十干十二支気学『超・入門編』に入っていく前に

十干十二支気学とは・・・?

十干十二支で出来ること・・・先天運分析の要素

十干十二支で出来ること・・・後天的開運の要素

これまでの方位学との相違点の実例 ①~③

実例④~⑥ 人はその大運の運勢に引き寄せられるように、同じ干支が廻座した方位に行く

定位の三合法と、廻座する星で採る三合法との違い

四柱推命は確かによく当たるが決して宿命論ではなく、むしろ今ある占いの中でも最大の開運法

昔は四柱推命も、九星気学のように年の要素で見ていた

現在の発展途上の九星気学では、まずは良いことよりも悪いことの方が正確に分かる

 

 

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ちょっとお高いですが占い師として、または過去や未来の干支がどう方位に廻座しているのかを知りたい方には必須の暦となっています。

九星しか廻座していない暦よりも、これからお求めになる方はこちらを購入されることをお勧めいたします。

 

十干十二支気学『超・入門編』に入っていく前に

幸せを手に入れるための法則とは?

 

人はどうすればお金を手に入れたり、恋愛や結婚で幸せになれるのか?自分と魂のタイプが似た人のまねをすると成功しやすいが、似ていない人のまねをしてもあこがれだけで終わってしまう。そういうことに気付けるかどうか?ということをここでは述べていきたいと思います。

成功を収めたい人は? → たとえばお金を手に入れたい
プライベート的に幸せになりたい人は? 良い恋愛・結婚がしたい、など。

そう思っている方がほとんどだと思います。というか、思わない人はあんまりいないかもしれません。

たしかにそれが通過点か最終目標かは別として、「目標や目的」はまずそこで良いと思います。なぜならその欲望をモチベーションとして頑張って行くエネルギーとすることが出来るからです。こういった欲自体は仏教でも肯定されています。

ではそれをどうやって善用して、目標を達成していけば良いのでしょうか?

次はその「手段」が問われてきます。

たとえば本屋に行ってそういった成功本とかキラキラ女子がこうすれば美人になれる、的に書いた本を買っても、成功するとは限りません。本屋にはそういったハウツー本が山のように置かれています。

社会で大成功をしたい人の場合、スティーブ・ジョブズの本を買ったりスピーチを聞いたとします。

もちろんそれは素晴らしいですし、人の心を感動させます。

しかしだからと言ってそれをそのまま真似しようとしても、そういった人が成功するのはほぼ無理です。

なぜなら当たり前のことを言うようですが、スティーブ・ジョブズが成功したのはつらい失敗や成功を繰り返したうえで、「自分の命式に合ったやり方」をしたからなのです。

天才には天才のやり方があるのです。

いわば、もしあなたがスティーブ・ジョブズと同じ元々の天賦の才能を持っているのであれば同じやり方をしてもうまくいくでしょう。

しかしもし違うのであれば、自分のタイプ、持って生まれた命式に合ったやりかたを見つけて、本来の素質を最大限に活かすやり方を見つけてそれを実行していったとき、自分らしさを発揮できて独自の魅力を発揮してその結果成功していけるのです。

人は皆、人相や手相が違うように命式も違います。たとえ生年月日が同じでも生まれたあとの心がけや生き方で後天運が変わり、その結果 運命も変わってきます。

つまりいま成功している人の表面だけを見て、その外見からのやり方だけを真似してもチグハグになるだけなのです。

書店に「私はこうして幸せになった」などいっぱい置いてある成功本に書かれていることは、その人の命式に合ったやり方を試行錯誤して苦労をして体で学んできたうえで見つけ出し、それを運気の追い風も含めて実行してきたから成功したということなのです。

