こんにちは、笹木です。
最近は、10月に入り2012年の鑑定を受けたいという方が増えてきたこともあり、ちょっとでも気を抜くと鑑定に穴を開けてしまうという鑑定書作成ペースで推移していたこともあって、また新しい2012年の鑑定書のフォーマットを作ったばかりということもあり、お客様を観ていく中で細かなところの修正点に気づいたり、こだわりを盛り込んだりとやはり最初のころは特に時間もかかるため、またまたブログの更新が滞り気味となっておりました・・・。
その間スティーブ・ジョブズが亡くなったりと、これはこれでひとつのタイトルで書きたいテーマでもあったのですがいつかのために取っておくとしまして、もし興味がある方は前に私が2011年04月11日のブログで載せていた、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチをもう一度改めて見ていただけたらと思います。
ところで振り返ってみますと、どちらかと言うと最近は気学や難しい話題が続いていました。
その背景にはどんなことがあったかと言いますと、だんだん色々な方がこのブログを見るようになってきたので、元々のコンセプトとしてあった鑑定実録日誌としての、時に鑑定のさなかでの詳しすぎる個人的情報が盛り込まれてしまうともしかすると、「あ、あの人のことだ」と類推されてしまいその人にとっては非常によくないことになってしまう可能性もあったので、それで最近は鑑定実録日誌的な鑑定例を盛り込むのは少なくなってきておりました。
なので最近は、たまたまその場のノリで鑑定料をもらわないで観たりとか、あるいはイベントの通常鑑定(その場で初めて会って生年月日と手相を見て判断する10分~15分の鑑定)でその場で1回しか会わなかったり、もうこれからも会うことはないであろうという方しかブログには載せないようにしていました。
しかしそういったもう会わないであろう方とのやり取りでも、このブログを見ていらっしゃる方で共通するエッセンスを持っている方に対して実際の鑑定の雰囲気を感じてもらったり、自分にも響く箇所があれば取り入れて頂くと素晴らしいことになるかもしれないという思いで、また少しずつこういった内容も載せてゆこうと思いこの切り口を復活させていこうと思った次第です。
さて、先日のイベントでこういうことがありました。
ある時、30代の可愛らしい感じの女性のお客様がいらっしゃいました。
鑑定前に名前や生年月日などの情報を書く用紙の、興味のある項目にマルをつけるところを見ると「結婚」を見てほしいと言うことでした。
いつものように生年月日から暦を見て星を割り出してから、手相を見る前にまず持って生まれた人生の傾向、長所短所の星を分析してからその方に私がお伝えして言ったことは、
私 「まず生年月日から見ていくと、全体的な傾向としては仕事運と恋愛運は堅調、でも結婚運が弱いとありますね。性格、もともと生まれ持った要素は天真爛漫に近いが現在は臆病ともいえるくらいに守りが堅く慎重になっており、お問い合わせの結婚についてだったのですが、まずパッと大きく目に付いたのは仕事運を示す線が強くしっかりと入っていて、いま現在すごくやりがいを持って順調にいっているのではないかということです。
その意味でいいますと現在仕事・社会面は非常にやりがいもあり充実感も感じていますが逆にその分、いまひとつプライベート的な幸せを渇望したり真剣に正面から面と向かっているとは言いがたく、ただいずれにしましても仕事面、社会面等では毎日良い感じで忙しく過ごされているのではないでしょうか?」
とお伝えしましたら、
お客様 「そうなんです。仕事は順調で申し分ないんですけど、他が・・・。だから結婚を見てほしいんです」と半ば少し決まり悪そうな笑顔で言われました。
そして今度は恋愛、結婚方面について観ていきましたら、過去ものすごく強烈に人を好きになったという恋愛の線が目に入ってきました。
私 「でも過去、○○才くらいの時にものすごく好きな人がいませんでしたか?うーん、これはすごいですね~。きっとその人のことばかりいつも思っていて、その人のことが人生の全て、というくらいの恋に落ちたんじゃないでしょうか。これほど誰かを強く好きになったというのは、あとにも先にもなかったんじゃないでしょうかね~」
と言ったとたん、彼女の目が見る見る赤くなったかと思うと、急に目から涙があふれてボロボロとこぼれてきました。
私 「あ、ゴメンナサイ! すみません!!」
涙が流れている顔を横に向けながらも、両手はそのままこちらにしっかりと伸ばして差し出したままの彼女に対して、
私 「あの・・・、涙、拭かれますか・・・」
お客様 「いえ、」
と涙を拭かないまま両手はそのまま差し出し続けて、顔を横に背けながらもここまでの内容を聞いて私を信頼してくれたのか、もっとすべての内容を聞き漏らすまいとするかのようにして手はかたくなに差し出してくれていましたので、こちらもその健気さにうたれてしまってもっと彼女のお役に立ちたいと思い、幸せを祈りながらさらに細かく手相を見ていきますと・・・
