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命式に必要な干支まで厳選して採る真の吉方位は、まさに運勢の起爆剤!

 
 こんにちは、笹木です。
 
最近は、暖かくなって桜が咲き始めたと思ったら直後に寒の戻り(かんのもどり)などがあったり、花粉も飛び始めたりと体調を崩した方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも日々着実に暖かくなってきたのを感じます。
 
まさに春の訪れの前、といった何かが始まる前の予感という感じですね。
 
年度末の仕事の忙しさに加えて、新年度からはまた別な意味での歓迎会や花見などの呑み会で忙しくなることでしょう。
 
いずれにしても、これは私だけかもしれませんが「何かが始まる予感」がじわじわと訪れてきています。
 
さて、先月末には、ホームページとほぼ同時に「@cosme(アットコスメ)」、化粧品や美容に関してのクチコミや商品情報をランキングしている総合サイトがあるのですが、その姉妹サイトで美容や健康や癒し情報に関してのクチコミ情報を載せている「アイスポット」に私も出展しました。
 
そのサイトに日々、心暖まるお客様からのクチコミ情報をお寄せいただいて私も本当にありがたく思っておりました。
 
その方たちにさらに良き鑑定を今後もお伝えしていこうと強く思ったとともに、さらに自分も研鑽を積み鑑定の深みを増していき、より一層幸せになって頂けるものをお出ししていかなければ、と改めて誓いました。
 
しかしこうして自分の行きついた方位学がひとまず完成し、あとは世の中に出して行くだけというところまでになりましたので、それを如何に分かって頂けるような表現を考えていくか、といったところに日々努力をしているところでした。
 
今回のブログはそういった「表現の仕方」についていろいろと考え試行錯誤していた中でのテイストを盛り込んで、ちょっと変わった趣向から書いていきます。
 
それはどういうことかといいますと、吉方位とはこういうものですよという知識からではなく、こういった幸せや良きことを呼び込むためにはこのように吉方位を活用すると良いんですよ、という観点から深く情報をお伝えしていこうというものです。
 
結局はそれをどう活用してどう幸せになったか、結果がよくなってこそ、という部分がやはり大事なわけですから。
 
ただしそれが奥深いところから支えられていないと表面だけで終わってしまって単発的になるので、吉方位の活用は現世利益的に「ただ行けばいいことがある」ということではないんですよ! ということも一緒にお伝えしていきます。
 
これをカテゴリ別に、例えば恋愛・結婚、仕事、対人関係、売上向上、家庭運、子宝懐妊、などといった面から述べていきます。
 
厳密に言いますと実は、恋愛と結婚と家庭運とは別なものなのですが、まず今回は恋愛があっての結婚、そこからの家庭運という事で述べていきたいと思います。(まれにこの流れ通りの順番ではないケースもありますが・・・)
 
こういった内容は、これまでの知識をまとめて本を書いていく中でも思うのですが、本当に吉方位の効果とは奥が深いものがあるし、今世の中に知られていないもっともっと深い吉方位の使い方があるのになぁ・・・、ということを改めて思っていました。
 
カテゴリ分けについては、大きく分ければプライベート運と仕事運、さらに細かく見て行けば7~8個にはなると思うのですが今回だけで全てのケースは書き切れませんので、まず最も人気なテーマから入っていきます。
 
占いで最も人気なテーマと言えば・・・。
 
仕事運ですよね。
 
えっ?!
 
