九星気学の最大の長所は、起きてくる現象を九星の象意によって細かく見ることができる点

しかし方位の吉凶は、干支が司る

九星の説明

九星気学の吉方位 凶方位の出し方

自分自身の今の九星気学に対する考え方

その日に行った場所で感じた象意で、巡っている九星を推測することも出来る

 

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あちこち方位の使い方:各流派によって偏角を考慮する・しない、北は真北か磁北か、などについての十干十二支気学の観方を記しています。この画像をクリックして大きくしたら、右クリックして画像を保存すればプリントアウトできますので、ご自由にお使いください。

世界地図 日本地図:それぞれ世界と日本の方位の角度の見方を記した地図です。こちらも保存してプリントアウトできますので、ご自由にお使いください。

 

九星気学の最大の長所は、起きてくる現象を九星の象意によって細かく見ることができる点

ここまで実例と共に述べてきましたように方位の吉凶は、九星の吉凶よりも干支の吉凶の方が優先します。

ただし悪い象意である五黄殺、暗剣殺、破れは、中身の干支が良くても凶意が大きいので、年盤や月盤などにより現れるタイミングはありますがマイナスな結果として出てきやすいです。

改めてお伝えしますと、気学とは自宅など方位を観る基点を中心に置き、そこから八方位に線を引いてそれぞれ周りの八方位にはどのような星が廻っていて、そこに行くとどんな吉凶の方位の力が働き、どんな現象が出て来るのかを見る占術です。

九星気学ではその方位に行くとどんな<現象>が起きてきやすいかを詳しく見ることが出来ますが、それが自分にとって<吉か凶か>は詳しくは分かりません。正確に言えば凶方位は五黄殺、暗剣殺、破れは確かに凶だと分かるのですが、残ったどこが本当に効果が出る吉方位か、しかも年盤と月盤で吉効果が重なる時というのはかなり確率的に落ちてしまうのです。

つまり九星気学は自分にとっての吉方位を正確に観るものではなく、どんな現象=象意が出てきやすいか、を見るものなのです。

なので象意としての凶方位=良くない現象が出て来る方位である五黄殺・暗剣殺・破れを外してから吉方位を探すという視点自体は正しいのです。それにより少なくともよくない事が起きてくる凶方位は外す事が出来ますので悪い方位には行かなくて済むからです。なおかつもともとの定位(北=水気、東=木気、南=火気、西=金気)が命式との相性が良かった場合には、基本的に良い影響が出やすいです。

ですので九星気学はまずは凶方位を外すという観点自体は素晴らしいものがありますが、ではどの方位が吉方位かと本命星だけで、生まれた年の星の相性だけで探しても真の吉方位は分かりません。

ではどうすれば良いかというと、命式中の十干十二支を分析し今どんな干支が10年単位の運勢=大運と、1年単位の運勢=歳運で巡ってきているかを加味して総合的な今の運勢を判断した後に、では今自分はどんな気があると追い風を吹かせることが出来るか、あるいは逆境の向かい風をそらして緩和して自分を応援してくれる風へと変化させることが出来るのか、は廻り来る運勢を十干十二支で精密に分析する占術、四柱推命で観て方位にも当てはめていきます。

ここまで見ないと本当に自分を変えてくれて、より良い方向に開運させてくれる真の吉方位は見えにくいのです。

しかし方位の吉凶は、干支が司る

そのようにして自分にとって良い吉方位の気は、干支で探して採っていきます

四柱推命で自分の"現時点での"巡りくる運勢を原命式に加味して今の状態が分かり、圧迫している星の働きを弱め、自分の良さを伸ばす星が分かったら、今度はその星の気が巡っている方位と時期を見定めてタイミングを計ったうえで、吉方位旅行や引っ越しでそのエネルギーに身を浸してきて良い気を体いっぱいに充電してきます。