そのように、内面を観ずに外面だけを追い求めても自分には応用できず、結果同じような成功は手に出来ません。

もし成功するために他者から学び真似をするのであれば「自分に命式が似た人」の真似をすると良いでしょう。

よくゴルフでは自分に体形の似た人のスウィングを真似すると良いと言われています。

痩せてすらっとした人は同じような体形のプロの人から。たとえばドッシリ型、ずんぐりむっくりタイプの人は同じような体形の人から、という風にです。

そうでないと腰や腕の力の使い方や身体の回し方も全然違うので、表面だけ真似していても結局はチグハグになってうまくボールが打てなくなってしまうだけです。

そのように自分に合った体の使い方をしなければゴルフのスウィングも上達しなければ、スコアも伸びません。

テニスのスウィングも同様です。

人生で言うと、自分と命式が全く違う人からの言葉をただ実行しても、それは身に付かず結局ほとんど変わりません。むしろ自分らしさがなくなってしまって、これなら自分の思った通りにやった方が良い、とさえ思うかもしれません。

つまり成功者の表面だけ追い求めてもあまり意味はなく、夢や憧れとして追い求めるのと、その人が自分の力がつくことを学べる師かどうかということは違うのです。

では自分に最も合う人とは?どんな人が自分と似ていたり、または相性が良いのか?

というのはよく当たる占い、それも精密な命理学と言われている占術などで誕生日から命式を調べるのが一番早いです。

こういった持って生まれた傾向やどうすれば成功しやすいのかということを観るために十干十二支気学を使うこともできます。

その奥深い根本を分析することから始めて、自分を最もよくプロデュースしていくためにはどういう考え方をすると良いか、またこれをどう行動に結びつけて良い現象を引き寄せていくと良いかという視点で「真の吉方位」を使うのが一番良いのです。

ここが分からずに外側だけを追い求めたり、あまり人生の本義に関係ない御利益主義の吉方位だけを求めていくと一時的には良くなっても、結局は自分の人生の目的は何か?ということを探すことを目的とする、迷える「エグザイル(流浪の民)」となってしまう可能性もあるのです。

 

十干十二支気学とは・・・?

 

 十干十二支気学とは・・・干支、つまり『十干と十二支』を活用して運勢を見て、なおかつこれをそのまま開運のために連動させて使うという占術です。

一番大きな効果があるのは吉方位採りですが、それと同時に魂が持って生まれた成長するための考え方や、巡りくる運勢に合わせた動き方の方向性なども連動しています。

また物事を始めるのに良い日に設定して未来を大きく切り開いて開運していくこともできます(起業・入籍日など)。

そのように構成としては2つの要素、つまり先天運鑑定と後天的開運法から成り立っています。

 

 

 

 

十干十二支で出来ること・・・先天運分析の要素

 

干支、つまり十干十二支が元々持って生まれた命式の中でどういった木・火・土・金・水の配合比率で含まれているかを分析して性格を観たり、いつどんな気が巡ってきて原命式上に変化を起こすかで運命の推移を分析します。

方法としては、持って生まれた年・月・日・時間のそれぞれの干支を出して(四×二=計八字)、その並びから性格や巡りくる運勢などを観ていきます。いわゆる四柱推命と言われている干支を使って分析していきます。
先天運分析の要素で分かることは?

今の自分の「性格の分析」と、今後はここをこう気を付けていくと命式のバランスが整い改善していけるという「開運のためのポイント」が分かります。

せっかくの長所を自分で気づかず良い環境に身を置くことが出来ていなかったり、本来持っている長所とは違った進路に激しく進んでしまっては、いくら吉方位を採っても川下から川上に向かって泳いで行くようなものでなかなか効果は出にくかったり、幸運をつかんで持って生まれた素質を花開かせることは出来ません。

自分で自分のことは意外と見えないものですが、そういう時は自分のことをよく知る親か、親友か、または深い部分を見ることのできる占いを鏡として見て行った方が実ははるかに自分を客観視できるのです。

人生上で「いつどのようなこと」がやって来て、「いつがチャンス」で「いつが気を付けなければいけない時期」かということが分かります。追い風が強い時には全力で進んでいく心構えが出来て、カーブを曲がる時には進路変更の心構えや準備をしてそれに備え、立ち止まるべき時には車体の点検や燃料を新たに積んで次の出発に備えることが出来るように、いわば「未来の天気予報」をして努力を最大限に、そして効率的に活かせる人生を歩んでいけます。