・・・ではなくて、やっぱり恋愛・結婚運ですよね。 (//∇//)ゞ
 
スミマセン、ちょっとごくフツーの当り前な流れを裏切りたかったもので。。。
(^~^;)ゞ
 
普通占いというものは、「あなたはこういうタイプでこういう考え方をしているけれども、ここをこうすればいいわよ!」というのがほとんどだと思うのですが、気学・方位学ではそれに加えて後天的な開運法による解決策「こういった吉方位をとればこのような幸せを呼び込むことが出来ますよ」という自ら運気を切り拓く手段をお伝えするところがほかの占術とは違っている点なのです。
 
では具体的な願いがある時には、どういった吉方位を活用していったらいいのか。
 
例えば恋愛や結婚に良い方位や星というものがありますので、それが自分にとって吉方位になった時にタイミングと場所を選んで使っていけばよいということなのです。
 
先にも言いましたように、本当は厳密に言えば恋愛と結婚は違うものなのですが、ここでは「結婚に至るための恋愛」を前提としてこの二つは不即不離なものとして今回は1つのものとして呼び込む方法を見ていきます。(厳密に言えばたまに恋愛と結婚は別物よ、という方もいらっしゃいますがそういったごく特殊なレアケースは除いたうえで話を進めます・・・)
 
恋愛や結婚運を上げる方位には、以下のものがあります。
 
方位  九星  象意  五行  恋愛・結婚に関して の順で見ていきますと、
 
方位:北
九星:一白水星
象意:水
五行:水
恋愛・結婚に関して:
 
一白水星の水気は腎機能、生殖機能をアップさせ、色気を増し肌を瑞々しくさせます。またその内容としては隠れたところ、主に性的な恋愛を表します。
どちらかというと結婚よりもその前段階の恋愛運を盛り上げて、そこから結婚に持っていくという意味合いが強いです。
この方位を取ると、「それだけの付き合い」になったり「悩みと隣り合わせの悦び」になるケースもあります。
水は高いところから低いところへと流れますので隠れた交際という意味がありますのであまり周りに知られない付き合いになったり、水は柔軟で丸い器や四角い器に合わせて形を変えますので性格的に柔らかさも増しますが、同時に水滴岩をも穿つ(すいてきいわをもうがつ)という言葉もあり表面に出ない芯の強さもまた強まります。
内臓機能系のエネルギーが増しますので元気になったり精力が増したり、妊娠や子宝運を増す働きにもつながります。
 
方位:東南
九星:四緑木星
象意:風
五行:木
恋愛・結婚に関して:
 
四緑木星の木気は三碧木星と違い穏やかで成熟した交際や対人関係運の広さを司ります。
ですのでこの方位を吉方位として活用すれば「結婚」という形そのものがまとまりやすくなります。周りからの援助や応援の風も強まり、信用が増し目的も達成成就されやすくなります。
とにかく風が表わす交際や評判、遠方との取引などといった「周りからのボトムアップ」的な働きによる幸運がやってきますので、そういった風に乗るように自分でも意識していくと最大限 吉方位効果を受け取れます。
「自分で歯を食いしばって頑張る!」というのはまた別な吉方位効果の働きですので、この東南の吉方位を採ったあとは心穏やかに流れに任せていくと良いでしょう。
 
方位:西
九星:七赤金星
象意:沢
五行:金
恋愛・結婚に関して:
 
七赤金星の金気は六白金星とは違い、頑張った後のご褒美的な楽しいことや安らぎからくる幸せ、つまり楽しい恋愛関係を司る方位です。
ロマンスで盛り上がったり楽しく会食をしたりという形で進展していきます。
こちらはどちらかというと明るい恋愛からの結婚へ、という性質がある吉方位です。
ただし油断していると「頂点から1歩下って1つ欠ける」象意もありますので、楽しさばかりに乗りすぎて引き締めの気持ちが無くなったり油断しすぎてしまいますと足元をすくわれる可能性がありますので、腹8分目くらいの気持ちでいるとちょうど良いでしょう。
しかし楽しく心を開放する、というのはイコールどこか心のがっちりした部分を解きほぐすということでもありますので、そういった時には流れに任せて心を開放するということでちょうどいいのかもしれません。
ただしあとで自分に責任が持てる程度の「解放」ということは意識しておいた方が良いと思います・・・。
 