そうすると自分以外のところ、つまり大自然のエネルギーを桁違いに大きく採りこんでくることが出来るので、自分だけの努力や身の周りのパワーグッズなどからの力よりも大きく開運していくことが出来ます。

平安時代や江戸時代は日本の歴史の中で300年前後安定した時代としてかなり長く続きましたが、これはいわゆる「都の引越し」を上手く活用したり、都の中での地理風水による気の流れを上手く整えてその方位の働きにより政権の安定を築いてきました。

明治時代が世界の列強に負けず対等以上に存在感を表していけたのも、明治天皇の京都から東京への遷都、都の引越しが吉方位だったから、という観方もできます。

 

九星の説明

 

 

九星気学の吉方位 凶方位の出し方

 

1、自分の本命星を出す

2、上記の相生相剋の図で、木火土金水の中で自分のグループにエネルギーを与えてくれるグループは大吉の生気(せいき)、同じグループは比和(ひわ)、自分がエネルギーを与えるグループは小吉の退気(たいき)、として吉方位の星と見ます。

たとえば二黒土星でしたら、土にエネルギーを与えてくれる火のグループにある九紫火星は大吉の生気であり、同じ土のグループにある八白土星は中吉の比和、土がエネルギーを与える金のグループに属している六白金星と七赤金星は大気の小吉の星として見ます。

3、そこから凶方位を外して残ったのが吉方位となります。

ただし年盤・月盤上で五黄土星が巡っている方位は五黄殺、五黄殺の反対側は暗剣殺、自分の星が巡っている方位は本命殺、自分の星の反対側は本命的殺としてみます。

しかしこれでは自分の生まれた年だけの本命星の要素で見ているので、当たる時は当たるのですが当たらない時には当たらないのです。もっと精度を高めるには、年の要素のほかに、月、日、時間の要素まで見る必要があります。

私の意見としては、九星気学は五黄殺、暗剣殺、破れなどの象意としてよくない凶方位として見ていますので、吉方位効果は出にくいのですが、もしこれらの凶方位を侵してしまった場合の判断としてはよく当たります。

たとえば五黄殺や暗剣殺に行ったときには凶作用が出てくる、といったことに関してはよく当たります。しかし本命星だけで見て選んだ吉方位に行ってもあまりいい事は出てこない、などです。

本当はこれも、吉凶に関しては十干十二支で見た方が整合性が取れた結果が見えてきます。

そうすれば凶方位を除外した中で残っている吉方位も探し出す事が出来ますし、凶方位にもしどうしても行かなければならないときにもその凶意が軽い時期や、複数あった場合はまだ凶作用が少ない方位というのも分析する事が出来ます。

そして実際に方位の出方を検証してみると、行った方位に巡っていた九星は現象面として出てきやすいです。

例えば九紫火星が坤宮(西南)に巡っていた場合、などです。


自分自身の今の九星気学に対する考え方


一部奇門遁甲家や、そもそも一般的ではなく占い業界全体、詳しい人や今まで九星気学を一生懸命やってきた人たちの意見の大勢としては、「九星気学は当たらない」「良い効果は出ないが悪いことだけは当たる」「迷信」「年だけの非常に大雑把な要素で吉方位を出すというのはもぐり」「教えている人は無責任すぎる」などという厳しい意見を言う人までいます。

また、そもそも九星気学で鑑定したり知識を教えている占いの先生の中には、九星気学では吉方位は見ないという人もいれば、旅行はいいけれども引越しは鑑定してはいけない、という流派もあります。

これはみな、別な角度から同じこと、つまり九星だけで吉方位を見るのは穴があるというか、抜け落ちている視点があるということを物語っているのだと思います。

私から見れば、吉方位による運勢の改善を一番の特徴として訴えている九星気学で、あえて引越しの方位などを見ないと言っている流派はむしろ健全、良心的とさえいえます。

なぜなら旅行ならまだしも、引っ越しなどをしてしまった場合、十干十二支から見てもし凶方位だった場合は数ヶ月~数年単位で凶意が出続けることになり、むしろお客様を苦しめて劫を積んでしまい、それが廻りめぐって鑑定者にも返ってきてみなが不幸になってしまうからです。