恋愛・結婚・仕事のパートナーとの「相性」を見たり、友人知人でどの人が自分と相性が良くて、どの人からは足を引っ張られそうかが分かります。

しかし一概に人との相性というのは良い悪い、吉か凶かで言い表されるものではありません。が、それでも干支の次元の木火土金水で見て行きますと総合的な相性が見えてきます。

たとえば一見気は合うんだけれどもお互いにバランスを崩した方に一緒に落ちて行きやすい相性もあれば、逆にちょっとぎくしゃくしがちなんだけれども結果的には1+1が3になるように建設的に物事を高め合っていける相性というものもあります。

一番良いのは表面的に気が合ってしかも結果的にも一緒に魂が成長していける相手だと思いますが、これらが複合的に混じり合っているのが多様な要素を持つ人間同士の相性というものですので、一概には対人関係というものは良い悪いとは言えない面もあります。どの分野に関しては良く、どの分野に関しては注意しなければいけないという風に多角的に観ていくスタンスで分析していくのが合っていると考えています。

 

十干十二支で出来ること・・・後天的開運の要素

 自分の中で直したい点や具体的に開運したいポイント、例えば恋愛・結婚運、家庭運、対人関係運、事業運、仕事・社会運、健康運など、つまり今後開運したい分野で補いたい気を吉方位で採っていくと現実面でも幸せなことが起きて開運していくという、「真の吉方位」を活用する方法が分かります。

・物事を始める時、結婚して入籍をする時や、事業を始めたり起業したりするときのスタートに良い時期が分かります。人の誕生日がまずそうなのですが、始まりの時点の運気はあとあとまで影響を及ぼしますので、最初のスタート時の運気を良いものに設定するかよくない時にするかは非常に社会で生きる上での重要な要素となってきます。

・開運するために身に付けるべき「色」が分かります。それを普段身に付ける衣服や財布、インテリアなどで活用し、よくない色は身の周りから避けるように心掛けることにより心を平安に保ち凶を避け、身の周りの環境面で追い風を吹かせることが出来ます。

・「体質」を改善するための食事や「漢方」で活用できます。例えば摂った方が良い「食材」やそうでないものなど、「食」にも薬膳や漢方、食材の選び方を通して陰陽五行説は活用できます。

これまでの占いでは、先天運鑑定と後天的開運法は全く違う分野のものとして扱われていました。例えば四柱推命は運勢を見るもの。九星気学は方位を見るものということで、両社は全く別なものという扱いで、時に今の運命を観る時に違った結果が出てきた時には「どちらが正しいんだ?」ということで論争になったり結局訳が分からなくなることもありました。

しかし今回出版した『十干十二支気学』の本の中でも書きましたが、『十干十二支』は実は先天運分析と後天的開運に等しく同じように働きかけているのです。

『十干十二支』の運勢と方位に関しての新しい連動性を発見し、この法則を使って詳しい先天運分析と、具体的で大きな効果がある後天的開運に活かしていこうというのが、今回私が世の中に発表し提案した『十干十二支気学』です。

特にこの日本人の生活の中にはとりわけ深く密着している「干支」は効果の点においてもっとも使い勝手が良いものです。これを深く理解したうえで日常の具体的行動面に使っていくと、単に運命を分析して知っただけではなく今後の人生の中で一生使える武器としていけて、しかも運勢をより良くしていくための追い風を吹かせることが出来、やって来る凶は可能な限り避けてチャンスをつかむ事もできます。

 

これまでの方位学との相違点の実例 ①~③


年盤・月盤主体の方位学・・・九星気学のみ。年と月の盤のサイクルで吉方位を見るので、当たればすごく吉効果が大きい。しかし効果があるかないかが当てにならないくらいの、吉効果が出る確率。

日盤・時盤主体の方位学・・・奇門遁甲、挨星法、納音や金函玉鏡など。2時間単位の時盤での吉方位を観る。干支も活用しているので九星だけで見る方位学よりは精度は高い。しかし時盤や日盤メインだと良くも悪くも効果はパッと出てパッと消えてしまうので人生を大きく変えるほどではなく、目先のご利益主義に意識が堕ちてしまう危険性もある。もし良い効果を持続させるのであれば、いつも今度はここ、次はあちらというように我々の意志とは関係なく方位に行動を縛られてしまうようになるのが難点。