これらが自分にとって吉方位になった時に活用すると良い、ということになります。
ただし今年のように西には大凶方位が巡っているときには、凶方位で使うと逆にそれらの象意が悪い方面に出てきたりしますのでご注意ください。
たとえば凶方位の時に西に行くと雰囲気が楽しくなかったり口論になったりして恋愛が破れる、などといった悪い方に星の特徴が出てきてしまう、ということです。
 
・・・と、このように述べてきたのですが、実はこの九星の奥には十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)というより奥深い次元の気もあります。
 
十干:甲(こう) 乙(おつ) 丙(へい) 丁(てい) 戊(ぼ) 己(き) 康(こう) 辛(しん) 壬(じん) 癸(き)
 
十二支:子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う) 辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ) 申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い)
 
というものです。
 
元々方位の考え方とはシンプルで、
 
方位   五行   
北     水
東     木
南     火
西     金
 
というのが十干十二支九星に共通した根本の原則であり、十干で言うと、
 
方位    十干 
北     壬(みずのえ)、癸(みずのと)
東     甲(きのえ)、乙(きのと)
南     丙(ひのえ)、丁(ひのと)
西     庚(かのえ)、辛(かのと)
 
が巡っていて、
 
十二支では
 
方位   十二支   
北     子(ね)
東     卯(う)
南     午(うま)
西     酉(とり)
 
となっています。
 
その間には60度のエリアとして
 
方位     九星     十二支   
西南    二黒土星   未申(ひつじさる)
東南    四緑木星   辰巳(たつみ)
西北    六白金星   戌亥(いぬい)
東北    八白土星   丑寅(うしとら)
 
となっています。
 
では九星や十干 十二支の違いは何かといいますと、十干=天干は精神面に近い気(閃きや兆しの発現)が、十二支=地支は肉体次元に近い気(動きを伴うエネルギー)が、九星はそれが具体的な象意や自分の行動したくなる気として強く出て来やすくなります。
 
また先ほど少し述べました、気学の奥義・秘伝として言われてきた、十二支の法則性を活用した三合法(さんごうほう)というものもあります。
 
三合水局(申子辰)・・・愛情運が恋愛・結婚や家庭運、金運などにおいて得られる三合法。これを使うと自身の水気が増しそれが濃いプライベート運、そこから長じて子孫繁栄運に結びついていきます。
 
三合木局(亥卯未)・・・発展運を大きくする三合法です。仕事や物事の停滞を打ち破って大きく前進していきたい時などに使うと大きな効果が得られます。
 
三合火局(寅午戌)・・・名誉運や知恵、学識運を高めます。物覚えがよくなり智恵が発達し、物事の真贋を見極める叡智も活性化します。悪いものが去り良きものが残って社会運的にも認められやすくなります。
 
三合金局(巳酉丑)・・・金運を呼ぶと言われる、もっともよく知られる三合法です。物質的幸せに深く結びついており、巳=四緑木星で人脈運、営業力を高めて取引を盛んにし、酉=七赤金星で現金収入を増やし、丑=八白土星で貯蓄運を高めてこれらを堅実に蓄え大きな財運とします。
 
しかし気学しか知らないと、この大きな効果がある三合法も使いこなせない場合があるのです。九星気学の奥義として知られている三合法ですが、実はこれは四柱推命の範疇なのです・・・。
 
あとで体験談のところでも述べますが、三合法は十二支のレベルまでだけでは大きな効果があるものとしては使いこなせず、十干つまり天干レベルまで四柱推命で命式を詳細に見ていってこそ、初めて効果があるものとして活用できるのです。
 
という風にここまでは主に恋愛・結婚に関して、方位と十干十二支九星をどのように絡めて使うかを見てきましたが、さらに言えばそれだけではなく金運や仕事運など、ありとあらゆる自分が欲しいと思う分野に的を絞って吉方位の力を採りこんでいくこともできるのが気学・方位学の素晴らしいところです。
 
