このパターンは平井堅のようにデビューしてから5年間芽が出なくてこれがもうホントに最後の曲だ、といって背水の陣で出した「楽園」のプロモーションビデオに、自分の心意気を話して無料で江角マキコに出演してもらってその曲から火がついて一気にメジャーにのし上がったのと人気の出方は酷似しています。
苦労した人ほどいったんブレークした後は人気が長く続く、というのは辛酸をなめた分その成功を大切にするからということもあるとは思うのですが、私から言わせれば才能があるナシというのは非常にあいまいな基準の中で、人気がある人はずっとそれが続き、いなくなくなる人は時とともに自然といなくなっていく、という影にはやはり人気の元になる「徳分」とそれをもたらす「運気」が関係しているのではないか、と思っています。
ジャニーズではこの法則をおそらく経験的に知っているせいか、息の長く続いているグループというのはSMAPでもkinki kidsでも、KAT-TUNでもそうなのですが、CDデビューの前には先輩方のバックでジャニーズjrとして長く躍らせたりとか、グループ自体は結成してもライブ活動を行わせるだけでCDは何年間も出さないままで、メジャーデビューさせようと思えばすぐにさせられるのだけれども長く下積みの時期を設けたりとかする戦略を意識的に取っています。
これを見て私も、さすがは今では芸能界を仕切っているジャニー喜多川だな・・、と思ってみていたのですが、実際にデビュー前まで相当の期間をおいて、ダンスをそれまでのグループの中では一番本格的に仕込んでからデビューさせたkinki kidsは、現在まで“デビューからのオリコン・シングルランキング26作品初登場連続1位獲得”というギネス世界記録を打ち立てています。
歌のうまさではジャニーズ1の堂本剛と、同じくダンスや踊りではこれまたジャニーズ1のうまさで、帝国劇場でもう8年連続の主演ミュージカル「Endless SHOCK」を開催して、アイドルとしてではなくミュージカル俳優としての技量もゆるぎないものとして周りに認めさせている堂本光一の素材を見事に活かすデビューのさせ方だったな、と今見てても思います。
人間的に好き嫌いは別として、やはりある一つの世界でここまで成功を築いてこれた裏には、運気の法則性を知ってか知らずかは別として、きちんと正しい繁栄の法則にのっとった行動を取っているからこそなのだな、という風に思って観ていました。
モーニング娘をプロデュースしているつんくは別な意味でこの法則を捉えていますが対策としては正反対の行動を取っており、全く下積みのない娘たちをオーディションで集めて、根の浅い社会運と繁栄運が終わったつどまた新しいメンバーを募集しては次々とメンバーを入れ替え、もう最初からのメンバーはいなくなったとしてもグループ名だけは「モーニング娘。」として残しているというやり方を、取っているわけです。
やり方としては、最近落ち目な感が否めない「モーニング娘。」と、ますます新しいグループを輩出して人気運も盛んになってきているジャニーズ一派を見てみると、やはり運気の法則性を捉えたジャニーズ側に結果的に繁栄運や金銭的なリターンも含め、軍配が上がっているなぁと思っている次第です。
たとえ貴方がジャニーズの誰のことが好きでも、きっと私は話題性にはついていけると思いますよ!?そんなお堅いだけではない私に応援のクリックを!