結局、年盤・月盤主体で見る方位学は、九星気学しかありませんでした。ですので多少精度に問題があったとしても効果が出た場合には他のどの方位学よりも大きく効果が出て、しかも持続時間も長かったのです。

ここでこのたび世の中に提唱した十干十二支気学はどうなのかといいますと、

十干十二支気学・・・年盤・月盤で四柱推命による干支を活用。これにより精度が高く、持続時間も数か月~数年単位での吉効果を出すことが可能となりました。

九星気学だけでしか見ないで方位採りをしていると、不幸にしてその九星の方位採りと中身の十干十二支での本当の方位採りの方針がずれていた場合には、まれに一生懸命やればやるほど弊害が出て来ることもあります。

ここではそういったケースの、あくまで典型例としていくつか例を見ていきます。ただし実際にあった個人情報ですので多少星の力量が変わらない程度の変更をここでは加えていますが、起きたことはあくまでも事実に基づいています。

 

九星気学だけで見て方位採りをした結果、よくなかった例

 

 

 

 

 

 







九星気学では本命星九紫火星 四柱推命では日主木気の比劫大過

九星気学 大きな開運を狙うべく、九紫火星にとっては生気の関係で大吉の三碧木星や四緑木星、または東や東南の定位ばかりを採ってきていました

干支から見た方位採りの真実の姿 内格としての比劫が元々多い人は、それ以上増やしてしまうと比劫大過となり木気が多くなり過ぎたことにより九星で言うと本命殺的に体の具合が悪くなったり、自らの判断で失敗を呼び込んでしまうことにもなり、精神的にもウツに近い状態になってしまったということでした。

また別な比劫大過の例としては、九星の吉方位に行ったのだが(本命星七赤金星の方が癸卯が廻座している東南の二黒土星の方位へ旅行。)、結果的には元々多かった木気の比劫が大過しすぎてアトピーになったが、適度に木気を金剋木で抑える金気を採ったことによりアトピーはすぐになくなった、ということもありました。


 

九星気学では本命星一白水星 四柱推命では日主が木気の身弱

九星気学 一白水星にとっての相生の六白金星、七赤金星、または定位で西の方を大きく採ってきていたが、それほど良いことは起きてきていなかったり、むしろ忙しくなったり生活が大変になりすぎてかなりしんどくなってきていました。

干支から見た方位採りの真実の姿
四柱推命で大運を見ると、数年後に日主の木気を切り倒す金気が来てかなりの確率で病気になることが見えており、その大運を顕現させるため引き寄せられるかのように、一生懸命九星では吉方位に見える六白金星、七赤金星、または七赤の定位である西方面に恋愛・結婚面での開運を目的に吉方位採りに行っていました。

しかしやればやるほど官星大過の金剋木の働きが強くなり、元々水気の印星が強かったので周りからの守りや導きの要素で化殺してきてはいたが、やればやった分だけ却って忙しくなったり環境が大変になってきて相当疲労気味になってきていた。このまま気づかずにさらに一生懸命九星の金気または西方面を多く採っていたらまず間違いなく大運どおりに病気になっていました。

 

 

本命星二黒土星 四柱推命では日主が木気の身弱
九星気学で吉方位の八白土星が東に太歳で廻座しているときに東に引っ越し。吉方位に行ったということで大いに忙しくなり、また運気も上がりました。

干支から見た方位採りの真実の姿
その年の東に廻座していた干支は、丙戌 八白土星。自分に太陽の光が当たり脚光を浴びると同時に、財運を司る土気を強めることにもなり、さらにそれらを東の定位の木気が大歳で強力に後押ししていたので日主が充実し、真の吉方位採りとなりました。

 

実例④~⑥ 人はその大運の運勢に引き寄せられるように、同じ干支が廻座した方位に行く

引き続き、九星気学だけで見て方位採りをした結果、よくなかった例を見て行きます。


 

