ではその方法はどんなことかといいますと、「変わり始めるには、それが良いことであればあるほど目に見えるか見えないかの小さいところから始めると良い」という法則です。
貴方は今までダイエットや資格の勉強などで、目標を立てて志したけれども挫折した経験はありませんか?
運勢の法則から検証しても、過去の因縁、自分の性格、行動パターンの無意識の影響、といったものは間違いなくあります。そういった過去の自分、今までの流れというのはそれまでの過去の流れを変えられる作用に対して、邪魔というか妨害をする働きを必ずとります。
たとえば川の水の流れを変えようと手を動かした場合、それまでの水の流れは手に対して抵抗感を加えてきますよね。
目に見えるそういった現象もそうですが、目に見えない我々の心の中でもまさしく過去の蓄積から来る流れというのは、そのような働きかけを我々の心の中の新しい動きに対しては行っているわけです。
それが心の奥の性格と呼ばれていたり、または「因縁」として存在しているという考え方もできるわけです。
ですのでそれを大きく変えようとすれば抵抗感も大きく働きますので、本当に物事を変えようと試みるのであれば最初の第一歩の働きかけはものすごく小さなところからでいいので、ホントにごくごく小さな成功体験から始めて、それを少しずつ積み重ねていくという風に「自分の本当に作りたい流れ」を小さいところから着実に構築し始めていくと、その後は意外と楽に変わり始めた流れを継続して蓄積しながら大きくしていくことができます。
日常生活の身近なところで出来ることがあれば、それを無理せずじっくりと少しずつコツコツ続けていけばいいですし、本ならまず手にとって数ページだけ読む、人と話すのが苦手な人ならちょっと店で買い物をする時に一言二言多くお礼の言葉を言う、合コンもちょっと隅っこからだけでいいので参加してみるとまた違った気運が働き始めます。
それらを繰り返す、あるいは毎日続けていくだけでいい。
大きな変化は、小さい地道な繰り返しから生まれる。
水滴岩を穿つ(すいてきいわをうがつ)
継続は力なり。
とここに至って初めて本当にこの使い古されたことわざに込められた意味が身体で分かってくるものなのです。