本来、完全な法則性のある方位学であれば効果が出たり出なかったりということは、絶対、ということは世の中にはないにしろ、それほど精度のブレなく法則性通りに出て来るはずなのですが、現在世の中にある方位学は効果が出る時もあればそうでない時もあったり、真の意味で欲しいものが来なかったりということがありますが、これはなぜかというと深い十干レベルまで命式を見たうえで本当に必要な個所に吉方位を合わせて採り入れていないからなのです。
 
いくつか吉方位旅行とその後に出て来る現象について非常に象徴的なエピソードがありましたのでそれをここから匿名で、個人情報は隠した形で長くならないように箇条書きでお伝えしていきます。
 
この体験談を見ると、吉方位旅行の働きとは? と それに伴って方位の効果はどのようにして運命に働きかけて来るか、といったことが「まさに事実は小説より奇なり」でどんな知識の羅列よりもよく分かりますのでご覧頂きたいと思います。
 
『ある会社社長 : 吉方位旅行に行って、あく出しのあと大開運』
 
数年前にご依頼を受けて鑑定。
 
それまでは他の気学鑑定師にも見てもらって国内の近場に日帰りか一泊で数回行っていたが、私の鑑定を受けて初めて海外に吉方位旅行へ。
 
最高の吉日としてお勧めしたのは、あとで分かったことだが、なんとその会社の決算前の棚卸という1年で一番いなければいけなかった日。
 
しかしその社長は清水の舞台から飛び降りるように思い切って決断をし、南の海外に3泊4日で吉方位旅行へ。
 
行っていた時はとても良い旅行で心が穏やかになったと言っていたが、帰ってきたあとにどうなったか。
 
税務署が入って、追徴課税を取られることに。これはその会社や社長が悪かったわけではなく、頼んでいた税理士がよくない税理士だったということが発覚。
 
金額も結構な額で、数百万では済まないレベル。
 
しかしその方の素晴らしいところは、私に「吉方位旅行に行ったのになんで悪いことが出てきたんだ!?」とは言わなかったこと。
 
他の人ならこういった時に相手を責めて「話が違うじゃないか、弁償しろ!」という人もいるかもしれない。もちろんこちらとしても、弁償しようとしてもそう簡単にできる金額ではないが・・・。
 
そのあとも、売上は上げていたのだが反面事あるごとに上からの指示に逆らっていた、悩みの種の営業マンが数人辞めていった。
 
その社長は会った時から偏頭痛持ちで、いつも頭が痛そうなしかめっ面をしていた。そういった悩みに付きまとわれていたからということもあった。
 
そのあとも吉方位旅行は継続し、次は西北に行った。
 
その後どうなったか・・・?
 
東日本大震災の後、業界全体が低迷しているときにその会社だけは一人勝ち状態で、大口の案件が次々と決まり売り上げも大きく上がって、追徴課税を取られた何倍も利益が上がった。
 
そこから現在に至る推移を見ていくと、税務署が入って不明な会計処理が明らかになり、悩みの種の社員が辞めた後に売り上げが大きく上がり、それ以降も安定的に業績を伸ばし会社の経営は堅実さを増している。
 
社長の顔つきも偏頭痛も無くなり、朗らかで壮健な様子がますます強くなってきている。当然、吉方位旅行には毎年行っている。
 
もちろんまずご自身の経営的努力が第一なのだが。ここに至るまでの経緯から見えてきたこと、それは
 
まずは南の吉方位に行き、南の方徳効果とは太陽が一番高く上る方位なので強い光に照らされて真実の見極めや、正邪善悪の区別をはっきりと二分する働きが起きて悪いものがかなり厳しい形で出て行ったということ。
 
その次に西北の大金運、大社会運を呼び込む方位を使って業績が大きく上がったということ。
 
つまりまずは悪いものを出して、そのあとから良いものを大きく呼び込むというのが順番として正しいと思ってそのような鑑定をしたのだが、実際にそのように効果が出たということ。
 