九星気学 本命星 九紫火星で、三碧木星が廻座した方位へ吉方位旅行。しかし起きてくることは状況が悪くなることばかり。

干支から見た方位採りの真実の姿 日主が火気で身弱。印星の木気や比劫の火気が来た時が開運期。
しかし旅行で行った東の三碧木星の方位は、干支では庚子が巡っていました。この方の命式中には、地支に亥や辰が含まれており、過去に大運で卯が来た時には命式にとって喜神の木気が東方合半会や三合木局半会で強まって、なおかつその時には大いに東への出張が入って大運の作用を強めて、運勢通りに絶好調の時期となってもいました。

しかし大運で子が巡ってきた時には、命式中の亥や辰は北方合半会や三合水局半会で水気が強まり、忌神の水気が日主の火気に対しては、官星大過の働きにより水剋火の作用により火を消してしまい、身の周りで大いに悩みが出て来ることとなった。これをさらに引き出す要因として、東に庚子 三碧木星が廻座しているときに吉方位旅行に行ったつもりだったが、廻座していた子の気の方が表面的には出てくるので、いくら定位がよくて凶意を目減りさせたとしてもますます水気を強めることには変わりなく、結局は大運通りになったということでした。

つまり吉方位採りの作用としては、本命星の九星の働きよりも吉凶に関しては干支の方が優先します。その象意として、声あれども形なし、とか忙しくなるが徒労に終わったり、周りから激しく圧迫されるような状況になったり、などという風に凶意の象意として三碧が出てきたということでした。

 

 

九星気学 本命星四緑木星 引っ越しで年盤 二黒土星 月盤 三碧木星が巡っている方位に引っ越し。九星では吉凶ナシ。
そのあと仕事運が極端に低下し、働いていたところもやめ、軽いうつのような状態になりその後も勤労意欲が湧かず、職については辞めたり続かずということで社会的が著しく低下。

干支から見た方位採りの真実の姿
命式では社会運を表す月干に壬がありました。そこに対して良くない働きをする己が年盤で巡っている方位への引越しということでした。いわゆる己土濁壬(きどだくじん)と言って、壬の知性溢れる活発な働きに対してそれを濁らせる快楽主義的な事や、意識が濁ったり目の前の低いところに向かうかのように、働く意識を濁らせる働き。それが象意としての二黒土星の働きを通して出てきて、いわゆる粘り強さや勤労意欲を低下させる働きで調子を崩して休職したり、ということになりました。

 

このように九星では本命星から見て吉方位だと思われる方に旅行や引越しに行ったとしても、吉凶は干支で見なければ分からず、九星では象意として出てくるのです。

 

 

九星気学 本命星 二黒土星 八白土星が廻座した南に引越し。
最初は社会的に目だって引き上げられたりしたが、そのあと泣かず飛ばずで、実力以下の環境で本来の能力を発揮できない状況が続き辛い時期を過ごした。

なぜかというと、南に引っ越した時の方位には年盤で戊戌 八白土星が廻座していました。本来は金気を強めないと他の要素に負けてしまうのですが、逆に土気が強く押し寄せてきたので土多埋金(どたまいきん)の作用により身弱になりなおかつ金の輝きが土に埋もれてしまい辛い時期となりました。

この方はのちに別な方位に引っ越して開運。南に八白土星が廻座していたときは象意でいうと温故知新、古いものの再利用、新しい発見ということだったので、そのときに入った会社では古紙やダンボールを活かした新商品を開発して、新たに引っ越して運気が強まった後にそれが開花して追い風を受けてその会社で爆発的なヒット商品を産み出しました。

 

定位の三合法と、廻座する星で採る三合法との違い

前回の実例④では命式上で起こったことだったのですが、ここでは多少関係することとして気学では有名な「三合法」について述べます。

よく三合法で吉方位を採ると効果が大きくなる、ということで方位採りの奥義的な位置付けとして「三合法」が言われていることがあります。

三合法とは四柱推命の十二支同士の結合の法則で、他には方合や支合、擬似三合、方合半会や三合半会などの法則性があり、逆に反発の法則としては冲、刑、支破、害などがあります。

