そうやってその方の性格を見ていったら、非常に情熱家というか、愛情も深いかわりに憎悪もまた激しいという二面性が見えました。
この情熱が深いというのがじつは運命を論ずるうえでも曲者というか諸刃的な要素で、特にこの方の場合は豊かな愛情が不安定な形で仕事や家庭、恋愛に対して出てくるという側面がありますので、いったん好きになったらそれこそ一切の打算を捨ててのめりこんでいくタイプです。
しかしそれが報われなかったり裏切られたりしたと感じた場合には、可愛さあまって憎さ百倍、という言葉通りに復讐心に燃える執念深いところもあります。ですのでこういった方はペットや子供を幸福のより所にする傾向が強いようです。
後で鑑定のときに実際に聞いてみたら現在ペットを飼っていて、猫の方が好きとの事でした。
子供は家族のも他人のも見るともう愛しくてたまらない、もし自分が子供を産んだら18くらいまでは手元において放さずに育てたい、と言っていたので
私が「え、手元において放さないのは3歳くらいまでじゃなくてですか?」と聞いたら、「はい、18くらいまでは絶対に付きっ切りで育てたいんです」と言っていましたので、これはもう相当に子供は溺愛して可愛がるタイプだな、それだけ愛情が深い故なんだなぁ、と思いました。
そのあと、その方のここ数年の旅行先も調べてもらってきていたのでその方位を見ていったら、見ていくほどにびっくりしたのですが、まずは彼との別れの前には、その彼の家に引越しをして同棲をしていた期間があったのですが、その時が空亡期にあたっていて、しかも年盤・月盤同会での東の六白への移動での引越しになっていたのです。
これは一応吉方位なのですが人によっては凶方位ともいえるくらいの、いわばものすごく厳しい、天の厳父からの試練によって自分が大きく成長して器が磨かれるという力が相当大きく出てくる方位での引越しに当たっていました。
しかもそれが空亡期にあたっていたのでその彼との恋愛はおそらくうまく行かないだろうということが読み取れたのですがしかし、このことが与えてくれる孤独は結果的に吉方位ではありますのでその方にものすごく大きな魂の目覚めと成長を促してくれる、ということも見えてきました。
その後別れたあとに行った旅行の数々を見ていったらこれがことごとく凶方位!
これだけ連続で凶殺を犯していたら、倒れたり病気になったりあるいは死ななかったのがむしろ強運と思えるくらいの凶方位続きの旅行でした。