現在の年齢のところに、以前の熱く激しく燃えた恋愛の時期とは比べ物にならないくらいの、弱々しい恋愛感情を示す線が見えてきました。
私 「今、好きな人、いますか・・・?」
ちょっと戸惑って、言いよどんだ後に
お客様 「・・・はい。」
私 「過去のあの後から誰かに気持ちを伝えるのを避けてきたというか、それで仕事面に打ち込んでこれたというのは別な意味では良かったのですが、でも心を開くのが怖くなって本来の自分と比べてものすごく心の壁が堅く閉じてしまったというか、臆病になってしまったのではないですか?」
お客様 「・・・」
私 「それとこれは手相ではなく生年月日のバイオリズムから見ているのですが、お客様は来年から空亡期に入ります。この時期は必ずしも悪いということではなく、パワーが一時的に弱くなるとともに心の壁がほどけるという時期でもあります。またどちらかというとかなり慎重気味だったり、パワーが強すぎて周りのエネルギーをはじいていたり恋愛をあまり求めてこなかった人はさびしくなったり心細くなったりして、それまでと比べると自分でも驚くほど人恋しくなる時期でもあります。
そしてもうすぐその時期がやってくるのですが、実はこれはお客様のような方にはむしろチャンスにも当たるのです。
こういった時期でないといま現在は仕事の方がかなり順調にいっていることもあり、恋愛に臆病になっていることも重なってなかなか自分から気持ちをアピールするといったことはできにくいのではないでしょうか。
男性であろうと女性であろうと変わりないことは、好きという気持ちをはっきりか密かにかは別としても 「自ら」 醸し出していかないと、どんなに内心では好きであっても相手には伝わらないということです。
芸能界でも恋多き女性というか、次々と男性と浮名を流す女性がいますよね。
たとえばちょっと前ですと山本モナとか、葉山エレーヌとか青木裕子とか、なぜ次々と恋のうわさが流れ、実際にもほとんど間をおかずに複数の男性と付き合ってきたのかというと、
それだけ容姿的に目立ってモテる女性でも美人だから何もしなくてもモテるというわけではなく、また実は外見的に美人ということはモテるための条件ではなくて、むしろ性格美人とかかわいいタイプのほうが男性からは好かれたりモテたりとかするのですが、でもやっぱり一番は「自分からスキスキ光線を出す事が秘訣」という風に言っていました。
世の中はすべて鏡の法則。自分が出した分だけしか返ってきませんので、容姿や性格・経験により多少の差はあっても先程のことはすべてにおいて当てはまることだと思います。恋愛や結婚、または人間関係や仕事面でもそうです。
ですので明日から少しずつ雰囲気を醸し出すくらいでも、ちょっとした一言やしぐさや行動でもいいですからとにかく 「自分の方から好意を出す」 ということを心がけてみてはいかがでしょうか?
でないと、今回の鑑定で書かれていた「結婚」の望みはいつまでたっても叶えられず、やってきませんよ。
今好きな方に、自分の気持ちを多かれ少なかれ、伝わるようにしてみたことはありますか?」
お客様 「いえ、ありません。」
私 「今後に関しては、その方面に対してのチャンスの時期がめぐってきますので、自分でもぜひ勇気を出して小さな一歩から、好意を雰囲気で空気のように匂わせるところから始めてみてはいかがですか?」
とお伝えしました。
その方は最後には 「はい、分かりました。ありがとうございました。」と笑顔で何度もお辞儀をされて帰っていかれたのでこちらもホッとしました。
と、そのようにこちらの伝えたいことは伝えられたので、その方にもしっかり受け止めていただけたということは帰り際のすっきりした笑顔を見てわかったのですが、半分はこちらもいたたまれない気持ちで、実はもっともっと話したいという気持ちも感じていました。
というのはなぜかといいますと、惜しむらくは今回はイベントで初めてあった方を10分~15分くらいの間で見る、といういわゆる「通常鑑定」でこの方とお話していたので、
もしこれがあらかじめご予約をいただいて、質問をしておいた内容にご返答頂いた内容に基づき、1週間くらいかけて数ページにわたる鑑定書を作成し、当日も1時間~3時間くらいかけてじっくりとお話しする、いわゆる「精密鑑定」形式ではなかったことが唯一残念なところでした。
もし精密鑑定でしたら、年に2~3回その方位に行けば恋愛から結婚に対しての流れが極めて整いやすくなる吉方位旅行先ないしは引越し先、さらにはより詳しい年運のバイオリズムと方位的な宿命運などと絡めた開運の方法などもお伝えすることができたのになぁ、と今回はその方のために最大限できることをして差し上げたいと思っただけに、悔しい気持ちも少しだけ残ってしまった鑑定となりました。