これらは流派によっては採用するところとしないところもあり、また一部は迷信から出たものもありますのですべてが正しいというわけではありません。

しかし三合、方合、冲に関しては大きな作用を持つ法則の代表格として採用しているところが大勢を占めます。

これらを実際に方位採りに応用した時にはどうなるか、私なりの現在の結論はありますがすべてここで取り上げると本のように長くなりますので、ここでは最も有名な三合法について少し観てみます。


 

三合法とはのそれぞれの気を強める十二支の結合の働きです。

水気を強める働き ・・・ 三合水局  申 +  + 辰 (西南西 +  + 東南東) 愛情
木気を強める働き ・・・ 三合木局  亥 +  + 未 (北北西 +  + 南南西) 
火気を強める働き ・・・ 三合火局  寅 +  + 戌 (東北東 +  + 西北西) 名誉
金気を強める働き ・・・ 三合金局  巳 +  + 丑 (南南東 + 西 + 北北東) 

という組み合わせになります。

これらを吉方位採りでその定位に行くことによって、あるいは風水として静的に使うときは自宅で太極(中心)から見てその位置に張りを持たせることによって木・火・金・水の働きを強めるという使い方もあります。

 

 

たとえば方位の定位で採る三合法は3回吉方位に行かなければいけないのでその分の時間や費用など、手間的にもかなり大変なのに対し、命式中の星で足りない星を補って三合法を成立させるためにその星が廻座している方位に行くと、それで三合や方合の効果を出すことが出来ます。

というより元々その命式中に、大運や歳運で三合や方合が起きる星が廻ってきた時期には人生上で大きな変化が起こりやすいものです。

さらにこれをその廻り来る運勢で良い星があれば、これと同じ干支が廻座している方位に行くことによって、さらに相性の良い定位(北=水気、東=木気、南=火気、西=金気)に良い干支が廻座した時に行くとより一層効果は強まります。この「廻座している星の五行と定位を合わせて活用する」というのがこれまでの吉方位採りの中で得てきた、効果を大きく高めて使うためのエッセンスとなります。

さらにこれに加えてもう一つ強く思うようになってきたエッセンスとしては、やはり正支(せいし)は強いということです。

正支とは十二支のうちの子、卯、午、酉になり、これをどう定位や廻座する星で活用するかが吉方位採りのカギになると思っています。

これは本の中にも書いてあることと重複するのですが、十二支というのは「突き詰めれば十干」ですので、蔵干と言って十二支はある一定の十干をそれぞれの中に内包しているのですが、その中でも正支と言われている子、卯、午、酉は周りにどんな星が来てもブレる事がなく、それぞれ水、木、火、金など一つの気のみの蔵干で構成されているので、大運や歳運でどのような気が来ても水は水、火は火というように「絶対に」周りに影響されることがないのです。(詳しくは「十干十二支気学」四柱推命の章を参照)

むしろ辰や亥といった例えていうとどちらにもなり得るような、色々な気が多く混じっている十二支は子が来たら水気に、卯が来たら木気の要素になびきやすいので、その巡りくる運勢で絶対にブレない正支が来た時には命式中の木火金水の五行バランスは一気にその勢力に傾きやすいのです。

ですので私の今の考え方としては、定位で巳酉丑や亥卯未などのように3方向に行かなくても、つまり廻座している星は九星だけを見て干支を無視したやり方で定位の三合を採ろうとしなくても良いと考えています。

もしも命式の中に色々な蔵干の要素が混ざっている十二支、たとえば丑や辰、未や亥などが大半を占めるのであれば、正支で何が来るかで命式全体のエネルギーバランスは一気に変わってしまいやすくなりますので、吉方位で子、卯、午、酉などがもし喜神(相性の良い気)であった場合はそれが廻座している方位を採るか、あるいは定位の30度のエリア、北30度、東30度、南30度、西30度のいずれかに相性の良い星が廻ってきた時に大きく吉方位採りをした方がかえって、中身を見ないで定位だけで三合を採るため3か所に行かなくても吉方位効果を大きく引き出すことが出来ます。

これは方位的エリアでも同様のことが言え、四正四隅(しせいしぐう)の法則というものがあります。

たとえば北・東・南・西の各30度と東北・東南・西南・西北の各60度のエリアではどちらの力が強いのかといえば、30度の狭いエリアの方が強い、というものです。

 