結局は不完全な鑑定をもしした場合には、天の法則により鑑定した人自身に病気や怪我、精神的不調などの現象となって返ってくる可能性があるというわけで、実際に九星気学だけで方位鑑定をしていた人の中にはある時期、それを感じているのか急に鑑定を辞めてしまう人や流派などもあります。

ではなぜここまで九星気学が広まったのか?そもそも九星気学はあるのかないのか?という観点からさかのぼって考えていきますと、私の現在の意見としては、九星気学は間違いなくある!と断言します。

しかしそれは吉凶に関して判別するものではなく、行った方位の「象意=出て来る現象の形」として出て来るものなのです。そしてその確かに出てくる象意が自分の命式にとって吉か凶かは「干支=十干十二支」を観ないと分からない、吉方位効果として出てきたのは確率的に1/10くらいの偶然性にもよる、とそういうことなのです。

そして干支の観点から方位を見ていくときにも、確かに年盤と自分の生まれた年の星との相性は強く出てきます。しかし年だけではありません。それも含めた月や日、さらには時間の要素まで総合して観ていって、全体のバランスを取るのに最も良い気は何か?ということまで含めて吉方位を決定していかないとなかなか効果は感じにくいのです。

先天運鑑定に関しても同様です。よりその人の内面に入っていくために日命星や傾斜宮まで見ていきます。方位の吉凶は干支で見て、それがどんな現象として出て来やすいかは、傾斜宮と廻座した九星の両方を見て判断します。

ですので結論としては、九星気学は確かにあると言えます。しかしそれは正確にはどんな風にかと言いますと、行き先の方位に廻っている九星が例えば一白水星だったらその象意、二黒土星だったらこういった象意、六白金星だったらまたしかり、という風にして観るということです。

その際には九星としての凶意である、五黄殺、暗剣殺、破れは外して観るのが良いということでもあります。

この出てくる現象=象意が自分の命式に合うか合わないかは命式の四柱八字の干支で吉凶は判断するということなのです。

たとえば足りないところを満たす干支がその九星の奥には含まれていて良い働きをするか、それとも多すぎるところをますます多くしてバランスを傾けてしまいよくない働きをするか、という風にです。

 

方位とその年のベースの運勢・・・年の要素(運命を形作る土台で見る。)

運勢を見るとき・・・日の要素(自分を中心に、ピラミッド状に下から年、月、日、そして時間)

年の要素は間違いなくありますが、それを運命を観ることに応用していく場合、月や日や時間の要素までも加味していかないと本当の方位の吉凶は出せないということです。

ここまで述べてきたように実際の鑑定の事例でも、行き先の九星が自分の本命星にとって吉でも、中身の干支が凶であれば実際に行った後にも凶作用が出て来るということは間違いなくありました。

あと現時点での私の考えとしては、九星気学で先天運を鑑定する際には、日命星(生まれた日の九星)が同会している盤上の星が吉か凶か、どの宮に同会しているかでその年の傾向を見るのが正しいのではないかと思っています。

あたかも四柱推命やその他の精密な占術が、生まれた日を起点としてその他の年・月・時間の五行バランスを観るように。

四柱推命も徐子平の時代にそれまでの年柱から見る視点から、日柱より見る視点に変わり劇的に精度が増したように、九星気学も今後 格段に進歩する可能性を秘めているのかもしれません。

今回まずここではその可能性があるということに触れるにとどめ、また機会を改めて書くべき内容が溜まってきた時点でホームページか本かいずれかの媒体で出して行きたいと思っています。

その日に行った場所で感じた象意で、巡っている九星を推測することも出来る

ここでは特に自分がその日に行く方位を調べていなくても、実際そこに行ったときに起きてきた現象で、いま巡っている九星を逆算して知ることが出来るということについてお話します。