よくあるケースとしては、それまでしっかりとした吉方位旅行をしたことがなかった人や、過去に凶方位に多く行っていて凶エネルギーの残高が多く体に深く染みついていた人ほど、純度の高い吉方位に最初に大きく行けばいくほど、その直後ほど一見よくないことが出て来る。
 
そこで、1回か2回 吉方位に行って辞めてしまうかどうか。本当はすべて自分の過去にやってきたことが吉も凶も含めて出て来るのが吉方位旅行ではあるのだが、占い師を責めてそれ以上続けないか、それとも続けていくかどうかで結果は分かれる。色々見て来ると、成功する人というのは途中で何があってもいったんやり始めたことは必ず継続していって、苦労を乗り越えて結果的には成功している。(ただしもちろんきちんとした吉方位鑑定が出来る占い師に見てもらうことは大前提なのだが・・・。)
 
この社長の場合も、結局はこれまでの努力と志に合った結果に自然と行きついたということであり、私は単にその過程の一部に携わらせていただいたにすぎない、ということが今に至るほどに思えてきたという昨今でした。
 
『ある会社の役員 : 三合金局の本当の効果の引き出し方。この法則が分からないと三合法と言えども効果は出てこない』
 
ある時、会社の役員ではあるが同時に自分の趣味で方位学や手相、四柱推命や姓名判断、家相風水など、あらゆる占いの分野を学んで抜群に詳しい方が鑑定にいらした。話を詳しく聞くと、半分道場破り的にあらゆる占い師のところに行って、相手が至らないとやり込めてしまうこともたびたびあったとのこと。
 
その時は私に吉方位の鑑定を依頼してきたのだが、私の場合は生年月日で命式を見るのに加えて、精密鑑定の場合には過去の移動の履歴を調べてその時に働いていた方位のエネルギーが吉か凶か、またそれらの合計残高がプラスかマイナスかを見ていく。
 
その時はどうだったかというと、吉も凶もあったけど合計としてはある程度のプラス。
 
だだ驚いたのは、ご自分でもこれまで吉方位旅行には行っており、特に三合金局、三合法という気学で言うところの奥義、秘伝を活用して金運を高める巳酉丑の方位を過去の引越しで完璧に採っていらしたところ。
 
しかしご本人様曰く「今一つ効果を感じられない」。
 
そこでその視点から再度、四柱推命で詳しく命式を見ていったところ、その方はもともと命式の十干十二支で言うと金気が食傷の部分に当たっているがそこが足りなかった。
 
食傷とは簡単に言えば表現力や優しさ、クリエイティブ性を表す。
 
それと対極の要素は学びの印星。そこが抜群に強すぎるのだが反面倒食と言って、身旺の身弱ともなり食傷を抑え込んでいた。つまり一生懸命に学ぶけれどもそこに頼って表現下手になってしまうということ。
 
実際その通りと言っていて、私が見たところその部分の気が開通していないことによってほかの要素、周りからの応援やもっと大きな活躍などに至っていない、財を受け取り切れず開運しきっていないと判断。
 
しかしなぜその金気の部分に、これまでの三合法による三合金局の引越しで金気は取ってきていたのに効果が出てこなかったのか。
 
それはまた四柱推命の用語で「通根(つうこん)」「透干(とうかん)」という言葉があるのだが、天干と地支、十干と十二支は天と地の関係でお互いに結びついたら抜群にエネルギーを顕現できるのだが、どちらかだけだと弱いので力を発揮しきれないという法則がある。
 
この方の場合は、欲しい金気の食傷に巳酉丑の三合金局のエネルギーはたくさん入ってきていたが、肝心のそれを発現させる金の天干の要素がなかったからエネルギーは大地の底に眠るマグマのように脈々とあったが、表に出て来るきっかけがなかった。
 
なぜ私に鑑定を依頼してきたのか。もちろん運やご縁もあるだろうが、なんと私が金の天干での比肩三比!命式の中に4つの柱のうち3つが金の天干で占められているタイプなので、この方にとってはまさにポイント中のポイントの開運の気を持つタイプだった。なのでこれも開運のタイミングに当たっていたからこそのご縁だったのかもしれない、とあとから思った。
 