 

東30度と東南60度の境目のエリアに行った場合、どちらの影響が強いのかと言いますと私自身は、東30度のエリアの方が多少東南60度のエリアの方まで影響がはみ出しているのではないか、と思っています。

たとえばハワイは厳密に地図上だけで言いますと、日本で住んでいる地域から見てホノルルのあるオアフ島とハワイ島では微妙にその間に境目の線があり、ハワイ島は東南に入っている、とも観て取れます。

しかし厳密にものすごく拡大してみれば確かにその通りなのですが、縮尺を地球規模にして見てみますとほとんどハワイ島も東の線上にかかっていますので、実際働いているエネルギーの強さや密度まで鑑みますとハワイ島も東の方徳効果が働いている、と私は観ています。

なぜならそれは実際に今までハワイ島に行かれた方々に聞いてみても、皆様大きく吉方位効果を感じてきていたからです。

そのように十二支の、特に正支と呼ばれる子、卯、午、酉は運勢的にも、そして方位的にも強いエネルギーを持っているというのがこれまでの私の実感として感じてきた考えです。

これをどう吉方位採りに活かすか、この正支が年盤・月盤上に廻座している時に吉方位としてエネルギーを採り、自分の命式中に大きな変化を起こすこと、そして定位でも北30度、東30度、南30度、西30度に良い星が廻ってきたときにどう活用するか、というところが突き詰めていけば方位採りの効果を大きく引き出せるかどうかの、とても重要な秘鍵であると今の私自身は考えています。

 

四柱推命は確かによく当たるが決して宿命論ではなく、むしろ今ある占いの中でも最大の開運法

 

上記の太陽の運行の図 太陽=社会・現実面、月=潜在意識・精神面 などというように、その占いをつかさどる惑星そのものから見えてくる得意分野があります。

今まではよく当たる占いほど、精緻に未来が見えるけれどもそれだけに変える方法がないということで宿命論に陥りがちでした。当たるけれども解決策がないのでむしろ見たくない、見ても見なくても同じだ、などと。しかしそれは古い時代の考え方で、よく予言も口に出せば変えられる可能性が出て来ると言いますが、占い鑑定でも同様で実は魂の性質や傾向、そしてどう生きていくと持ち味を最大限発揮できて成功するかという努力の方向性をしっかり分析できるほど、未来も変えられるチャンスが大きくなって来るものなのです。

これまでは四柱推命もその精密な占いの中の一つとして、未来は分かるが解決策はない占いの代表格と思われてきましたが、上記のような理由により実は全くそれは当てはまらないのです。

むしろ四柱推命は他の占いと比べても、太陽の運行を基にしているので現実面での解決策も最も多い占術であると喝破されたのは浅野太志先生です。

私はそのこれまでの古典的四柱推命とは一線を画した「浅野流 現代風四柱推命」を学び、この理論を方位学に応用して新しい法則性を発見し、理論的にまとめたものを著作本「十干十二支気学」として出版する事が出来ました。

なぜ四柱推命は現実面での解決策に強いかというと、元々太陽の運行を基にして作られているので社会運、または自分がどう動いていくかで現実的に開運し、命運を良くしていけるかという方向性を観ることがものすごく得意だからです。

これを吉方位採りに応用すれば、年の要素だけではなく、年・月・日・時間といった4つの要素から見えてきた命式の五行エネルギーの総合的バランスから、どの気をピンポイントで補えば他の周りの要素が全て活きてくるかといった「運命の調律ポイント」も精密に見えてくるので、結果的に大きく結果が出てきやすい吉方位採りの方針が分かるのです。

次の四柱推命の章では、その干支を活用した方位採りをするには欠かせない四柱推命について見ていきます。しかし本来ものすごく複雑で精緻で難解でもある占術ですので、深く見出せばきりがない世界でもあるのですが、あくまで吉方位採りに特化して簡潔に、そして分かりやすくポイントを見ていきます。

さらに奥深い内容を知りたい方は私の四柱推命の師である浅野太志先生のホームページか著書をご覧いただき、ぜひ鑑定や講義をお受けいただくことをお勧めいたします。

 