ここまで九星気学の使い方は、吉凶よりもどんな「現象」として物事が起きてきたかということを観る方面の方が優れている、ということについて述べてきました。

たとえば「象意」を見るとはどんなことかといいますと、九星それぞれの特徴が行ったその方位で出て来やすい、ということです。

これに関しては、私自身のこれまでの十数年の経験から観て間違いなく九星気学の大きな優れた特徴であると感じています。

象意が実在する例として、皆様もこんな事があると感じた事があるかもしれません。

例えば今日この方位に来たのだが非常に落ち着かず騒々しかったりとか(三碧木星)、あるいは派手さはないけれども細かいところを丁寧にケアしてくれるお店に入った(二黒土星)、自分よりも社会的ステータスが高い人から誘われて会食する機会に恵まれた(六白金星)といった時などにその九星の存在を感じるはずです。(ただしここで述べた例はあくまで典型的なもので、実際には定位と回座した九星との関数的相乗効果により、また滞在した時間にもより日盤や時盤の影響の強さなどにもより出方の比率は変わってきます。)

しかしここでは九星気学のえもいわれぬ不思議な魅力と、その現実面にきめ細やかに活用できる幅の広さをお伝えできればと思います。九星は吉凶ではなく象意を見るのにはものすごく当たりますし また役立つものですのでそういった形で応用し、干支の吉凶と絡めて行くべき方位や時期を選択して活用できれば最高と考えます。

また別な一例で言えば、なぜか最近ある食べ物を自然と好むようになったというとき、それがカレーライスだった場合は九紫火星の影響が強い時期だったり、またもし数の子や丼物を食べているなぁと思ったら月盤の中宮が八白土星や二黒土星に切り替わった時期だったり、八白土星が廻座した方位に先月旅行に行っていたなぁなどという事があります。

また九紫火星が西北に廻座した方位に旅行に行った翌月に美男美女との出会いがあったが、セレブだったのでプライドも高くてちょっとつんけんしていた、などという風にも出てきます。

本当にこれは影響が現実に近い形で出てくるので、今の自分に起きてきている現象から逆算して、いまの九星での運勢の影響を推測することも可能なのです。

ちなみに2016年の正月前後の私は無性に数の子を食べたくなってきていたので、もしかして今後 八白土星=変化 の象意が大きく訪れる前触れなのかもしれません。

過去にも、なぜか麺類を無性に食べたくなってそればっかり摂っていた時には四緑木星の象意が出てきていましたし(恋愛・結婚運)、カレーライスばっかりを食べたかった時は九紫火星の象意(学問・芸術方面にものすごく興味が出てきて勉強し始めたり、その反面周りとはいざこざを起こしたりケンカっ早くもなっていた)といった現象が出てきていました。

これはあくまで私自身の卑近なほんの一例でしたが、そのように九星とはこれから起きて来る象意を見るのには非常に役に立ったり、または過去に行った方位で採ったエネルギーがその後どの様な形で出て来るのか、を見るにはとても役に立ちます。

その象意が吉か凶かは、自分の命式を分析してどの十干十二支が吉か、採った方位の九星の奥に隠されている干支が良かったか悪かったか、を分析するということなのです。(五黄殺、暗剣殺、破れは凶ですので吉方位を探す場合は常に除きます)

そして未来に採る方位も、その十干・十二支・九星がいずれの次元の気としても自分の求める目的に合致していた時に、大きく「真の吉方位」効果として身の周りに現れてきて、結果的に幸せになるのです。

ただし単に吉方位を採って幸せになっただけでは一時的なもので終わってしまいますので、その幸せを如何に身の周りの人たちや社会、世の中のために還元していくかということに結びつけられた時に、また次に吉方位を採ったときにさらに効果も出てきて、幸せの良循環の輪が構築されるのです。