そういったことがあらかじめ分かっていた訳ではないだろうが、ずいぶん気に入って頂けてそのあともたびたびご依頼をいただいてその都度鑑定をし、毎回深くうなずいて受け止めて頂いている。
 
そして吉方位旅行では、欲しかった金の天干を最重要ポイントとして運気を採れるように吉方位旅行での行き先を指示。
 
そこに行ったあと実際どうなったか・・?
 
運気が変わった時に出て来る現象として、環境や人間関係が大きく変わることがある。
 
その方の場合はというと、とにかくものすごく忙しくなった!
 
特にこれまでやってこなかった、どちらかというと苦手な方面の仕事を集中してやらなければいけなくなった。
 
休日も出勤しなければならなくなったり、これまで社内の仕事メインだったのが急に対外的なことまで任されて、自分がその部署のトップとして指揮をとらなければいけなくなった。
 
どちらかというとこの方は学びを取り入れることは得意な命式であり実際そうだったのだが、その学んで得たものをうまく表現するのが苦手なタイプだった。
 
なのでその個所が意味する命式のポイント、足りないところに吉方位でエネルギーを一気に集中して注ぎ込んだら、その表現に関する部分を自然と強制的に磨かなければいけなくなった。
 
最初はものすごく大変で目が回るくらいの忙しさだと言っていたが、その方も素晴らしかったのは私に「吉方位に行って忙しすぎて大変になった」、とか、「苦手なことばかりやらされることになってキツイよ、どうしてくれるんだよ!」とは言わなかったところ。
 
結果どうなったか。
 
この前会ったところ、最初に会った頃とは見違えるように変わっていらした。前は物静かであまり自分の考えを積極的には出さなかったのだが、今は迫力や表現の押し出しの強さも出てきて、見違えるようになって魅力も増していらした。つまり自分が今までの学びで蓄えてきた魅力を周りの人に伝える表現力がついて、そこからの評価もまた返ってきたということ。
 
その命式で足りないところを吉方位で補うように採ると、その個所を魂の成長によって補えるように環境が導いてくれる運気になる。その場合、これまで採ってきた巳酉丑の三合金局の地支と結びついた分 一気に爆発的に大変にはなるが、吉方位の気の特徴というのはたとえどんなに大変であっても「結果的に吉」になるように導いてくれるところ。
 
そしてその環境から逃げずに積極的に向かっていく努力を継続していくと、それが完成した時点で大開運、という流れになるのは皆様共通している。
 
この方もそうだった。最初は忙しくて目が回るくらいの日が続いたが、一気に足りない部分を周りとの折衝で学んで増やさなければいけないようになって、でもそこから自然と一番魂の必要な要素を学ばせて頂けて、結果自分が成長した分、決して棚ボタ式ではなく正しい努力により開運し、それによって三合金局による金運も顕現して収入もアップした。
 
ということでした。
 
これが十干十二支九星までバランスよく見た吉方位の採り方による正しい開運、だと私は考えています。
 
『今は結婚された元CAの方 : 結婚は確かに幸せなことだがそこがゴールではないので油断は禁物。吉方位によって子宝を授かる法』
 
数年前、イベントで通常鑑定にいらした方がいた。
 
通常鑑定とは私の中の分け方で、
 
精密鑑定 : 1~2時間、時には3時間以上かけて命式を調べ上げ、過去の吉凶の移動履歴も調べて、その年の吉方位一覧表も載った鑑定書を作ってからお会いするのを精密鑑定と呼んでいるが、
 
