少偏りが出てしまうとしても、まずはいい気を取っていきますとあとから自然とそのバランス取る吉の作用が働いてきますのでその時期や方位のタイミングを見逃さず、または目の前にその五行の気を持っている人が来たら迷わずそのご縁をつかむといったことも含めて活用していきますと、結果的に自分の五行の気をバランスよく取ることができるようになります。
 
そういった気のバランスを取るということを、四柱推命の時期を見ることだけではなく、気学の九星や十二支の方位だけでもなく、対人関係といったことも総合的に用いながら全てを立体的に活用していきつつ、五行の気のバランスを整えて開運と幸せを呼び込む。
 
これが本当の開運術、人生に幸せになる法則があるのであればもちろんこれで完全ではないにしても、かなりのところまで正しい道に叶った方法として通用するのではないか。ということをお伝えしていき、そのつど摩訶不思議な結果や予想以上の幸運な現象として形に表れてきている、というのを日々感じているので私も強い意志と確信とともに、日々このことをお伝えしているわけです。
 
そして自分の今の夢はというと、これまた中国の本の中にある言葉なのですが、修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)。
 
自分自身の木火土金水の五行の気を整えたら、今度は自分と良き五行のバランスの取れた相手を見出してパートナーシップを組んでいき、家族や身の周りの人たちのそれぞれの五行の気を見た後に足りないものを足して多いものを逃がしたり漏らしたり必要なものを取り入れたりしてバランスを整えていく。
 
今度は国の五行の気で足りないものを足していくのにはどうすればいいかを考えて自分の身の丈に合ったところから、自分の持っている長所や特徴を活かして世に出していき、その次には治国平天下、天下が平らけく安らけくなるように気のバランスを整えるのに貢献していくという、
 
つまり陰陽五行の気のバランスを整えることをまず自分から始めて、だんだん家族や身近な人たち、属している組織、しまいには国や世界にまで広げていくのに貢献していく。これが自分自身の中で、今現在行っている占い鑑定を通した活動としては、最終的な人生の目標です。
 
目標はいくら大きく持っても誰にも迷惑をかけるものではありませんから
(ヘ_ヘ)
 
技術や知識よりもそれを活かす人間性が大事。テクニカルスキルよりもヒューマンスキル。占い鑑定の知識を自分のためだけに使うか、それとも周りのため、組織のため、流派興隆のため、あるいは国のため、世界のために活用するのか?
 
その目標をどこに置くのかによって、その後の自分の運命や導き、人生も変わっていきます。
 
運はあくまで運で、それは自分の内面を通して出てくるものですから。 
 
そうすれば必要なものは天地自然のバランスを取る法則ともあいまって、吉作用を少しずつでも目の前のことから始めて積み重ねていけば、必ず与えられて方向性も正しいほうへと向かっていく、と信じています。
 
自分自身の知識や力だけですべて正しい結果をもたらせると思うのは傲慢というもので、われわれは今回の台風もそうですが昔と同じように現代の文明が発達した現在でも、まだ圧倒的な大自然の力の中、さらには地球や宇宙の中で活かされているという存在だと思うのです。
 
ですから、自分が個人で学んだ知識だけでこの世の中のすべてを思ったように動かして結果を得ようというのは傲慢かもしれないという、常に自分を省みる想いも持ちながら、
 
不完全かもしれないところはとにかく「真心」や「至誠」を持って、明治時代に気学の基礎を築いた中村文聡が捨て身の覚悟で凶方位に引越しして気学や方位の作用を探求しようとしたくらいの赤誠あふれる覚悟にて、過程過程ではその方の幸せを祈る気持ちを持ちながら、お一人様お一人様、一回一回の鑑定に全力を尽くしてこれからも向かっていきたいと考えております。

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