今回のテーマもまた、先日バーでお客様を鑑定していた時に初めて名刺を見てこの言葉を見た方から「これってどういうことなんですか?」と問われて説明していくうちに、
「あぁ、今まで自分は説明が足りなかったんだなぁ」という風に思ったテーマでしたので、名刺のデザインを改めて推敲していると同時に、ここでも説明させていただければと思った次第です。
まず人には大きく分けて2つの運があり、一つは持って生まれた宿命(生まれた時点で宿っていて変えられない運、先天運)、ともうひとつは生まれたあとの努力により切り開いていくことができる運命(自らの努力によって命の運び方を変えていける運、後天運)との両方があります。
これらの先天運について見ていくのが、四柱推命や西洋占星術(ホロスコープ)、また宿曜経や九星気学の先天運鑑定(同会・非同会・傾斜宮鑑定法)などです。
そのほかにタロットやダイス占い、易占ではその時々の自分の進むべき方向性はどちらに行けばよいのか?という現時点での状況判断を観たり、
人相、手相ではその人の内面、現在の心と魂の状況を読み取って今後の心の様子やどのように心の方向性を持っていけばよいか?ということをアドバイスしたり、
あと後天運を変えて開運していくには旅行や引越しで方位の力を活用するといった、気学や方位学と呼ばれる開運法があります。
あとは私の学んだ手相の流派では心の状況を読み取るだけではなく、流年法といって人生のタイムスケジュール的なことまで手相から読み取り、いつの時点でどのような出来事が起こるか?ということまで詳しく観ていくことのできる手相の鑑定法で、お客様の心と過去と未来の状況を分析しています。
世の中で言う「占い師」の方は多かれ少なかれ、自分の得意なひとつないしはふたつくらいの得意な占いを使ってお客様のお悩みに応えていると思うのですが、それですと偏りが出て必ずしも全体像を把握した的を得た答えが出るとは限らないのです。
といいますのも、たとえば占いの中では帝王といわれる四柱推命やホロスコープにしましても、確かに先天運鑑定ではダントツの精度を誇りますが、
目の前の現実的で具体的な問題を抱えている時にはどのようにしたら良いか?という面においては決め細やかな八卦の千変万化な動きのエネルギーを見て判断したり、タロットや易占、ダイス占いなどの状況分析の占いには対応の自在性においては一歩ゆずります。
その四柱推命やホロスコープにしても、太陽の動きを基にしてみていく四柱推命と、太陽系の惑星の運行や角度を基にしてみていくホロスコープとでは、その視点からして見ていく角度がまた違いますから、やはりそれぞれの得意不得意分野があるわけです。
両方ともその視点から観ればかなり精度は高いですが、お互いにそれぞれを組み合わせて活用していけば、もっと多様な見方ができるわけです。
そのほかの占いにしてもこれは同じことで、今まで長い間磨きこまれてきた分当たる精度も優れたものがありますが、観る角度がそれぞれ長所イコール短所ともなりえますので、大きな人生全体の角度から見るのが得意なものと、目前の現実的な分野から見るのが得意なもの、または現在の心境面や、どの方位に行けば後天運的に開運するか?といった視点からも含めて多岐にわたってみていかないと、ひとつの占いからだけでは偏りがどうしても出てその結果、時には間違ったアドバイスすらしてしまうことにもなりかねないのです。
さらに言えば、占いの知識だけでその時にいらっしゃったお客様に対して意見を申しあげるのは、現実の生活の中で生きているその方に対して占いの世界からだけの意見を言ってしまっては、これまた偏った観念を押し付けることにもなりかねないので、時に鑑定師の言葉というのはその人の人生をも左右しかねない重大な発言の重みというものもあることを踏まえて、常に謙虚に自分を磨き、鑑定した際は最善と思われる偏りのない角度からアドバイスをしていかないといけないと思うのです。
そういった意味で私は鑑定の時は、四柱推命・ホロスコープ・宿曜経・九星気学・手相を総合的に活用し、なおかつ私自身が今現在 とある都内の会社にも勤めている現役の営業マンとして、既存のお客様や新規得意先の開拓といったきわめて社会性が強い仕事に従事していますので、そういった仕事に携わることで自分自身の社会性を健全に保っておきながら、鑑定に見えられたお客様に対しては精神世界と現実面、ロマンの世界と社会性との両方からの整合性の取れたアドバイスをさせていただいているという訳なのです。
人の運命というのはいろいろな要素が複合的に合わさって出来ており、なおかつ持って生まれた先天運はあっても、生まれたあとの努力やどういった方位に今まで移動してきたか、または名前による影響もあったりということで、きわめて複雑微妙な要素から総合運は成り立っていますから、そういった玄々微妙な一人の人間の魂の進歩成長、流れというものをひとつの占いからの切り口だけで断定的に論じてしまう、というのは所詮 無理があるのだ、と思われませんでしょうか・・・?
もちろん私自身が、自分で自分のことを完璧だといっているのではありません。
しかし常にさらに上を見て完璧を目指し、新しいことにチャレンジしたり学んだりしながら謙虚にそれぞれの角度からバランスよく、偏ることなく鑑定をさせていただくというスタンスを忘れてはいけない、少なくとも自分はそういう試みをしてこれからもやって行きたい、と思ってその時その時の鑑定を全力で駆け抜けている、ということなのです。
かなり今までにないやり方でいろいろなアプローチを試みているつもりです。今までも貴方のお役に立てたのであればここをカチッ!→ 私に貴方の応援が伝わります!