通常鑑定とはイベントなどで、お会いしたその場で命式を簡易的に調べて手相とも合わせて、10分~20分でざっくりと全体のポイントを見て内容をお伝えする鑑定スタイル。
 
その方はプライベート運について知りたいという事でいらしたのだが、生年月日を四柱推命、九星気学で見ても、手相と合わせて見ても もうじき恋愛して結婚することが明らかに出ていたのでそれをお伝えしたところ、その時は喜んでいただいて「そうですか」という事でお帰り頂いた。
 
後日メールで連絡が来て、「あの時言われたとおり本当に相手が出てきて結婚しました!」とのことだった。更に深い鑑定をということで、精密鑑定をして吉方位一覧表も作ってお渡しした。
 
しかしその後3年間くらいご連絡がなかった。
 
便りがないのは良い便り、というのはよくあることなので「これはこれでよかった」という事で思っていた。
 
そのあとまたご連絡を頂いた。「結婚後、楽しい生活は送っていたのですがなかなか子供を授からなくて、いま不妊治療をしているのですが結果が出なくて苦労している。そこで先生のことを思い出した。不妊治療は大変で、今仕事をしているのだが家庭との両立はなかなか厳しい、どうしたものか」とのこと。
 
分かりました、では鑑定しましょう。という事でご主人様の命式と、お会いしていなかった年月の間に移動した吉凶の履歴を教えて頂いて吉か凶か、どういったエネルギーを入れてきてどんな現象が起きてきたかを調べて見た。
 
そうしたら驚くべきことが分かった。
 
お会いしていなかった間、旅行などで出かけていた移動先はほとんどが凶方位だった。。。
 
これでは望みがかなえられるはずもなく、不妊治療もいい結果が出て来るはずがないのでこのままだと自然に妊娠するのは難しい。これまでの取ってきた凶方位のエネルギーを反転させるタイプの吉方位を採っていき、エネルギー残高をプラスに持っていき目的を達成するしかない、ということを鑑定でお伝えした。
 
振り返ってみると、最初にお会いして今後の未来に起きて来ることをお伝えして顕在意識でも、潜在意識しか知らない未来のことが分かってそれが結び付いて幸運を受け止める器が出来たところまでは良かった。
 
結婚後も楽しかったことは良かった。しかしそこで油断してしまい鑑定はもう受けなくても大丈夫、と思ってしまった。
 
もちろんそういったケースもあるし、そうでない場合もある。
 
今回はたまたま後者のケースだっただけのこと。。。
 
そのように過去の移動による凶方位のエネルギーが溜まっていたので、それをなくすような吉方位を頑張って採っていってくださいとお伝えして実際に吉方位旅行に行って頂いたところ、最初の吉方位旅行の前には、その正反対のところにもう行く予約も取ってあって金額も振り込み済みで辞めるとキャンセル料が発生するのだがそれでもやめて、私のおすすめした吉方位に行かれた。行った後もあく出しの現象が出たりしたのだが、その強いご決意と行動の甲斐があってほどなくして妊娠、鑑定後、約1年半後に出産、という運びになった。
 
一人ご出産された後、またもう一人欲しいということで、その方針のもとに過ごし方や吉方位旅行先を十干十二支氣学によってアドバイスしたところ、現在二人目をご懐妊中。お一人目の時も写真で玉のようなお子様を見せて頂きましたが、きっとお二人目も吉方位の気を受けて元気なお子様が生まれていらっしゃることと思います。
 
この時も遠い海外に吉方位旅行に行かれたとのこと。やはり海外の吉方位旅行は近場よりも格段に大きくエネルギーが働く。基本的には方位のエネルギーとは、距離×時間×思いの深さ×年盤月盤の密度の濃さ(天干・地支・九星いずれかの同会または大歳や月建などの重なり具合)なので。
 
この時は、旅行により凶エネルギーが溜まってきたから鑑定に至らなかったのか、それとも鑑定を依頼しなかったから凶方位に行くことが多かったのかはわからないが、また別なケースでは、過去に凶エネルギーが溜まっている方ほど鑑定の日時をセッティングしても何らかの予定が入ったりしてなかなか鑑定に至らないというケースもある。
 
