前回まで述べてきましたように、まず自分が最初の第一歩を踏み出したときにこそ運気の流れを読んだりどの方向に行った方が一番よいかという観点からのアドバイスが大きく意味をなしてきますので、そうなってからであれば占い鑑定を求めていらっしゃったお客様には、見えない世界からの応援の手だてを遠慮なくお伝えさせていただくようにしています。
また不思議とそうやって一歩を踏み出した頃に、こちらとタイミングが合ってお会いさせて頂く、という天の配剤的なタイミングのよさ、またはその時の鑑定は偶然ではなく必然だった、というのを感じることもしばしばありました。
やはりそういった時はお話ししていてわかるのですが、自分で一歩を踏み出す気持ちが充分醸成された時にはこちらからお話しする言葉もスムースに聞き入れられているなと感じられるものです。
・・・話はまた戻りまして2009年の話になるのですが、気学で言いますと今年は九紫火星という星の傾向が大きく出る年となります。
九紫火星とはどんな効力を持つ星なのかを一言で言いますと、南天の一番高い空に太陽が昇ってすべてが明るい光に照らし出され、またさらけ出されたりあばかれる力が出てくるという意味があります。
細かく見ていきますと光に照らされる分だけ高貴さ、美しさが出てきますが反面、別離、白黒をはっきりとつける、2つにわかれる、真贋が判別される、といった大枠での意味も出てきます。
さらに細かく見ていけばもっときりがなく色々あるのですが、あまり細かすぎると訳が分からなくなりますのでここでは大意にとどめ、九紫火星の方位を吉方位で取れば上記のような事が良い方面で出て、凶方位で取れば悪い方面で出てくる、ということだけ知っておいてもらえたらと思います。
以前鑑定をした方でこの方位に引っ越しをした方は、仕事の業績が上がって周りから注目され、スカウト会社からヘッドハンティングされて引き抜かれて新しい会社に転職されてゆきました。
またこの方位に旅行にいった別な方は、その町でショートムービーのエキストラにスカウトされて出演したということもありました。
ただしこの方については別な証もあり、それまで付き合っていた恋人とは旅行に行くのを決めた頃からぎくしゃくしだして仲がうまくいかなくなり、旅行に行く直前にはいろいろあった結果、別れてしまったのだそうです。
私はこの方から恋愛の相談も受けていたので旅行の方位の影響とその方の持つ恋愛運のバイオリズム、および恋人との相性を総合的に判断した結果、この場合は別れて良かったのかも、と感じておりました。なぜならその方と恋人との相性というのは、吉凶が複雑に入り混じっていて幸せと苦労が両方混在して押し寄せてくる、という事が明確に出ていたからです。
吉方位で九紫火星の方位に行ってその結果自然に別れるような流れになったというのであれば、運気が大開運に向かう追い風を受けてのことですから結果的には間違いなくもっと素晴らしい恋が待っており、今後必ず結婚に向かう流れが整い幸せになれるのでは、と感じておりました。
もう一つの理由としては、その方の時には他の星の廻りも見ますとちょうど結婚運も同時に開く、いわゆる恋愛・結婚には最適なタイミングで吉方位に行っていましたので、いずれ遠からず吉報が届くのではないかと密かに楽しみに待っているところです。