昔は四柱推命も、九星気学のように年の要素で見ていた

はるか昔は四柱推命も年の要素のみで見ていました。それを日干=日主 で観るように考えたのは宋の時代(960年~1279年)初めの、徐子平によるものでした。徐子平は四柱推命の生みの親とも言われている人物です。

そのときから他の西洋占星術などの精密な占いと同じように、生まれた日の要素から見るようになり極めて精密に、そして驚くほど当たる占いとしてさらにブラッシュアップされていくようになりました。

九星気学も今は生まれた年の本命星で観ていますが、いずれ生まれた日=日命星 からの視点で観る時が来るかもしれません。

というより笹木個人としては、先天運鑑定に関して日命星で見ることは鑑定でも検証し実際に個人的には使っていますが、本命星・月命星・日命星・年命傾斜宮、月命傾斜宮などの要素も含めて総合的に観るという視点の理論を、こちらもまたいずれ出していきたいとも考えています。

いずれにしても他の洋の東西のよく当たる占いと比べてみても、それらは全て生まれた日を起点としてる中で、九星気学だけは生まれた年を基準にして9つのカテゴリ分け(九星)のみで運勢や吉方位採りの方針を決定しているというのは多少大雑把すぎはしないか、当たる時は当たるかもしれないがいつも当たるとは限らず、吉方位を採った時も稀によくないことが出てきてしまう可能性も無きにしも非ず、ということを幅広く色々な事象を検証した上で発表したかったのです。

これも他ならぬ私自身が気学に並々ならぬ敬愛・思慕の念を抱いているからこそで、自分自身がこれまでものすごく助けられ人生をすくわれて気学・方位学の進歩にぜひとも貢献・寄与したいからこそ、こうして身の程を顧みず世界初、史上初の新しい考え方を世の中に提唱しているのです。

ですので現在私が方位採りの理論として活用している「十干十二支気学」は、生まれた年という一柱だけで観るものではなく年・月・日・時間の四柱で総合的に観てどの五行の要素が強いか?どこが足りないかを観て行き、最も必要と思われる「運命の調律ポイント」を観つけてそこに良いエネルギーを徹底的に大きく注いで大開運を導こうというものなのです。

 

現在の発展途上の九星気学では、まずは良いことよりも悪いことの方が正確に分かる

ですので現在の九星気学のように生まれた年=本命星だけで吉方位、つまり開運するための気を採っていこうというのは確率としてはかなり不確実であり、また半ば以上は偶然性にも左右されるということになります。

しかしだからと言ってまったく当たらないというわけではありません。

どちらかというと私は、今の九星気学では「悪いことの方がよく分かる」と思っています。

なぜなら五黄殺、暗剣殺、破れが「象意として」悪いのはこれまでの鑑定の実例で、実際に多くの方に起きてきたことを観ても確かに間違いないからです。

五黄殺・・・誰にとっても凶方位という位置づけ、自らじわじわと腐っていき災難を招くと言われる大凶方位です。

暗剣殺・・・五黄土星の巡っている方位の反対側の方位で、誰にとっても凶方位です。あたかも暗闇で剣で切りつけられるかのように突発的なトラブルに遭いやすいと言われる大凶方位です。

破れ・・・(歳破・月破・日破)… それぞれ年・月・日に巡っている十二支の反対側の方位を、「破れ(やぶれ)」と言って、「物事を建設的に進めるエネルギーが破れて上手くいきにくくなる」大凶方位と観ます。

ただし九星気学では確かに凶方位はこの通りに当たりますが、だからと言って凶方位を除いた中で残っているところから年盤・月盤合わせて「真の吉方位」に偶然当たる可能性は約1/10くらいだと私は思っています。

なぜなら九星以外の干支を見ないといけないのに、そういった視点は九星気学にはないのでそもそも探し出す事が出来ないからです。

それを観るのには年盤や月盤上を廻座している十干十二支を観て、更には相性の良い定位に良い星が廻座しているタイミングを探し、このピンポイントの時期にピンポイントの方位に行かないと真の吉方位効果は出てきにくい、と十干十二支気学では考えています。