このブログでは今まで、自分以外の力「他力」「吉方位パワー」を活用して開運する方法を述べてきましたが、今回はそのパワーをより高める方法や、低くしない方法などについて述べていきたいと思います。
吉方位旅行に行って、効果がすぐ出る人と一見出てこないように見える人がいます。
原因としては、
・四正四隅によるパワーの出方のタイムラグ、つまり東西南北の正30度に行くと比較的すぐにはっきりと出てきて、東北・東南・西南・西北の60度のエリアに行くと、ゆっくりじわじわと出てくるため。
・方位の出方は『距離×時間×想い』の積算量で出てくるのであまり行く距離が短かったり、期間が3泊以内であったり気持ち的にそんなに遠くに来たという感覚がなかったりすると効果は小さくなります。しかし効果は小さくても何回も行けばそのつど力は蓄積されていますので、距離が短かったり日数が少なかったりしても吉方位パワーを取るということは大事です。
この「想い」についてはよく質問で「海外にしょっちゅう行くパイロットやスチュワーデスの方はどうなるのですか?」と聞かれるのですが、結論から言うとあまりにもしょっちゅう海外に行く方というのは、方位の効果はそれほど出てこないのです。
つまり何度も海外に頻繁に行っているとだんだん気持ち的に「遠くへ来た」という想いがなくなってくるので、できれば想いを高めるためには「より遠くへ来た」と実感できる方法で行くのが望ましいのです。
たとえば日本国内で同じ距離の吉方位旅行に行くとしても、飛行機で行くよりは電車で、電車よりは車で、車よりは自転車で、自転車よりは歩きで、という風になるべく手間のかかる方法で行って「ずいぶん遠くまで来たなぁ~!」というように気持ちの面で距離を感じることのできる方法で行くと、自分の「気持ち」の中に入ってくる吉方位のパワーも強く大きくなります。
前に鑑定をさせていただいたお客様で、翌月に海外旅行に行くのですが方位を見てもらえますか?という方がいたのですがそれが凶方位に当たっていまして、どんな気持ちで、またはスタイルで旅行に行っているのかを聞いてみましたら「海外へはしょっちゅう、隣近所に行く感覚で行ってます」「むしろ日本国内の交通の便が良くないところに行く方がよっぽど遠くへ行くように感じます」ということでしたので、この時ばかりは例外的に「海外へはそのまま行くのはいいのですが、その代り後で必ず日本国内の、行くのに不便な場所への吉方位旅行へは必ず行ってきてください!」と申し上げました。
方位の力の出方を多少変えるために意識の持ち方で調整する、という方法はあることはあるのですがしかし先程のようなお客様は例外中の例外、普通はよほどのことがない限り海外の凶方位へは行かない方がいいですし、ましてや引っ越しとなった場合には吉方位が全く開けていない場合は別なのですが、そのような抜け道や裏技を最初から使おうとはしないのが賢明です。
何事も基本があってこその裏技、「正をもって合し奇をもって勝つ」のが本来のやり方なのであって、正しい努力の蓄積なしに小手先の技だけでうまくやるというのは、この世の中ではあり得ないのです。
それがあたかもできるように言ってくるのはまず、人の欲を利用して稼いでやろうとする輩ですので、だまされるのは自分の欲にだまされるのだと思って、ただし自分が欲が先に立つのではなくほかの理想があったうえで納得してやるのであれば問題はありませんから、常にそういう考えでご自身の行動を決定していただきたいと思います。
その他にもパワーが出てくる周期としては、月盤の単位では「1ヶ月目・4ヶ月目・7ヶ月目・11ヶ月目」または年盤の単位ですと「1年目・4年目・7年目・11年目」という法則があります。
あとは行った方位に巡っていた星が中宮に戻った時にも、運気の決算、清算のパワーが出てきて効果が顕れてきます。
それと最も重要でベーシックな根本的な背景としては、効果がすぐ出る人と出ない人の違いはそれまでに過去の移動で取ってきたエネルギーが吉か凶か、その蓄積が多いか少ないか、という点においてです。
たとえば今まで取ってきた凶エネルギーの借金が多い人というのは、多少吉エネルギーを取ったとしてもまだまだマイナスエネルギーの方が超過しているので、すぐには開運しにくいというわけです。
「富める者はますます富み、貧しきものはますます貧しくなる」という法則はお金だけではなく、徳分や業などの目に見えない法則などにも適用されるものです。
徳ある人はますます栄え、業を積んできた人は雪だるまが坂を転げ落ちるがごとく、・・・かどうかは分かりませんが、なかなかそれまでの過去を1回の吉方位旅行だけで一掃したい、というのはまさに徳のない、都合がよすぎる勝手な考えですので、日々の移動のことも気にするのはもちろん、どんなことでもそうですが開運法においても「継続は力なり」ですので、吉方位旅行も回数を重ねていくと運気がさらに強くなっていきますので、少なくとも毎年一回は最もパワーが高まる月に吉方位旅行に行って頂いて、吉エネルギーを蓄積して開運力を高めていくのが理想と言えます。
そうすれば多少日々の移動で凶方位に行かざるを得ないことがあったとしても大きな問題にはなりませんから、まずは年間の計画で大きな旅行に行く時期や行き先などを決めて運気向上計画を立てておくというのがその年の賢い過ごし方と言えます。
ここまでいろいろと長く述べてきましたが、まとめていきますと
吉方位に行って吉エネルギーを充電することは、大自然のエネルギーの循環の法則を学び、圧倒的な他力を素直に謙虚に受け入れるということにもつながります。
言い換えますと、天地自然の万物や大自然に対して素直に絶対的に謙虚になれた時こそが「他力のプラスのエネルギー = 吉方位パワー」を自らの内部に取り込む資格ができ開運することが許される、という風にも言えるわけです。
人はそれぞれの持つ星の種類にもよって、必ずしもその年に自分が望む効果を持つ吉方位が開けているわけではありませんが、少なくとも凶方位に行って自分の持つパワーを落とさないことと、
マイナスなエネルギーも相当大きなものがありますが、吉方位に行けばプラスのエネルギーはそれ以上に大きなものがありますので、運がいい人しかこういった法則には巡り合ったり使いこなすことはできませんから、チャンスがあった時にはなるべく開運の効果をもたらす方位に旅行や引っ越しに行ってご自身の人生をより豊かに高めていただきたいと思います。
私はそのためのささやかなお手伝いを、これからもさせていただきたいと願っております。