それは余談だったが、つまり十干十二支九星まで見て吉方位を厳選してそれを実行していくと、願った効果を最大限引き出せる。それは突き詰めれば十干レベルまで見て、魂の成長といういわば生きる目的に完全に合致した真の吉方位を採っているから、周りから自分を成長させてくれてなおかつ開運効果の高い追い風も最大限吹かせてくれるから。
 
ただしここでよく世の中で誤解されているのは、「吉方位に行けば楽(らく)に楽しく、棚ボタ的に開運して幸せになるんでしょ?苦しいことなんてないんでしょ?」ということ。生きる目的に合致しない吉方位効果というのはたとえいいことがあっても、自分では本当に満足はできない。なぜなら真の自分が本当に望んでいるものではないから。結局あってもなくてもトータル的には、しばらく経ったら影響がなく、無くても良かったといえるかもしれないものだから。
 
本当の幸せとは楽にはつかめない。やはりその時の自分がやらなければいけないことをやって、テーマとして与えられていることを果たさないと受ける資格がないのが本当の幸運。その生きる意義や方向性を教えてくれているのが四柱推命。四柱推命とは十干十二支レベルの情報を読み解いていくもの。
 
九星では象意は分かるが、その奥にある天地のエネルギー、天干地支までは分からない。なので良いことは出て来ても、本当の魂レベルでの開運効果は引き出せない。稀にその方がそれまでものすごく努力されてきて開運の気を引き寄せる運気にあるので九星の吉方位で偶然、その奥の十干十二支も吉ということがあり大開運するということもあるが。。。
 
今の自分の命式が最も必要としている個所に十干十二支九星から見た吉方位でその気を補う。できれば方位的テクニックを使って効率よくたっぷりと大きく。これが真の開運のシステム。
 
それまでの自分では得られない大きな幸せを得たいと思うのであれば、それまでの自分以上の努力をしないとその資格、器が得られないというごく自然なこと。吉方位とは魔法のようにこれまでのまま、楽に開運するという考えがあるから途中で辞めてしまう。 
 
確かにこれまで吉方位を継続して採ってきていない人や、過去の凶方位のエネルギーがまだ体に深く染みついて残っている人ほど、最初の切り替えは大変だったり、純度の高い吉方位を一気に取り入れると、体も早く良くなろうとしてそれに押し出されて凶エネルギーも密度濃く出て来る。
 
今の自分の中を占めている気とは違う気を大量に入れた場合、体質の変化が当然起こり、それは人間の細胞は大体3か月で入れ替わるといわれているが、やはり自分の経験則からしてみても、最初の時は3~4か月はかかると今のところ考えている。
 
その場合は吉方位採りの間隔を空けたり、純度を下げてまずベターな吉方位を採ってからベストな方位を採るという風に順番を変更するなどして調整もできる。
 
「え?吉方位っていくだけで良いことが起きてくるんじゃないの~?!」
 
という認識だと、たとえ本当に効果のある真の吉方位に行く機会があったとしても「うそ? 全然いいことないじゃない~?」「もう行くの辞めた~!」「別な占いにいこ!」ということで占いの永遠の放浪者、流浪者にもなりかねない。
 
もちろんそれでもいいのだが、自分としては今後も本当に深いものを求めている方にだけしっかりと時間をかけて鑑定書を作っていく、そういったスタイルを採っていき、深く心の交流が出来るお客様とますます密接にお付き合いをさせて頂きより一層幸せになって頂きたいと思っているのです。
 
・・・と、長くなりましたが、ここで体験談は終わりになります。
 
こういうような内容で鑑定を行っておりましたが、これを読んでどうお感じになりましたでしょうか?
 
大分長くなってしまいましたので本当はもうちょっとお伝えしたいことはあったのですが今月はここまでにして、それは次回に回しますのでまたご意見やご感想などありましたら教えてくださいね。
(〃⌒ー⌒〃)∫゛
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