南
南の定位

巡ってくる運勢の流れそのものは、自分では決められません。けれども、大自然の気を吉方位から採り入れることで、その流れを後から明るい方へ変えていくことはできます。長い年月をかけて受け継がれてきた、後天的な開運法です。
このホームページは、その「では、どうすれば良いのか」に、最大の軸足を置いています。南は、その中でも、内側にあった良いものが表に出て、人の目に届く方位です。
このページは、南の方徳効果を、九星の廻座別まで踏み込んで解説する詳細版です。八方位全体の見取り図は、吉方位とはのページをご覧ください。
太陽のようにすべてのものを照らし、炎の明かりのように識別する知識や正しさを示します。明るさ、美しさ、明晰さなどの意味を持ち、装飾や美麗、情熱や競争、発明なども表してもいます。
『干支まで含めた吉方位で採れば』直観力が冴え、新しい発見をしたり物事の本質が見極められるようになります。
南に以下の九星が廻座した時に出てくる、象意としての方徳効果
南に二黒土星が廻座した時
一時的には苦労が伴い陽の目を見るまで辛抱や忍耐強く過ごす期間が求められますが、そこから挽回して以前に増す有利な立場を得ることができます。名誉を得たり、知的職業、つまり学問の方面や、文化・芸術方面での成功も後押ししてくれます。まずは目下や部下たちとの交際や取引が良い形で運び、そこから次第に地位や名誉、財産のある人との交際にも発展していき、成功への道を歩むことになります。
南に三碧木星が廻座した時
この方位を採ると面白いほど追い風が吹き、願いが叶う可能性があります。ただこの時点では満ち足りている状態ですが、春から夏の勢いが終わり秋に向かうようにこの時を境に運気が下降していく可能性も同時に秘めていますので、幸運に甘んじずさらなる実力を養うべく精進することと、感謝と謙虚さをもってこの方徳効果を受けて過ごすことが大切とも言えます。
南に六白金星が廻座した時
この方徳効果をさらに高めるためには単独行動ではなくグループで行動した方が良いでしょう。さらにそのグループは誰でも良いというわけではなく方向性が同じであり、なおかつ志を一つにできるといったようにその質が高いほど良い結果が出たり、一人なら不可能なことも可能にしてくれる運気をもたらします。その際には私利私欲があると途端に純度が落ちますので、公明正大であり健やかさや明るさがあることもポイントとなります。
南に七赤金星が廻座した時
この方位は大きな変化をもたらします。そして旧来のものを守るよりは、大胆に変化させた方が吉となります。もし今までのことでよくない因子を抱えていれば、むしろ状況が悪化することもあるでしょう。この場合は思い切って離れてみると問題がきれいに解消されます。また正しい方向に向かおうとしている変化であれば天からの追い風が吹き、状況は好転していきます。
南に八白土星が廻座した時
自分に対して美しく飾り立てる作用が働きます。そのように外見に対して光が当たる作用がファッション的にも、社会的にも働いてきます。しかしこの光は太陽が沈んでいく夕日も意味していますので、そのあと外見に対してのバランスを取る作用も働き内面の充実も求められますから、まずは外側を美しくした後で内面の充実を強く意識して実行していくという順番でこの方徳効果を受け取るのが良いでしょう。
南に九紫火星が廻座した時
九紫が定位と廻座した星の両方で巡るこの方位は、激しく燃えますがその炎には持続性がないという特徴も意味します。今が盛りの炎が極大にそして一瞬のスピードで燃え上がりますがこの火勢には持続性がありませんので、それが分かったうえでこの炎の輝きでスポットライトを浴びたり、物事に対しての正しい判断の冴えを招いたり、よくない縁を切ったりという風に使うと良いでしょう。
南の吉方位を、旅行や引っ越しで活かすには
南の気も、旅行からも引っ越しからも採り入れられます。短い吉方位旅行であれば日盤と月盤を中心に、住まいごと移る引っ越しであれば年盤と月盤を中心に観ていきます。どの盤にどの九星が廻っているかは、十干十二支氣学用 暦のページで確かめられます。
そして、南がご自身にとっての吉方位になるかどうかを決めているのは、外に現れる九星の形ではなく、その奥にある干支です。四柱推命で観た命式が、いまどの干支の気を必要としているのか。同じ南へ動いても現れ方が一人ひとり違うのは、この中身が違うからです。
南は、すべてを照らす太陽と、ものを見分ける炎の方位です。ですから、遠くまで足を延ばすことよりも、その場に満ちている気に身を浸すことのほうが効きます。頭が冴えてくる方位ですので、旅先で考えごとをする、書きものをする、これからのことを決める。そういう時間を採ると、南の気はよく働きます。美しいものを見る、明るい場所を歩く、本物と呼ばれるものに触れる。それも、この方位と縁の深い採り方です。
南は九紫火星の定位です。八白土星の東北の次であり、九星の番号でたどる輪の、締めくくりの方位にあたります。ひとつ前の東北で積み重ね、整えてきたものが、ここではっきりと目に見える評価になって現れます。そして南で表に出たものは、ひとつ次の北で、いったん内へ収められ、次の始まりのための力として蓄えられていきます。採った後に「あく出し(毒出しとも呼ばれます)」という、古いものが先に表に出る反応が現れることもありますが、物差しは、結果として良くなっていくかどうかです。実例はブログの「あく出し」カテゴリーにまとめています。
南を採った方に、実際に起きたこと
私自身も、2021年4月に南の吉方位を採ってきました。当時の住まいから南にあたる横浜の中華街へ、2泊の旅です。
この時にしたことは、観光ではありませんでした。忙しい時期でしたので、中華街のカフェやコワーキングスペースにパソコンを持ち込んで、ほとんどの時間を仕事に使っていました。それでも吉方位効果は出てきます。神社や名所を巡らなくても、その場に満ちている気の中に身を浸しているだけで、充分に採れるからです。
実際、頭の冴え方がまるで違いました。発想や閃きが次々に出てきて、原稿も仕事もはかどりました。このページの一番上に書いた「直観力が冴え、新しい発見をしたり物事の本質が見極められるようになります」が、そのまま現れていたのです。真実を見抜く目と直観が冴え、良き評価と華やかさが得られる。それが南の方徳効果です。
もう一つ、南らしいことがありました。中華街の4つの門を、改めて歩いて廻ったのです。朝陽門、延平門、朱雀門、玄武門。それぞれ東、西、南、北を守る門で、青龍、白虎、朱雀、玄武という四神の色が、そのまま五行の気を表しています。方位を学んでいると、街を歩くだけで、こうしたものが目に入ってくるようになります。
同じ月に南を採られた受講生の方も「とても良い旅でした」と話されていて、講座の中で一緒に喜んだことを覚えています。
南は、遠くまで行かなくても採れる方位です。近くの明るい場所へ出かけて、頭を使う時間を過ごす。それだけでも、内側にあった良いものが表に出てくる、きっかけになります。
八方位の効果が、実際に出た記録
実際にどんな変化が現れたのかは、方徳効果の現れ方にまとめています。